カテゴリー「食い物・飲み物」の23件の記事

2007年8月10日 (金)

[nouse: マルトデキストリンの構造式?] 補足

英語版ウィキペディア「デキストリン構造式」
デキストリン (dextrin) にしろ、マルトデキストリン (maltodextrin) にしろ、その「構造式」に拘っても仕方がないと思うのだが (今の文脈では、「シクロデキストリン (cyclodextrin)」は、考慮していない)、乗りかかった船 ([nouse: マルトデキストリンの構造式?] 2007年7月8日 [日]) なので、補足しておく。

実は、デキストリンの「構造式」なるものは、英語版ウィキペディア (上図) とドイツ語版ウィキペディア (下図) とに掲げられている。

ただし、見て分かる通り、英語版ウィキペディアの方は、ブドウ糖/デキストロース/グルコース (glucose) 3分子が重合した例であり、一般形ではない。

ドイツ語版ウィキペディア「デキストリン構造式」

これに対し、ドイツ語版ウィキペディアの方は、不特定数 (n 個) のブドウ糖が 1 → 4 α D グルコシド結合した (直鎖) 重合体を表わしてはいる。勿論「(直鎖) デンプン分子と何処か違うのだ」と云うツッコミは簡単に入れられる訣だが、かと言って、デンプンとデキストリンとの境をなす厳格な n の値など誰も入れられるものもあるまい。

結局のところ、米国食品安全局 (US Food and Drug Administration) による連邦規則第21編第1章 (食品安全局) B (人間用の食品-承前) 第184部 (概ね安全であることが確認されている直接的食品成分) 第184.1444章 マルトデキストリン (Maltodextrin) にあるように、

(a) Maltodextrin ((C6H10O5)n, CAS Reg. No. 9050-36-6) is a nonsweet nutritive saccharide polymer that consists of D-glucose units linked primarily by [alpha]-1-4 bonds and that has a dextrose equivalent (D.E.) of less than 20. It is prepared as a white powder or concentrated solution by partial hydrolysis of corn starch, potato starch, or rice starch with safe and suitable acids and enzymes.
--FDA > CDRH > CFR Title 21 Database Search

(a) マルトデキストリン ((C6H10O5)n CAS 登録番号 9050-36-6) は、主として α-1-4 結合により結びついた D-グルコースを単位とする重合体であって、且つ、デキストロース当量 (D.E.) が20未満であるような甘味性のない食用の糖質を言う。マルトデキストリンは、コーンスターチ、ジャガイモ・デンプン、米デンプンを安全性のある適宜の酸や酵素で部分的に加水分解することで調製される白色の粉体又は高濃度の液体である。

とするのが、穏当なところだろう (なお、ヨーロッパ産のマルトデキストリンの原料は、通常小麦デンプンが使われる。このため、製品にグルテンが残る可能性があるので、自己免疫疾患 「セリアック病」患者及び関係者は注意しなければならない-英語版ウィキペディアによる)。

ただ、一応指摘しておくと、FDA 規則の示す (C6H10O5)n と、ウィキペディアの構造式は、原子数が一致しない。例えば、n=2 とすると、C12H20O10 となって、麦芽糖の C12H22O11 とは食い違う。構造式を論ずる以上、これは「極端な例」とは言えないだろう。第一「マルトデキストリン」の「マルト」の由来は「麦芽 (モルト)」である。

なぜこのようなことが起こるのかと言うと、FDA 規則の方は、グルコシド結合で弾き出される水酸基・水素基を、単純にグルコース1分子当たり水分子1個分と勘定しているだけで、グルコシド結合を起こさない両端の 1 及び 4 部位を考慮していないからだ。正確にはn個のグルコースが結合したデキストリンでは、(n-1) 個の水分子に相当する要素を減らす必要がある。これは、所謂「植木算」だ。(私は、上記のFDA 規則を最初に読んだ時、「アメリカ人は植木算を学校で教えないのかね」と思ってしまった。) もっとも、ネットを探してみたが、OH-(C6H10O5)n-H などと云うような記法は見つからなかったが...

ついでに書いておくと、以前英文版ウィキペディアで引用されていた FDA 規則の条文を、或るオッチョコチョイが「著作権のあるテキスト(copyrighted text) だから」と云う理屈で削除して、その元のテキストだと云う食品添加物オンライン・データベースへの外部リンクに切り替えてしまった(15:12, 6 August 2007)。米国連邦法規が、基本的には著作権の対象にならない (米国著作権法第105条) ことは、著作権に関する知識のイロハである。(法規を著作権からの除外しない場合に予想される社会的混乱を考えれば、こうした例外規定は、米国に限るようなものではないことが分かるだろう。例えば、日本では著作権法第13条参照。)しかも、問題の FDA 規則を読めば、冒頭に連邦規則だと明記してあるし、外部リンクを張ったデータベースの構成も、問題のウェブページが連邦規則を転記したものであることが分かるようになっている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年7月 8日 (日)

マルトデキストリンの構造式?

ときどき [maltodextrin (マルトデキストリン) 構造式] と云った類のキーフレーズで、このサイトを訪れる方がいらっしゃる。それを見ると、本当に大きなお世話だろうが、「一体、この人は、どの程度の情報を知りたがっているのだろう」と、首を傾げてしまうのだ。

変なサジェスチョンをすると、「そんな分かりきったことを調べているのではない」と叱られそうな気がする。その一方で、かなり初歩的なレベルで困っていらっしゃるのかも知れないと云う気もする。

最近も、そうした訪問者があった。勇を鼓して、変なサジェスチョンをしておこう。

まず話の土台を作るために、その物ずばりのタイトルであるドイツ語版ウィキペディア "Maltodextrin" (28. April 2007 um 14:38 Uhr) から少し訳出する:

Maltodextrin (Warenzeichen Maltrin) bezeichnet ein wasserlösliches Kohlenhydratgemisch, das durch Hydrolyse von Stärke (Poly-α-glucose) hergestellt wird (siehe modifizierte Stärke). Die Hydrolyse erfolgt teilweise durch Säure, teilweise auf enzymatischem Wege.
マルトデキストリン (商標名 "Maltrin") はデンプン (ポリ-α-グルコース) の加水分解により生産される水溶性炭水化物混合体のことである(ドイツ語版ウィキペディア "modifizierte Stärke" --化工デンプン-- の項を参照)。加水分解は、酸によって行なわれることも、酵素によって行なわれることもある。

Maltodextrin ist ein Gemisch aus Monomeren, Dimeren, Oligomeren und Polymeren der Glucose. Je nach Hydrolysegrad unterscheidet sich die prozentuale Zusammensetzung. Diese wird durch das Dextrose-Äquivalent beschrieben, das bei Maltodextrin zwischen 3 und 20 liegt.
マルトデキストリンは、グルコースの、モノマー、ダイマー、オリゴマーポリマーからなる混合物である。成分の割合は、加水分解の進み具合に応じて様様であるため、組成の記述にはデキストロース当量が用いられるが、その値は3乃至20である。

訳註:
1.「ダイマー」と「オリゴマー」との間に、「トリマー、...」を入れたくなるのだが、そのまま訳しておく。
2. デキストロース当量 (「ブドウ糖当量」とも謂う。或いは "DE" とも表記される。これは、英語 "Dextrose Equivalent" の略) とは、デンプンの加水分解物や糖が、同量のデキストロース(つまり「グルコース」、つまり「ブドウ糖」)の何%に相当する還元力を持っているかを示す値。従って、デンプンのデキストロース当量は0で、デキストロース(グルコース/ブドウ糖)のデキストロース当量は100になるのは当然だが、この他に例えばショ糖は非還元糖なのでは 0 になる。デキストロース当量は、デンプンの加水分解にあっては、還元糖までの分解がどの程度まで進んでいるかを示す目安になる。

Das Wort Maltodextrin leitet sich von Maltose und Dextrose ab: Maltose (= Malzzucker) ist das Dimer zweier Glucose-Moleküle, während Dextrose (= Glucose = Traubenzucker) ein Monomer darstellt.
マルトデキストリンと云う言葉は、マルトースとデキストロースに由来する。マルトース(麦芽糖)は、2個のグルコース分子のダイマーであるのに対し、デキストロース(つまりグルコース、つまりブドウ糖)は単糖である。

訳註:
1. "ab|leiten sich4 von et3": 「...に由来する」
2. この部分の記載に対して、私は眉に唾を付けざるをえない。字面を素直に読む限り、Maltodextrin は、麦芽(malt/モルト)中に形成される(のと同様な)デキストリンの意だろう。

Maltodextrin ist kaum süß und beinahe geschmacksneutral. Da es gerade noch wasserlöslich ist, wird es in der Diätetik eingesetzt, um Mahlzeiten mit Kohlenhydraten anzureichern. In Wasser bildet es eine klebende, trübe und viskose Masse.
マルトデキストリンには、殆ど甘味はなく、ほぼ無味である。水にはなんとか溶けるので、食事に炭水化物を補足する目的で、食餌療法において用いられる。水に溶けると、マルトデキストリンは、粘着性のある不透明な粘性な塊を形成する。

訳註:
1. "Diätetik" は「食餌療法」と訳しておいた。日本語の「ダイエット」は意味に偏りがありすぎるからである。

Maltodextrin hat die CAS-Nummer 9050-36-6.
マルトデキストリンの化学物質登録番号 (CAS Number) は9050-36-6である。

以上を読めば、お分かりになると思うが、「マルトデキストリン」の「化学物質」としての「立場」は、「ビミョー」なのだ。

まず、「マルトデキストリン」には、「デンプンの加水分解によって得られた」と云う製法依存の属性が付いている (つまり「マルトデキストリン」とは「デンプンの加水分解によって得られたデキストリン」と云うことだ)。従って、「マルトデキストリン」は化学的にはせいぜい「デキストリン」の下位概念にしかならないし、それどころか「工業的には意味があっても、化学的には独立した意味がない概念だ」と云う考え方もできるのだ。

その上、「デキストリン」そのものが、グルコースモノマーが基本になっているとは言え、様様な重合度の糖類が様様な割合で混合した一連の範囲の組成物の総称だから、議論によっては、構造式を云云すべきではないこともありうるだろう。

勿論、適用範囲に限界があることを十分念頭におくなら、英語版 Wikipedia の "Dextrin" の項 (あるいは、むしろ、Wikipedia が引用している "21 C.F.R. 184.1444 Maltodextrin") で示されているような、グルコース1分子から水1分子を落としたものを重合化したことを表わす ((C6H10O5)n が有用である場合もあるだろうけれども。

関連記事:
nouse: [nouse: マルトデキストリンの構造式?] 補足

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月27日 (水)

[詩経/小雅/谷風之什/信南山] 中の [菹]


[nouse: 韓国語版ウィキぺディア [김치 (キムチ)] 訳文] (2007年6月26日) 中の [語源と由来] に

キムチに関する最も古い文献は、約三千年前の中国における「詩経」であって、キュウリを使った蔬菜の塩漬けを意味すると推定される「菹(저)」と云う言葉が出てくる。

と云う箇所がある。どうやらそれは、小雅の [信南山] のことらしい。テキストを Wikisource から引用する(繁体版と簡体版):

詩經‧小雅‧谷風之什‧信南山
信彼南山,維禹甸之。
畇畇原隰,曾孫田之。
我疆我理,南東其畝。
上天同雲,雨雪雰雰。
益之以霢霂,既優既渥。
既霑既足,生我百穀。
疆埸翼翼,黍稷彧彧。
曾孫之穡,以為酒食。
畀我尸賓,壽考萬年。
中田有廬,疆埸有瓜。
是剝是菹,獻之皇祖。
曾孫壽考,受天之祜。
祭以清酒,從以騂牡,享于祖考。
執其鸞刀,以啟其毛,取其血膋。
是烝是享,苾苾芬芬。
祀事孔明,先祖是皇。
報以介福,萬壽無疆。
--詩經/信南山(繁体) - Wikisource

诗经‧小雅‧谷风之什‧信南山
信彼南山,维禹甸之。
畇畇原隰,曾孙田之。
我疆我理,南东其亩。
上天同云,雨雪雰雰。
益之以霡霂,既优既渥。
既霑既足,生我百谷。
疆埸翼翼,黍稷彧彧。
曾孙之穑,以为酒食。
畀我尸宾,寿考万年。
中田有庐,疆埸有瓜。
是剥是菹,献之皇祖。
曾孙寿考,受天之祜。
祭以清酒,从以骍牡,享于祖考。
执其鸾刀,以启其毛,取其血膋。
是烝是享,苾苾芬芬。
祀事孔明,先祖是皇。
报以介福,万寿无疆。
--詩經/信南山(簡体) - Wikisource

なお、「谷風(谷风)」を「穀風」に作るテキストもある([国風/邶] にも [谷風(谷风)] と云う一篇があるので注意。さらに [信南山] が収められている [穀風之什(谷風之什)] 中の冒頭にも「穀風」とも「谷風(谷风)」とも表記される一篇があり紛らわしい)。:

穀風之什·信南山 210
信彼南山,維禹甸之。
畇畇原隰,曾孫田之。
我疆我理,南東其畝。
上天同云,雨雪雰雰。
益之以霢霂,既優既渥,既沾既足,生我百穀。
疆埸翼翼,黍稷彧彧。
曾孫之穡,以為酒食。
畀我尸賓,壽考萬年。
中田有廬,疆埸有瓜,是剝是菹。
獻之皇祖,曾孫壽考,受天之祜。
祭以清酒,從以騂牡,享于祖考。
執其鸞刀,以啟其毛,取其血膋。
是烝是享,苾苾芬芬,祀事孔明。
先祖是皇,報以介福,萬壽無疆。
--詩經 卷五

眼目は、当然「中田有廬,疆埸有瓜。是剝是菹,獻之皇祖。(中田有庐,疆埸有瓜。是剥是菹,献之皇祖。)」なんだが、解釈が難しい。

[詩経] だから、注釈が汗牛充棟ただならぬものがあるだろうが、いっさい知らないので、以下適当にご託を並べておく(自宅の中を探せば、注釈付きのテキストが一、二出てくるとは思うのが、たしか以前も書いた事情で、家の中の何処にあるのかサッパリ分からない)。

「中田有廬」の「田」の一般的な語義は、所謂 [田] でも、[畑] でもありうるらしいが、ここでは、直前に「黍稷彧彧」とあるのだから、[キビ畑] だろう。しかし、私としては、つい [稲田] のイメージが沸いてくる。ここで連想しているのは、天智御製とされている「秋の田のかりほの庵の苫をあらみ我が衣手は露にぬれつつ」で、それを手掛かりに想像すると「中田有廬」も、見張りや収穫作業に都合の良い畑の中ほど、あるいは、「中央の畑」に仮小屋を作るような収穫(間近)の「秋」になったと云うことなのではなかろうか。、折しも、畦には瓜が実っている(「疆埸有瓜」)、その瓜をもいできて漬け物にし(「是剝是菹」)、ご先祖様にお供えしよう(「獻之皇祖」)と云うことだろう(ここで「皇」は、先代、特に亡くなった先代を示す言葉)。この後、詩は収穫を先祖に感謝する祭の描写に進む。

なお、どうでもいいことだが、[nouse: 南畝の由来] (2005年5月13日) で言及した [大田] は、[信南山] の2つ後にある([甫田之什] の2番目)。

ちなまれているのは:
nouse: 韓国語版ウィキぺディア [김치 (キムチ)] 訳文

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月26日 (火)

韓国語版ウィキぺディア [김치 (キムチ)] 訳文

以下は韓国語版ウィキペディア(위키백과) 中のキムチの項 [김치 最終更新 2007年6月20日23:17] の訳文であるただし、韓国語版でのカテゴリ等、編集上のタグは原文として採用していない)。なお、訳文部分の著作権は、原文と同様 [GNU Free Documentation License] に従う。

韓国語の語義に就いては、その大部分を [朝鮮語辞典] (1993年 東京 小学館・韓国 金星出版社 ISBN4-09-515701-1) に拠っている。

glossary は、基本的に、その場その場で当てはまりそうな語義を記録していったものに過ぎないから、説明・記法に統一が取れていないが、書き直す煩に耐えず、修正を放棄した。また、それ以前に、私の解釈そのものが間違っている可能性は改めて指摘するまでもなかろう。

実は、この glossary 作成方針を「適宜必要な物を」から、原稿チェックの段階で「基本として逐語的に」と変更し、重複を厭わずに書き足した(「基本として逐語的」の方が、後後の参照の為には便利だろうから、一度ぐらいはそうした物を作っても良かろうと思ったのだ)。しかし、そのために内容に混乱が生じた可能性が大きい。補正が必要ならば、しかるべく努力するつもりでいる。

一言付け加えておくなら、まだまだ改良の余地はあるとは言え、この [朝鮮語辞典] は十分使い物になる "a decent dictionary" であると云うのが私の感想である。

白菜キムチ

김치는 한국인들이 사시사철 즐겨 먹는 발효식품으로 근래에는 한국뿐 아니라 많은 나라로 수출되는 음식이다.
キムチは、韓国人が年間を通じて好んで食する発酵食品であって、最近では韓国以外の多くの国に輸出される食品である。

  • 김치:「キムチ」
  • 는:母音終わりの各種の語に付く助詞(子音終わりの語の場合は 은)。ここでは主題を表わす「...は」
  • 한국:「韓国」
  • 인:「人」
  • 들:(名詞・代名詞に付いて)複数を表わす語。
  • 이:子音終わりの体言・-ㅁ・-음に付く格助詞。ここでは主格を表わす「...が」、「...は」
  • 사시사철:사시「四時」+ 사철「四節」
  • 즐겨:즐기다 の連用形(즐기 + 어)。動詞を後続させて「好んで...する」
  • 먹다:「食べる」。
  • 는:現在連体形語尾。動詞・存在詞の語幹、尊敬補助語幹に付く。ㄹ語幹では語幹末のㄹが脱落する。
  • 발효식품:「発酵食品」
  • 으로:ㄹ 以外の子音で終わる体言に付く助詞。ここでは으로서の縮約形。「であって」
  • 근래:「近来」
  • 에는:「には」
  • 뿐 아니라:「であるのみならず」
  • 많다:「多い」。
  • 은:子音語幹に付く連体形語尾。形容詞語幹の場合は、現在時制を表わす。
  • 나라:「国」
  • 로:母音体言及びㄹで終わる体言につく。様様な意味を表わす助詞。ここでは方向を表わす「へ」
  • 수출:「輸出」。ちなみに、「輸」を「ユ」と読むのが日本における「慣用」であるのは良く知られている通り。だから「輸出」は本来の読みは「シュシュツ」であると云う [トリビア] がある。ただし、[三省堂新明解漢和辞典 第4版] では、「正しい音はシュスイ」と注意書がしてあって、ちょっと愉しくなる。「出す」と云う他動詞的としての語義に拘るなら、確かに「出」は「スイ」と読むべきなのだろう。「出納」の「スイ」である。
  • 되다:動作性名詞に付いて自動詞又は受動動詞を作る。
  • 음식:「食べ物」、「料理」
  • 이다:断定を表わす指定詞「...である」

고춧가루와 젓갈 등이 대표적인 조미료이며, 지방마다 특유의 김치와 젓갈등의 종류도 다르다.
粉トウガラシと塩辛等が代表的な調味料であり、地方地方で特有なキムチと塩辛等の種類も様ざまにある。

  • 고춧가루:「粉トウガラシ」。고추「トウガラシ」+ 가루「粉」。二つの単語の合成語にあっては、後半部の冒頭が平音であると、それが濃音化することがある。大韓民国で通用する記法では、この濃音化を表現するため、合成語の前半部末に 받침 がない場合、ㅅ-받침 が挿入される。 なお、[고추] は、「コチュジャン」の「コチュ」。
  • 와:列挙を示す助詞「...と」
  • 젓갈:「塩辛」
  • 등:依存名詞「...等」
  • 이:子音終わりの体言・-ㅁ・-음に付く格助詞。ここでは主格を表わす「...が」、「...は」
  • 대표:「代表」
  • -적인:「-的な」
  • 조미료:「調味料」
  • 이다:断定を表わす指定詞「...である」
  • 며:母音語幹・ㄹ語幹・尊敬補助語幹に付く接続語尾。母音体言の後では指定詞の語幹 이 が省略されることがある。二つ以上の動作や状態を並列する。「...して」、「...であって」、「...したり」
  • 지방:「地方」
  • 마다:助詞「ごとに」
  • 특유:「特有」
  • 의:助詞「の」
  • 김치:「キムチ」
  • 종류:「種類」
  • 도:添加の意味を表わす助詞
  • 다르다:「異なっている」


어원과 유래
語源と由来

(1)김치는 배추김치만을 일컫지 않는다. 역사적으로, 고려시대의 김치는 고춧가루나 젓갈을 쓰지 않았으며 오이지, 단무지 또한 재료가 배추도 아니고 고춧가루를 쓰지도 않는다. 오이지, 단무지, 짠지의 '-지'도 김치를 일컫는 말이다.
역사적으로는
:디히, 저 > 지
:침채 > 팀채 > 딤채
등의 어원을 생각할 수 있다.(1)
キムチとは、白菜キムチ(ペチュキムチ)のことだけを言うのではない。歴史的には、高麗時代のキムチは、粉トウガラシや塩辛は使用しておらず、キュウリの塩漬けや沢庵と同様、材料が白菜であったわけでもなく、粉トウガラシも使用していなかった。キュウリの塩漬け(오이지)、沢庵(단무지)、ダイコンの塩漬け(짠지)の "-지" もキムチを意味する言葉である。
歴史的には
:디히, 저 > 지
:침채 > 팀채 > 딤채
等の語源を考えることができる。

  • 어원:「語源」
  • 과:子音で終わる体言・語尾に付く。ここでは並列を表わす「...と」
  • 유래:「由来」
  • 김치:「キムチ」
  • 배추:「白菜」
  • 배추김치:「白菜キムチ(ペチュキムチ)」
  • 만:助詞。体言・副詞・助詞・語尾に付く。限定の「だけ」
  • 을:子音で終わる体言・-ㅁ(-음)に付く目的格助詞
  • 일컫다:「称する」
  • 지 않다:用言を否定する。
  • 역사:「歴史」
  • -적으로:「-的に」
  • 고려:「高麗」
  • 시대:「時代」
  • 고춧가루:「粉トウガラシ」
  • 나:列挙を表わす助詞「や」
  • 젓갈:「塩辛」
  • 쓰다:「使う」
  • -았-/-었-/-였-:用言の陽語幹/陰語幹/하다語幹に付く補助語幹。過去を表わす。
  • 으며:子音語幹・時制補助語幹に付く接続語尾。二つ以上の動作・状態の並列を表わす。
  • 오이지:「キュウリの塩漬け」(오이:「キュウリ」)
  • 단무지:「(日本の)沢庵」
  • 또한:副詞「同様」
  • 재료:「材料」
  • 가:主格を表わす格助詞。母音終わりの体言・助詞・語尾に付く。
  • 고:語幹及び補助語幹に付く接続語尾。並列や対照を表わす。도 아니고「...でもない」
  • 를:母音で終わる体言・助詞・語尾などに付く目的格助詞。
  • -지도:否定の表現と共に用いられて「...くも(ない)」、「...でも(ない)」、「...しも(しない)」
  • 는다:動詞の子音語幹に付く下称の終結語尾。
  • 짠지:「ダイコンの塩漬け」
  • 도:添加の意味を表わす助詞「...も」。
  • 는:現在連体形語尾。動詞・存在詞の語幹、尊敬補助語幹に付く。ㄹ語幹では語幹末のㄹが脱落する。
  • 말:「言葉」
  • 이다:断定を表わす指定詞「...である」
  • 역사:「歴史」
  • -적으로:「-的に」
  • 는:母音終わりの各種の語に付く助詞(子音終わりの語の場合は 은)。ここでは主題を表わす「...は」
  • 등:依存名詞「...等」
  • 의:助詞「の」
  • 생각하다:「考える」
  • -ㄹ (-을) 수 있다:「...(することが)できる」

訳註:
1. 本稿作成時点の最新版であるタイムスタンプ [2007年6月20日23:17] の記載では、上記引用部分「김치는 ...수 있다.」(「キムチとは、...考えることができる。」)が削除されているが、その直前のタイムスタンプ [2007年6月5日12:21] の版では残っていた。


김치에 대한 가장 오래된 문헌은 약 3천년 전의 중국 문헌 '시경(詩經)'이며, 오이를 이용한 채소절임을 뜻하는 것으로 추정되는 '저(菹)'라는 글자가 나온다.
キムチに関する最も古い文献は、約三千年前の中国における「詩経」であって、キュウリを使った蔬菜の塩漬けを意味すると推定される「菹(저)」と云う言葉が出てくる。

  • 김치:「キムチ」
  • 에 대한:「...に関する」。(에:助詞「...に」、「で」。대-하다:「対する」。ㄴ:連体形語尾)
  • 가장:副詞「最も」
  • 오래다:形容詞「長く経っている」
  • 되다:形容詞の語幹に付いて「...くなる」、「...になる」
  • -ㄹ:(動詞・계시다の語幹に付いて)過去時制を表わす「...(し)た...」
  • 문헌:「文献」
  • 은:子音で終わる各種の語に付く助詞。ここでは主題を表わす「...は」
  • 약:冠形詞「約」
  • 천년:「千年」
  • 전:「以前」
  • 중국:「中国」
  • 이다:断定を表わす指定詞「...である」
  • 며:母音語幹・ㄹ語幹・尊敬補助語幹に付く接続語尾。母音体言の後では指定詞の語幹 이 が省略されることがある。二つ以上の動作や状態を並列する。「...して」、「...であって」、「...したり」
  • 오이:「キュウリ」
  • 를:母音で終わる体言・助詞・語尾などに付く目的格助詞。
  • 이용:「利用」
  • 하다:動作性名詞に付いて動詞を作る接尾辞。
  • -ㄴ:母音語幹・ㄹ 語幹の ㄹ 脱落形・계시다 の語幹及び尊敬補助語幹に付く連体形語尾。動詞・보다디に付く時は過去時制を表わす。
  • 채소(菜蔬):「蔬菜」
  • 절이다:「漬ける」、「塩漬けにする」
  • -ㅁ을:「...であることを」、「...することを」。「すると」
  • 뜻하다:「意味する」
  • 는:動詞・存在詞の語幹及び尊敬補助語幹に付く現在連体形語尾。
  • 것:依存名詞。文全体を名詞化する。「こと」
  • 으로:(ㄹ 以外の子音で終わる体言に付く)様様な意味となる助詞。ここでは規定や決定の内容を表わす。「...に」、「...と」。「는 것으로」で「...すると」
  • 추정:「推定」
  • 되다:動作性名詞に付いて自動詞又は受動動詞を作る。
  • -라는:語尾。指定詞の語幹に付く引用文連体形語尾。母音体言の後では指定詞の語幹 이 が省略されることがある。
  • 글자:「文字」
  • 나모다:「出る」
  • -ㄴ다:動詞の母音語幹・ㄹ 語幹の ㄹ 脱落形・계시다 の語幹及び尊敬補助語幹に付く下称の終結語尾。動詞の子音語幹に付く時は -는다 になる。


조선 중종때의 '벽온방'에 "딤채국을 집안 사람이 다 먹어라." 하는 말이 나오는 것으로 보아 '저'를 우리말로 '딤채'라고 했음을 알 수 있다. 한편 국어학자 박갑수는 김치의 어원에 대해, '침채'가 '팀채'로 변하고 다시 '딤채'가 되었다가 구개음화하여 '김채', 다시 '김치'가 되었다고 설명한다. (2)침채란 소금 등의 양념에 채소(菜)를 절여 놓으면(沈) 수분이 빠지면서 김치의 모양이 되는 제조 과정에서 말미암은 이름이다.(2)
朝鮮中宗時代の「辟瘟方 (벽온방)」に「家のものは皆、ディムチェ (딤채) の汁を飲むようにしなさい」と云う文が出てくることから判断して、「菹(저)」は、我我の言葉における「ディムチェ (딤채)」であったことを知ることができる。一方、国語学者の 박갑수 は、キムチの語源に関して、「침채」が「팀채」に変化し、更に「딤채」となってから、更に口蓋化して「김채」に、更に「김치」になったと説明している。침채 とは食塩等からなるヤンニョム(合わせ調味料)で蔬菜(「菜(채)」)を漬けて(「沈(침)」して)おくと、水分が抜けていき、キムチの形をなすと云う製造過程に基づく名称である。

  • 조선:「朝鮮」
  • 중종:「中宗」
  • 때:「時代」
  • 의:助詞「の」
  • 벽온방:「辟瘟方」。李氏朝鮮第11代中宗年間の1518年(1517年とも)、儒学者 김안국(金安國)により刊行された医学書らしい。詳細は未確認。
  • 에:場所を示す「...に」、「...で」
  • 딤채:「ディムチェ」。上記を参照。「김치(キムチ)」の語源として措定されている語。
  • 국:「スープ」、「汁」。所謂「クッパ(국밥)」の「クッ」。
  • 집안:「身内の者」、「一族」、「家門」、「過程」、「家内」
  • 사람:「人」、「者」
  • 다:副詞「みんな」
  • 먹다:「食べる」、「飲む」
  • 아라/어라/여라: (陽語幹/陰語幹/하다語幹)の動詞・存在詞に付いて命令を表わす。
  • 하다:(平叙・疑問・命令・勧誘の引用形の後で)「と云う」、「と思う」。
  • 는:動詞・存在詞の語幹及び尊敬補助語幹に付く現在連体形語尾。
  • 말:「言葉」
  • 이:子音終わりの体言・-ㅁ・-음に付く格助詞。ここでは主格を表わす「...が」、「...は」
  • 나오다:「出る、「現われる」」
  • 것:依存名詞。文全体を名詞化する。「こと」
  • 으로:(ㄹ 以外の子音で終わる体言に付く)様様な意味となる助詞。ここでは根拠を表わす「...で」、「...から」。「는 것으로」で「...ることから」
  • 보다:「見る」、「判断する」
  • -아/-어/-여:連用形を作る接続語尾。それぞれ陽語幹/陰語幹/하다語幹に付く。
  • 우리:「我ら」、「我らの」
  • 로:母音体言及びㄹで終わる体言につく。様様な意味を表わす助詞。ここでは手段・方法・道具・行動の様式を表わす「で」
  • 라고:直接引用を表わす助詞「...と」。
  • 했: < 하(다) + 였
  • -았-/-었-/-였-:用言の陽語幹/陰語幹/하다語幹に付く補助語幹。過去を表わす。
  • -음을:「...であることを」
  • 말다:「分かる」、「知る」
  • -ㄹ (-을) 수 있다:「...(することが)できる」
  • 한편:「一方」。副詞的に用いられて「一方では」
  • 국어:「国語」
  • 학자:「学者」
  • 박갑수:人名 "Park Kap Soo." 現職かどうか確認は取れていないが、ソウル大学校教授に「朴甲洙」と云う方がいらした(いらっしゃる?)ようである。
  • 김치:「キムチ」
  • 어원:「語源」
  • 에 대해: < 에 대하여「...に就いて」、「...に関して」
  • 로:母音体言及びㄹで終わる体言につく。様様な意味を表わす助詞。ここでは変化を表わす「...に」
  • 변하다:「変わる」
  • 고:語幹及び補助語幹に付く接続語尾。母音体言の後では指定詞の語幹 이 が省略されることがある。後に続く動作の前に完了する動作を表わす「...(し)てから」、「...(し)て」
  • 다시:副詞「さらに」
  • 되다:(가[이] 되다, 로[으로] 되다 の形で)「...になる」
  • 다가:語尾。(過去の時制補助語幹に付いて)動作が完了した後に次の動作に移ることを示す。「...してから」、「...だったのが」
  • 구개음화:「口蓋化」
  • 하다:動作性名詞に付いて動詞を作る接尾辞。
  • 다고:形容詞・있다・없다の語幹及び尊敬・時制補助語幹に付く引用形語尾。
  • 설명:「説明」
  • -ㄴ다:動詞の母音語幹・ㄹ 語幹の ㄹ 脱落形・계시다 の語幹及び尊敬補助語幹に付く下称の終結語尾。動詞の子音語幹に付く時は -는다 になる。
  • 란:語尾。指定詞の語幹に付く。母音体言の後では指定詞の語幹 이 が省略されることがある。「と云うものは」、「とは」
  • 소금:「食塩」
  • 등:依存名詞「...等」
  • 양념:「ヤンニョム」、「合わせ調味料」
  • 절여:< 절이(다):「漬ける」、「塩漬けにする」+ 어
  • 놓다:補助動詞。(動詞の連用形に付いて準備的動作を表わす)「(...して)おく」
  • -으면:子音語幹・時制補助語幹に付く接続語尾。仮定を表わす。「...(する)と」、「...(なら)ば」、「...(すれ)ば」、「...(し)たら」
  • 수분:「水分」
  • 빠지다:「抜ける」
  • -면서:母音語幹・ㄹ 語幹・尊敬補助語幹に付く接続語尾。母音体言の後では指定詞の語幹 이 が省略されることがある。二つ以上の動作や状態が同時に存在することを表わす。「...(し)ながら」、「...(である)と同時に」
  • 모양:「形態」
  • 제조:「製造」
  • 과정:「過程」
  • 에서:助詞。理由を示す「...で」、「...によって」、「...から」
  • 말미암다:(-로[-으로] 말미암다 の形で)「...に基づく」
  • 이름:「名前」
  • 이다:断定を表わす指定詞「...である」

訳註:
2. 本稿作成時点の最新版であるタイムスタンプ [2007年6月20日23:17] の記載では、上記引用中「침채란...이름이다.」(「침채 とは...名称である。」)の部分が削除されているが、その直前のタイムスタンプ [2007年6月5日12:21] の版では残っていた。


종류
種類

배추김치
白菜キムチ (ペチュキムチ)

배추김치는 배추로 담는(3), 한국에서 가장 흔히 볼 수 있는 김치이다. 단위는 포기.
「白菜キムチ (ペチュキムチ)」は、白菜を入れてある、韓国では最も良く見ることができるキムチである。「株」が単位である。

  • 종류:「種類」
  • 배추:「白菜」
  • 김치:「キムチ」
  • 배추김치:「白菜キムチ(ペチュキムチ)」
  • 는:母音終わりの各種の語に付く助詞(子音終わりの語の場合は 은)。ここでは主題を表わす「...は」
  • 로:母音体言及びㄹで終わる体言につく。様様な意味を表わす助詞。方向を表わす「...へ」、「...に」。
  • 담다:「(器などに)入れる」
  • 는:動詞・存在詞の語幹及び尊敬補助語幹に付く現在連体形語尾。
  • 한국:「韓国」
  • 에서:助詞。動作が行なわれる場所を表わす「...で」。場所の起点を示す「...から」、「...より」。
  • 흔히:副詞「良く」
  • 보다:「見る」
  • -ㄹ (-을) 수 있다:「...(することが)できる」
  • 이다:断定を表わす指定詞「...である」
  • 단위:「単位」
  • 포기:「株」

訳註:
3.「(배추)로 담는」の解釈は、やや難しい。[朝鮮語辞典] には、このコロケーションは採集されていないようだ。助詞「로」や動詞「담다」の語義から素直にはで出て来ないのだが、ここでは「(白菜)を入れた」と解釈してある。つまり、「(ヤンニョムを白菜に)入れ込んだ」とは解釈していない。実は、後で「무로 담는 김치」と云う表現が出てくるが、「(ヤンニョムを)ダイコンに入れ込んだ」では文脈に載らないことは注意してよいだろう。

맛김치는 배추를 7~11cm 크기로 잘게 자른 후 소금에 절였다가 헹군 후,고춧가루와 젓갈등으로 버무린 김치. 바로 먹기 위한 김치로서 한국의 사시사철을 대표하는 김치이다.
「味キムチ(맛김치)」は、白菜を7-12cm の大きさに程よく切った後、食塩で漬け、漬かったら濯ぎ、その後で粉トウガラシ・塩辛等と混ぜ合わせたキムチ。すぐに食べるためのキムチとして、韓国の日常を代表するキムチである。

  • 맛:「味」
  • 김치:「キムチ」
  • 는:母音終わりの各種の語に付く助詞(子音終わりの語の場合は 은)。ここでは主題を表わす「...は」
  • 배추:「白菜」
  • 를:母音で終わる体言・助詞・語尾などに付く目的格助詞。
  • 크기:「大きさ」
  • 로:母音体言及びㄹで終わる体言につく。様様な意味を表わす助詞。分類・分割や増減の程度を表わす「...に」
  • 잘:副詞「よく」、「上手に」、「正しく」、「見目好く」
  • 게:語尾。次に来る用言の内容または程度・目的を限定する。
  • 자르다:「切る」
  • -ㄴ:母音語幹・ㄹ 語幹の ㄹ 脱落形・계시다 の語幹及び尊敬補助語幹に付く連体形語尾。動詞・보다디に付く時は過去時制を表わす。
  • 후:(動詞の過去連体形に付けて)「...した後」
  • 소금:「食塩」
  • 에:助詞。道具・手段・材料を示す「...で」、「...に」
  • 절이다:「漬ける」、「塩漬けにする」
  • -았-/-었-/-였-:用言の陽語幹/陰語幹/하다語幹に付く補助語幹。過去を表わす。
  • 다가:語尾。(過去の時制補助語幹に付いて)動作が完了した後に次の動作に移ることを示す。「...してから」、「...だったのが」
  • 헹구다:「ゆすぐ」、「すすぐ」
  • 고춧가루:「粉トウガラシ」
  • 와:列挙を示す助詞「...と」
  • 젓갈:「塩辛」
  • 등:依存名詞「...等」
  • 으로:(ㄹ 以外の子音で終わる体言に付く)様様な意味となる助詞。ここでは手段・方法・道具・材料・原料・構成要素を表わす。
  • 버무리다:「混ぜる」、「混ぜ合わせる」
  • 바로:副詞「すぐに」
  • 먹다:「食べる」、「飲む」
  • 기 위한:「...するための」
  • 로서:母音及び ㄹ で終わる体言につく助詞。「...として」、「...であって」
  • 한국:「韓国」
  • 의:助詞「の」
  • 사시사철:사시「四時」+ 사철「四節」
  • 을:子音で終わる体言・-ㅁ(-음)に付く目的格助詞。
  • 대표:「代表」
  • 하다:動作性名詞に付いて動詞を作る接尾辞。
  • 는:動詞・存在詞の語幹及び尊敬補助語幹に付く現在連体形語尾。
  • 이다:断定を表わす指定詞「...である」

무로 담는 김치
ダイコンを入れたキムチ

깍두기는 무를 이용한 김치로, 무를 2~3cm의 크기로 정육면 깍둑썰기를 한 후에 소금에 절였다가 고춧가루와 젓갈등으로 버무려서 만든다. 찹쌀가루(4)로 풀을 쑤어 국물(5)을 걸죽하게 만드는 것이 특징으로 풀을 쑤어 놓게 되면 김치의 단맛이 좋아진다.마늘,생강등 많은 양념이 추가된다.
「カクテギ」はダイコンを使ったキムチであって、ダイコンを2-3㎝の大きさで賽の目切りした後、食塩で塩漬けしてから、粉トウガラシ・塩辛等と混ぜ合わせて作る。モチ米粉から糊を作るのだが、キムチ汁がドロドロになるのを目安にして、糊を作っておくならば、キムチに良い甘味がでる。ニンニク、ショウガ等、沢山のヤンニョムが追加される。

  • 무:「ダイコン」
  • 로 담는:本稿では、「...を入れた」と解釈している(上記「白菜キムチ (ペチュキムチ)」節の訳註3を参照)。
  • 김치:「キムチ」
  • 깍두기:「カクテギ」
  • 는:母音終わりの各種の語に付く助詞(子音終わりの語の場合は 은)。ここでは主題を表わす「...は」
  • 를:母音で終わる体言・助詞・語尾などに付く目的格助詞。
  • 이용:「利用」
  • 하다:動作性名詞に付いて動詞を作る接尾辞。
  • -ㄴ:母音語幹・ㄹ 語幹の ㄹ 脱落形・계시다 の語幹及び尊敬補助語幹に付く連体形語尾。動詞・보다디に付く時は過去時制を表わす。
  • 로:母音体言及びㄹで終わる体言につく。 様様な意味を表わす助詞。「であって」
  • 의:助詞「の」
  • 크기:「大きさ」
  • 로:母音体言及びㄹで終わる体言につく。様様な意味を表わす助詞。基準を表わす「で」
  • 정육면:「正六面」
  • 깍둑썰기:「角切り」
  • 후:(動詞の過去連体形に付けて)「...した後」
  • 소금:「食塩」
  • 에:助詞。道具・手段・材料を示す「...で」、「...に」
  • 절이다:「漬ける」、「塩漬けにする」
  • -았-/-었-/-였-:用言の陽語幹/陰語幹/하다語幹に付く補助語幹。過去を表わす。
  • 다가:語尾。(過去の時制補助語幹に付いて)動作が完了した後に次の動作に移ることを示す。「...してから」、「...だったのが」
  • 고춧가루:「粉トウガラシ」
  • 와:列挙を示す助詞「...と」
  • 젓갈:「塩辛」
  • 등:依存名詞「...等」
  • 으로:(ㄹ 以外の子音で終わる体言に付く)様様な意味となる助詞。ここでは手段・方法・道具・材料・原料・構成要素を表わす。
  • 버무리다:「混ぜる」、「混ぜ合わせる」
  • -어서:「...して」(陰語幹に付いていることに注意。陽語幹に付く場合は、-아서)
  • 만들다:「作る」。後に、語幹に -ㄴ다 が続くと、ㄹ が脱落する。
  • -ㄴ다:動詞の母音語幹・ㄹ 語幹の ㄹ 脱落形・계시다 の語幹及び尊敬補助語幹に付く下称の終結語尾。動詞の子音語幹に付く時は -는다 になる。
  • 찹쌀:「もち米」
  • 가루:「粉」
  • 로:母音体言及びㄹで終わる体言につく。様様な意味を表わす助詞。ここでは材料・原料・構成要素を表わす「...で」、「...から」
  • 풀(을) 쑤다:「糊を作る」
  • -아/-어/-여:連用形を作る接続語尾。それぞれ陽語幹/陰語幹/하다語幹に付く。
  • 국물:「(煮物・キムチなどの)汁」
  • 을:子音で終わる体言・-ㅁ(-음)に付く目的格助詞
  • 걸죽하다:「(液体が)非常に濃い」、「(液体が)どろどろしている」
  • 게:語尾。次に来る用言の内容または程度・目的を限定する。
  • 만들다:「作る」
  • 는:動詞・存在詞の語幹及び尊敬補助語幹に付く現在連体形語尾。
  • 것:依存名詞。文全体を名詞化する。「こと」
  • 이:子音終わりの体言・-ㅁ・-음に付く格助詞。ここでは主格を表わす「...が」、「...は」
  • 특징:「特徴」
  • 으로:(ㄹ 以外の子音で終わる体言に付く)様様な意味となる助詞。ここでは規定や決定の内容を表わす。「...に」、「...と」。
  • 놓다:「(して)おく」
  • 게 되다:動詞の語幹に付いて「...し始める」、「...するようになる」
  • 면:母音語幹・ㄹ語幹・尊敬補助語幹に付く接続語尾。母音体言の後では指定詞の語幹 이 が省略されることがある。仮定を表わす「...(する)と」、「...(なら)ば」、「...(すれ)ば」、「...(した)ら」
  • 단맛:「甘味」
  • 좋아지다:「良くなる」
  • 마늘:「ニンニク」
  • 생강:「ショウガ」
  • 많다:「多い」
  • 은:子音語幹に付く連体形語尾。形容詞語幹の場合は、現在時制を表わす。
  • 양념:「ヤンニョム」、「合わせ調味料」
  • 추가:「追加」
  • 되다:動作性名詞に付いて自動詞又は受動動詞を作る。

訳註:
4.「찹쌀가루」が「白玉粉」と訳しうるものであるかどうかは未確認なので、「モチ米粉」としておく。なお、この「찹쌀가루」以降の原意がヤヤ取りづらいのだが、一応それらしい訳を当てておく。
5. 국물 は一応「キムチ汁」と訳してあるが、実は、若干の違和感がある。単純にキムチの熟成がある程度進んで形成される漬け物の汁と解釈して大体は当てはまりそうなのだが、次に出てくる「ヨルムキムチ(間引き菜キムチ)」では、野菜(間引き菜ダイコン)に注がれる段階で既に「국물」と呼ばれている。これが、[調味液] を指すのか、あるいは、別のキムチから発酵液を持ってくるのか確認できなかった。


열무김치는 열무를 이용해 담그는 김치로 무와 함께 무청도 함께 쓰이는 김치이다. 열무를 소금에 절였다가 헹구어 낸 후에 찹쌀풀로 버무려 열무 특유의 떫은 맛을 제거한 후에 고추장 등과 버무리고 국물(5)을 부어 맛을 내는 김치이다.주로 배추가 잘 나지 않는 여름철 배추김치 대체용으로 많이들 찾는다.시원하게 재워놓은 열무김치에 국수를 말아 먹으면 맛있다.
「ヨルムキムチ(間引き菜キムチ)」は、ダイコンの間引き菜を使って漬けるキムチで、ダイコンと共にダイコンの葉と茎も一緒に用いられるキムチである。間引き菜を食塩で漬けてから濯ぎ、取り出した後、モチ米粉で作った糊と混ぜ合わせ、間引き菜独特の渋味を除去した後、コチュジャン等と混ぜ、キムチ汁を注いで味付けをしたキムチである。主に白菜があまり出回らない夏期、白菜キムチ(ペチュキムチ)の代用品として、多くの人々が欲しがる。涼しくして寝かせておいたヨルムキムチに、麺を混ぜて食べると美味しい。

  • 열무:「幼いダイコン」。葉ごとキムチの材料にする。「무」と「ダイコン」とが同一品種/等価であるのか、「間引き」のタイミングは同じぐらいなのか、そもそも、「間引き菜」はともかくも、열무 は「間引き」によって収穫されるのかなどと考え出したらキリがないのだが、いかんせん浅学な私の承知するところではない。しかし、とりあえず「間引き菜」と訳しておく。
  • 김치:「キムチ」
  • 는:母音終わりの各種の語に付く助詞(子音終わりの語の場合は 은)。ここでは主題を表わす「...は」
  • 를:母音で終わる体言・助詞・語尾などに付く目的格助詞。
  • 이용:「利用」
  • 하다:動作性名詞に付いて動詞を作る接尾辞。
  • -아/-어/-여:連用形を作る接続語尾。それぞれ陽語幹/陰語幹/하다語幹に付く。
  • 담그다:「漬ける」
  • 는:動詞・存在詞の語幹及び尊敬補助語幹に付く現在連体形語尾。
  • 로:母音体言及びㄹで終わる体言につく。 様様な意味を表わす助詞。「であって」
  • 와:列挙を示す助詞「...と」
  • 함께:副詞「ともに」
  • 무청:「ダイコンの葉と茎」
  • 도:添加の意味を表わす助詞。
  • 쓰이다:「用いられる」
  • 이다:断定を表わす指定詞「...である」
  • 소금:「食塩」
  • 에:助詞。道具・手段・材料を示す「...で」、「...に」
  • 절이다:「漬ける」、「塩漬けにする」
  • -았-/-었-/-였-:用言の陽語幹/陰語幹/하다語幹に付く補助語幹。過去を表わす。
  • 다가:語尾。(過去の時制補助語幹に付いて)動作が完了した後に次の動作に移ることを示す。「...してから」、「...だったのが」
  • 헹구다:「ゆすぐ」、「すすぐ」
  • 내다:「出す」、「生じさせる」
  • -ㄴ:母音語幹・ㄹ 語幹の ㄹ 脱落形・계시다 の語幹及び尊敬補助語幹に付く連体形語尾。動詞・보다디に付く時は過去時制を表わす。
  • 후:(動詞の過去連体形に付けて)「...した後」
  • 에:助詞。時・期間を示す「...に」、「...で」
  • 찹쌀:「モチ米」
  • 풀:「糊」
  • 로:母音体言及びㄹで終わる体言につく。 様様な意味を表わす助詞。手段・方法・道具・材料・原料・構成要素を表わす。
  • 버무리다:「混ぜる」、「混ぜ合わせる」
  • 특유:「特有」
  • 의:助詞「の」
  • 떫:形容詞「渋い」、「未熟だ」
  • 은:子音語幹に付く連体形語尾。形容詞語幹の場合は、現在時制を表わす。
  • 맛:「味」。"떫은 맛" で「渋味」
  • 을:子音で終わる体言・-ㅁ(-음)に付く目的格助詞
  • 제거:「除去」
  • 고추장:「コチュジャン」
  • 등:依存名詞「...等」
  • 과:子音で終わる体言・語尾に付く助詞。ここでは、相手・対象を表わす「...と」
  • 고:語幹及び補助語幹に付く接続語尾。母音体言の後では指定詞の語幹 이 が省略されることがある。後に続く動作の前に完了する動作を表わす「...(し)てから」、「...(し)て」
  • 국물:「(煮物・キムチなどの)汁」
  • 붓다:「注ぐ」。ㅅ 変則用言
  • 내다:「出す」、「生じさせる」
  • 주로:「主に」
  • 배추:「白菜」
  • 가:主格を表わす格助詞。母音終わりの体言・助詞・語尾に付く。
  • 잘:副詞「よく」、「上手に」、「正しく」、「見目好く」
  • 나다:「(商品として)出回る」
  • 지 않다:用言を否定する。
  • 여름철:「夏期」
  • 배추김치:「白菜キムチ(ペチュキムチ)」
  • 대체:「代替」
  • 용:「用」
  • 으로:ㄹ 以外の子音で終わる体言に付く助詞。ここでは으로서の縮約形。地位・身分・資格を表わす「として」
  • 많다:「多い」、「沢山だ」
  • 이:依存名詞「人」、「事」
  • 들:(語尾や副詞に付いて副詞的に用いられる)「皆一緒に」、「皆それぞれ」
  • 찾다:「欲しがる」
  • -ㄴ다:動詞の母音語幹・ㄹ 語幹の ㄹ 脱落形・계시다 の語幹及び尊敬補助語幹に付く下称の終結語尾。動詞の子音語幹に付く時は -는다 になる。
  • 시원하다:「涼しい」
  • 게:語尾。次に来る用言の内容または程度・目的を限定する。
  • 재우다:「(ワインなどを)寝かす」
  • -아/-어/-여:連用形を作る接続語尾。それぞれ陽語幹/陰語幹/하다語幹に付く。
  • 놓: 動詞の連用形に付いて、準備的動作を表わす「(...して)おく」
  • 국수:麺類の総称
  • 말다:「(ごはん・麺などを)湯やスープに入れて混ぜる」
  • 먹다:「食べる」、「飲む」
  • -으면:子音語幹・時制補助語幹に付く接続語尾。仮定を表わす。「...(する)と」、「...(なら)ば」、「...(すれ)ば」、「...(し)たら」
  • 맛있다:「おいしい」


물김치
ムルキムチ(水キムチ)

동치미는 무를 이용한 김치 중 하나로서 흔히 겨울 전 김장철에 준비하는 김치이다. 무를 원통형으로 4cm 정도로 자른 후에 소금에 절였다가 국물을 부어 넣고 발효시키는 물김치로서 시원한 국물맛과 아삭하게 씹히는 무가 환상적인 맛을 준다.추운 겨울날 살얼음이 얼어 있는 동치미에 국수를 말아 먹으면 별미이다.
「トンチミ」は、ダイコンを使ったキムチの一種であって、冬になる前の越冬用キムチの漬け込み時期に作りおきするキムチとしてよくあるものである。ダイコンを 4cm ぐらいの丸切りにした後、食塩で漬けてから、キムチ汁を注ぎ入れて発酵させるムルキムチであって、さっぱりしたキムチ汁の味とサクッと噛めるダイコンが、幻想的な味をかもし出す。寒い冬季、薄氷が張っているトンチミに麺を混ぜて食べると珍味である。

  • 물:「水」
  • 김치:「キムチ」
  • 동치미:「トンチミ」
  • 는:動詞・存在詞の語幹及び尊敬補助語幹に付く現在連体形語尾。
  • 무:「ダイコン」
  • 를:母音で終わる体言・助詞・語尾などに付く目的格助詞。
  • 이용:「利用」
  • 하다:動作性名詞に付いて動詞を作る接尾辞。
  • -ㄴ:母音語幹・ㄹ 語幹の ㄹ 脱落形・계시다 の語幹及び尊敬補助語幹に付く連体形語尾。動詞・보다디に付く時は過去時制を表わす。
  • 중:「中」
  • 하나:「一つ」
  • 로서:母音及び ㄹ で終わる体言につく助詞。「...として」、「...であって」
  • 흔히:副詞「よくある」
  • 겨울:「冬」
  • 전:「以前」
  • 김장:「(越冬用の)キムチの漬け込み(11月下旬から12月にかけて、一冬分のキムチを漬ける)」、「(越冬用に漬けた)キムチ、カクテギ、トンチミなどの総称」
  • 철:「節」
  • 에:助詞。時・期間を示す「...に」、「...で」
  • 준비:「準備」
  • 이다:断定を表わす指定詞「...である」
  • 원통형:「円筒形」
  • 으로:(ㄹ 以外の子音で終わる体言に付く)様様な意味となる助詞。ここでは行動の様式を表わす「...で」、「...でもって」、「...に」
  • 정도:「程度」
  • 로:母音体言及びㄹで終わる体言につく。様様な意味を表わす助詞。分類・分割や増減の程度を表わす「...に」
  • 자르다:「切る」
  • 후:(動詞の過去連体形に付けて)「...した後」
  • 에:助詞。時・期間を示す「...に」、「...で」
  • 소금:「食塩」
  • 에:助詞。道具・手段・材料を示す「...で」、「...に」
  • 절이다:「漬ける」、「塩漬けにする」
  • -았-/-었-/-였-:用言の陽語幹/陰語幹/하다語幹に付く補助語幹。過去を表わす。
  • 다가:語尾。(過去の時制補助語幹に付いて)動作が完了した後に次の動作に移ることを示す。「...してから」、「...だったのが」
  • 국물:「(煮物・キムチなどの)汁」
  • 을:子音で終わる体言・-ㅁ(-음)に付く目的格助詞
  • 붓다:「注ぐ」。ㅅ 変則用言
  • 넣다:「入れる」
  • 고:語幹及び補助語幹に付く接続語尾。母音体言の後では指定詞の語幹 이 が省略されることがある。後に続く動作の前に完了する動作を表わす「...(し)てから」、「...(し)て」
  • 발효:「発酵」
  • 시키다:「させる」
  • 는:動詞・存在詞の語幹及び尊敬補助語幹に付く現在連体形語尾。
  • 로서:助詞。「...として」、「であって」
  • 시원하다:「さっぱりしている」
  • 아삭:副詞。新鮮な野菜・果物を噛む時の音:「さくっ(と)」
  • -하다:接尾辞。(副詞に付いて)動詞・形容詞を作る。
  • 게:語尾。次に来る用言の内容または程度・目的を限定する。
  • 씹히다:「(食べ物が)噛める」
  • 환상:「幻想」
  • -적인:「的な」
  • 주다:「与える」
  • -ㄴ다(動詞の子音語尾に付く時は -는다):下称の終結語尾。
  • 추운: 춥(다) + 은 (춥다「寒い」ㅂ変則用言)
  • 날:「ある時期」
  • 살얼음:「薄氷」
  • 이:子音終わりの体言・-ㅁ・-음に付く格助詞。ここでは主格を表わす「...が」、「...は」
  • 얼다:「凍る」
  • 있다:「存在する」
  • 국수:麺類の総称
  • 말다:「(ごはん・麺などを)湯やスープに入れて混ぜる」
  • 먹다:「食べる」、「飲む」
  • -으면:子音語幹・時制補助語幹に付く接続語尾。仮定を表わす。「...(する)と」、「...(なら)ば」、「...(すれ)ば」、「...(し)たら」
  • 별미:「優れた味」、「珍味」
  • 이다:断定を表わす。「...だ」、「...である」


나박김치는 동치미와 비슷한 물김치이다. 다만 동치미는 무만을 가지고 만들고 저장용 김치이나,나박김치는 무와 쪽파(6), 사과와 배등을 넣어서 국물을 달게 만들고 바로 먹는 다는 점이 다른 물김치이다.
「ナバクキムチ」は、トンチミと似たムルキムチ(水キムチ)である。ただし、トンチミは、ダイコンだけを貯蔵するためのキムチであるが、ナバクキムチは、ダイコン、ネギ、リンゴ、ナシ等を入れて、キムチ汁を甘くしてからすぐに食べると云う点が異なったムルキムチである。

  • 나박김치:「ナバクキムチ」
  • 는:動詞・存在詞の語幹及び尊敬補助語幹に付く現在連体形語尾。
  • 동치미:「トンチミ」
  • 한:助詞。比較の対象を表わす。「...と」
  • 비슷하다:「ほとんど同じだ」、「似ている」
  • -ㄴ:母音語幹・ㄹ 語幹の ㄹ 脱落形・계시다 の語幹及び尊敬補助語幹に付く連体形語尾。動詞・보다디に付く時は過去時制を表わす。
  • 물김치:「ムルキムチ(水キムチ)」
  • 다만:「ただし」
  • 무:「ダイコン」
  • 만:「だけ」
  • 을:子音で終わる体言・-ㅁ(-음)に付く目的格助詞
  • (만) 가지고:対象を表わす「...(だけ)を」
  • 저장:「貯蔵」
  • -용:接尾辞「...用」
  • 나:逆接語尾。母音語幹・ㄹ 語幹の ㄹ 脱落形、尊敬補助語幹に付く接続語尾。子音語幹・時制補助語幹に付く時は -으나 になる。
  • 쪽파(6):ネギ(파)の一種。
  • 사과:リンゴ
  • 와:列挙を示す助詞「...と」
  • 배:ナシ
  • 등:依存名詞「...等」
  • 넣다:「入れる」
  • -어서:「...して」(陰語幹に付いていることに注意。陽語幹に付く場合は、-아서)
  • 국물:「(煮物・キムチなどの)汁」(6)
  • 달다:「甘い」
  • 게:語尾。次に来る用言の内容または程度・目的を限定する。
  • 만들다:「作る」
  • 고:語幹及び補助語幹に付く接続語尾。母音体言の後では指定詞の語幹 이 が省略されることがある。後に続く動作の前に完了する動作を表わす「...(し)てから」、「...(し)て」
  • 바로:副詞「すぐに」
  • 먹다:「食べる」、「飲む」
  • -ㄴ다는:動詞の母音語幹・ㄹ 語幹の ㄹ 脱落形、계시다の語幹、尊敬補助語幹に付く引用文連体形語尾。動詞の子音語幹に付く時は、-는다는となる。「...と云う」
  • 점:「点」
  • 이:子音終わりの体言・-ㅁ・-음に付く格助詞。ここでは主格を表わす「...が」、「...は」
  • 다르다:形容詞「異なっている」

訳註:
6. 쪽파を「分葱」とする資料もあるが、一概にそうとは言い切れないようだ。エシャレット(日本のそれではなく、本来のエシャレット。所謂「ベルギーエシャレット」)とする資料もある。ここでは、単に「ネギ」と訳しておく。

다른 김치
その他のキムチ

오이김치는 말그대로 오이를 이용한 김치로 오이소박이라고도 불린다.오이를 10cm정도로 통째 자른 후,+자(7) 모양으로 칼집을 낸 후에 부추를 베이스로 한 양념을 채워 넣은 김치이다.
「オイキムチ(キュウリキムチ)」は、名前の通りキュウリを使ったキムチで、「オイソバギ」とも呼ばれる。キュウリを 10cm ぐらいに丸切りし、十字状に包丁を入れた後、ニラをベースにしたヤンニョムを詰めたキムチである。

  • 다르다:形容詞「異なっている」。"다른" の形で「他の」
  • -ㄴ:母音語幹・ㄹ 語幹の ㄹ 脱落形・계시다 の語幹及び尊敬補助語幹に付く連体形語尾。形容詞・指定詞の語幹に付く時は現在時制を表わす。
  • 김치:「キムチ」
  • 오이김치:「オイキムチ(キュウリキムチ)」
  • 는:母音終わりの各種の語に付く助詞(子音終わりの語の場合は 은)。ここでは主題を表わす「...は」
  • 말:「言葉」
  • 그대로:「そのとおりに」
  • 를:母音で終わる体言・助詞・語尾などに付く目的格助詞。
  • 이용:「利用」
  • 하다:動作性名詞に付いて動詞を作る接尾辞。
  • 로:母音体言及びㄹで終わる体言につく。 様様な意味を表わす助詞。「であって」
  • 오이소박이(김치):オイソバギ(キムチ)
  • -라고도:「...であるとも」
  • 불린다:「呼ばれる」
  • 정도:「程度」
  • 로:母音体言及びㄹで終わる体言につく。様様な意味を表わす助詞。分類・分割や増減の程度を表わす「...に」
  • 통째:「丸のまま」
  • 자르다:「切る」
  • -ㄴ:母音語幹・ㄹ 語幹の ㄹ 脱落形・계시다 の語幹及び尊敬補助語幹に付く連体形語尾。動詞・보다디に付く時は過去時制を表わす。
  • 후:(動詞の過去連体形に付けて)「...した後」
  • 자:固有数詞に付く助数詞「字」
  • 모양:「形態」
  • 으로:(ㄹ 以外の子音で終わる体言に付く)様様な意味となる助詞。ここでは手段・方法・道具・材料・原料・構成要素を表わす。
  • 칼집:「包丁さばき」、「刃物を使うこと」
  • 을:子音で終わる体言・-ㅁ(-음)に付く目的格助詞
  • 내다:「出す」、「生じさせる」
  • 에:助詞。時・期間を示す「...に」、「...で」
  • 부추:「ニラ」
  • 베이스:「ベース」
  • 로 하다:「...にする」
  • 양념:「ヤンニョム」、「合わせ調味料」
  • 채우다:「補う」、「満たす」
  • -아/-어/-여:連用形を作る接続語尾。それぞれ陽語幹/陰語幹/하다語幹に付く。
  • 넣다:「入れる」
  • 이다:断定を表わす。「...だ」、「...である」

訳註:
7. + 記号の意味が分からず、暫時思案したので、「+자」が「十字」の意味するらしいと気が付いた時は少し嬉しかった。

갓김치는 주로 전라남도 지방에서 즐겨 먹는, 갓으로 담근 김치이다. 갓 특유의 독특한 매운 맛과 톡 쏘는 맛이 특징이다. 여수의 돌산 갓김치가 특히 유명하다.
「カッキムチ(からし菜キムチ)」は、主に全羅南道地方で好んで食べられている、からし菜を漬けたキムチである。からし菜特有の独特の辛味と、ぴりっと舌を刺す味が特徴である。여수(麗水)(8)市돌산(突山)(8)のカッキムチは、特に有名である。

  • 갓:「カラシ菜」
  • 는:母音終わりの各種の語に付く助詞(子音終わりの語の場合は 은)。ここでは主題を表わす「...は」
  • 주로:「主に」
  • 전라남도:「全羅南道」
  • 지방:「地方」
  • 에서:助詞。動作が行なわれる場所を表わす「...で」。場所の起点を示す「...から」、「...より」。
  • 즐겨:즐기다 の連用形。動詞を後続させて「好んで...する」
  • 먹는:먹다「食べる」。
  • 는:動詞・存在詞の語幹及び尊敬補助語幹に付く現在連体形語尾。
  • 으로:(ㄹ 以外の子音で終わる体言に付く)様様な意味となる助詞。ここでは材料を表わす。
  • 담그다:「漬ける」
  • -ㄴ:母音語幹・ㄹ 語幹の ㄹ 脱落形・계시다 の語幹及び尊敬補助語幹に付く連体形語尾。動詞・보다디に付く時は過去時制を表わす。
  • 특유:「特有」
  • 의:助詞「の」
  • 독특하다:「独特だ」
  • 매운:맵(다) + 은「辛い」ㅂ変則用言
  • 맛:「味」
  • 과:子音で終わる体言・語尾に付く助詞。ここでは、相手・対象を表わす「...と」
  • 톡:副詞。「ぽきっと」、「ぷつんと」、「ぱちんと」
  • 쏘:「(味が)舌を刺す」
  • 이:子音終わりの体言・-ㅁ・-음に付く格助詞。ここでは主格を表わす「...が」、「...は」
  • 특징:「特徴」
  • 이다:断定を表わす。「...だ」、「...である」
  • 여수:地名。全羅南道「麗水」市
  • 돌산:地名。全羅南道麗水市「突山」島
  • 특히:副詞「特に」
  • 유명하다:「有名だ」

訳註:
8. 「여수」を「麗水」に当て、「돌산」を「突山」に当てたのは、[全羅南道 麗水市郡部漢字・英字表記およびハングル表記一覧] による。


파김치는 쪽파로 담그는 김치이다. 쪽파를 10cm 정도로 자른 후에 고춧가루와 젓갈등으로 버무리는 간단하면서도 파의 풍미를 즐길 수 있는 김치이다.
「パギムチ(ネギキムチ)」は、ネギを漬けたキムチである。ネギを 10cm 程度に切ってから、粉トウガラシ・塩辛等と混ぜて、簡単でありながらネギの風味を楽しむことができるキムチである。

  • 파:「ネギ」
  • 김치:「キムチ」
  • 는:母音終わりの各種の語に付く助詞(子音終わりの語の場合は 은)。ここでは主題を表わす「...は」
  • 쪽파:「ネギ」。上記訳註(6)参照。
  • 로:母音体言及びㄹで終わる体言につく。 様様な意味を表わす助詞。手段・方法・道具・材料・原料・構成要素を表わす。
  • 담그다:「漬ける」
  • 는:動詞・存在詞の語幹及び尊敬補助語幹に付く現在連体形語尾。
  • 를:母音で終わる体言・助詞・語尾などに付く目的格助詞。
  • 정도:「程度」
  • 로:母音体言及びㄹで終わる体言につく。様様な意味を表わす助詞。分類・分割や増減の程度を表わす「...に」
  • 자르다:「切る」
  • -ㄴ:母音語幹・ㄹ 語幹の ㄹ 脱落形・계시다 の語幹及び尊敬補助語幹に付く連体形語尾。動詞・보다디に付く時は過去時制を表わす。
  • 후:(動詞の過去連体形に付けて)「...した後」
  • 에:助詞。時・期間を示す「...に」、「...で」
  • 고춧가루:「粉トウガラシ」
  • 와:列挙を示す助詞「...と」
  • 젓갈:「塩辛」
  • 등:依存名詞「...等」
  • 으로:(ㄹ 以外の子音で終わる体言に付く)様様な意味となる助詞。ここでは材料を表わす。
  • 버무리다:「混ぜる」、「混ぜ合わせる」
  • 간단하다:「簡単だ」
  • -면서:母音語幹・ㄹ 語幹・尊敬補助語幹に付く接続語尾。母音体言の後では指定詞の語幹 이 が省略されることがある。二つ以上の動作や状態が同時に存在することを表わす。「...(し)ながら」、「...(である)と同時に」
  • 풍미:「風味」
  • 즐기다:「楽しむ」
  • -ㄹ (-을) 수 있다:「...(することが)できる」
  • 이다:断定を表わす。「...だ」、「...である」


대한민국의 김치 교역
大韓民国のキムチ貿易

광주·전남 김치사업단 통계에 의하면, 2004년 대한민국의 김치 수출 국가 중 금액면에서 상위 3 국가는 일본, 미국, 대만이다[1]. 하지만 일본이 거의 전부를 차지하며, 2위 수출 대상국인 미국조차도 일본 수출량의 2%에 미치지 못한다.
光州・全羅南道キムチ事業団統計に基づくならば、2004年大韓民国のキムチ輸出先国家中、金額面における上位3者は、日本、米国、台湾であった([1])。しかし、日本のシェアが殆ど全てを占めており、2位の輸出対象国である米国でさえも、日本への輸出量の 2% に届かない。

  • 대한민국의:「大韓民国」
  • 의:助詞「の」
  • 김치:「キムチ」
  • 교역:「交易」
  • 광주:「光州」
  • 전남:「全南」(「全羅南道」)
  • 사업:「事業」
  • 단:「団」
  • 통계:「統計」
  • 에:助詞。道具・手段・材料を示す「...で」、「...に」
  • 의하다:「基づく」
  • 면:母音語幹・ㄹ語幹・尊敬補助語幹に付く接続語尾。母音体言の後では指定詞の語幹 이 が省略されることがある。仮定を表わす「...(する)と」、「...(なら)ば」、「...(すれ)ば」、「...(した)ら」
  • 년:「年」
  • 수출:「輸出」
  • 국가:「国家」
  • 중:「中」
  • 금액:「金額」
  • 면:「面」
  • 에서:助詞。動作が行なわれる場所を表わす「...で」。場所の起点を示す「...から」、「...より」。
  • 상위:「上位」
  • 국가:「国家」
  • 는:母音終わりの各種の語に付く助詞(子音終わりの語の場合は 은)。ここでは主題を表わす「...は」
  • 일본:「日本」
  • 미국:「米国」
  • 대만:「台湾」
  • 이다:断定を表わす。「...だ」、「...である」
  • 하지만:「しかし」
  • 거의:「ほとんど」
  • 전부:「全部」
  • 차지:(主に名詞や代名詞の後に用いられて)その所有であることを表わす語。「(取り)分」、「分け前」
  • 를:母音で終わる体言・助詞・語尾などに付く目的格助詞。
  • 차지하다:「占める」
  • 며:母音語幹・ㄹ語幹・尊敬補助語幹に付く接続語尾。母音体言の後では指定詞の語幹 이 が省略されることがある。二つ以上の動作や状態を並列する。「...して」、「...であって」、「...したり」
  • 위:「位」
  • 대상:「対象」
  • 인: < 이다 + -ㄴ 「...である」、「...の」
  • 조차:助詞。「...さえ」、「...も」
  • 도:助詞。「...も」
  • 량:接尾辞「量」
  • 에:助詞。動作・作用の帰着点を示す「...に」、「...へ」
  • 미치다:「及ぶ」、「届く」
  • 지 못하다;「...ない」


김치 수입은 2003년 이후 급증하였다. 동일한 통계에 따르면, 대한민국의 김치 수입량은 2002년의 1,051톤, 5억원 가량의 수준에서, 2004년의 경우는 73,000톤, 300억원 정도로 급증하였다. 하지만 2004년 수출된 김치의 경우 34,000 톤에 1,000억원 정도인 반면, 수입 김치의 경우는 73,000톤, 300억원 정도로, 양으로만 보면 수입량이 수출량의 두 배 가량이며, 비싼 김치를 수출하고, 싼 김치를 수입하는 현상이 두드러졌다.
キムチ輸入は、2003年以後急増した。同統計によるならば、大韓民国のキムチ輸入量は、2002年の1,051トン5億ウォン程度の水準から、2004年の場合には73.000トン300億ウォン程度に急増した。しかし、2004年輸出されたキムチの場合34,000トン1,000億ウォンである反面、輸入キムチの場合は73,000トン300億ウォン程度と、量だけを見るならば輸入量は輸出量の二倍程度あり、高価なキムチを輸出して、安価なキムチを輸入すると云う現象が著しかった。

  • 김치:「キムチ」
  • 수입:「輸入」
  • 은:子音語幹に付く連体形語尾。形容詞語幹の場合は、現在時制を表わす。
  • 년:「年」
  • 이후:「以後」
  • 급증:「急増」
  • 하다:動作性名詞に付いて動詞を作る接尾辞。
  • -았-/-었-/-였-:用言の陽語幹/陰語幹/하다語幹に付く補助語幹。過去を表わす。
  • -다:指定詞・形容詞・있다・없다の語幹ト呼び尊敬・時制補助語幹に付く下称の終結語尾。母音体言の後では指定詞の語幹 이 が省略されることがある。「...だ」「...である」
  • 동일:「同一」
  • ㄴ:母音語幹・ㄹ 語幹の ㄹ 脱落形・계시다 の語幹及び尊敬補助語幹に付く連体形語尾。動詞・보다디に付く時は過去時制を表わす。
  • 통계:「統計」
  • 에:助詞。基準点を示す「...に」
  • 따르:「従う」、「拠る」
  • 면:母音語幹・ㄹ語幹・尊敬補助語幹に付く接続語尾。母音体言の後では指定詞の語幹 이 が省略されることがある。仮定を表わす「...(する)と」、「...(なら)ば」、「...(すれ)ば」、「...(した)ら」
  • 대한민국의:「大韓民国」
  • 의:助詞「の」
  • 량:接尾辞「量」
  • 은:子音で終わる各種の語に付く助詞。ここでは主題を表わす「...は」
  • 톤:重量単位「トン」
  • 억:「億」
  • 원:貨幣単位「ウォン」
  • 가량:(数量を表わす語に付いて)おおよその数量を表わす「くらい」
  • 수준:「水準」
  • 에서:助詞。動作が行なわれる場所を表わす「...で」。場所の起点を示す「...から」、「...より」。
  • 경우:「場合」
  • 정도:「程度」
  • 로:母音体言及びㄹで終わる体言につく。様様な意味を表わす助詞。結果を表わす「...に」、「...と」
  • 하지만:「しかし」
  • 수출:「輸出」
  • 되다:接尾辞。動作性名詞に付いて自動詞又は受動動詞を作る。
  • ㄴ:母音語幹・ㄹ 語幹の ㄹ 脱落形・계시다 の語幹及び尊敬補助語幹に付く連体形語尾。動詞・보다디に付く時は過去時制を表わす。
  • 인:이다 + -ㄴ 「...である」、「...の」
  • 반면:「反面」
  • 양:量
  • 으로만:「...でだけ」
  • 보다:「見る」
  • 두 배:「二倍」
  • 이다:断定を表わす指定詞「...である」
  • 며:母音語幹・ㄹ語幹・尊敬補助語幹に付く接続語尾。母音体言の後では指定詞の語幹 이 が省略されることがある。二つ以上の動作や状態を並列する。「...して」、「...であって」、「...したり」
  • 비싸다:「(値段が)高い」
  • -고:語幹及び補助語幹に付く接続語尾。母音体言の後では指定詞の語幹 이 が省略されることがある。二つ以上の動作・性質・状態などを並列したり、対照的に続けて表わす。「...て」、「...し」、「...たり」、「...で」
  • 싸다:「値段が)安い」
  • 현상:「現象」
  • 두드러지다:「目立っている」、「著しい」


김치파동
キムチ・ショック

2005년 11월 식약청(9)이 중국산 김치에 기생충 알이 검출 됐다는 발표로 충격을 주었다. 국산 제품은 안심하라고 식약청이 발표 했으나 국산 일부 제품에서도 기생충 알이 검출되어 소비자의 김치 생산 업체의 불신과 한국과 중국의 갈등을 일으켰다. 이로 인해 한국, 중국, 일본등 김치 소비량이 줄어 김치 생산해 수출하는 업체에 타격을 주었다.
2005年11月食品医薬品安全庁は、中国産キムチに寄生虫卵が検出されたと発表して、衝撃を与えた。国産製品は安心であると、食品医薬品安全庁が発表したものの、国産の一部製品からも寄生虫卵が検出され、消費者にはキムチ生産企業への不信が生まれ、韓国・中国間に紛糾が生じた。これにより、韓国・中国・日本等のキムチ消費量が減少し、キムチ生産・輸出企業に打撃を与えた。

  • 김치:「キムチ」
  • 파동:「ショック」
  • 년:「年」
  • 월:(1年を12ヵ月に分けた)「月」
  • 식약청:「食品医薬品安全庁」(9)
  • 이:子音終わりの体言・-ㅁ・-음に付く格助詞。ここでは主格を表わす「...が」、「...は」
  • 중국:「中国」
  • 산:「産」
  • 에:助詞。場所を示す「...に」、「...で」
  • 기생충:「寄生虫」
  • 알:「卵」
  • 검출:「検出」
  • 돠다:動作性名詞に付いて自動詞又は受動動詞を作る。「...になる」、「...(さ)れる」
  • -았-:過去を表わす補助語幹。陽語幹に接続する。
  • 다는:形容詞・있다・없다の語幹及び尊敬・時制補助語幹に付く引用文連体形語尾。「...と云う...」、「...との...」
  • 발표:「発表」
  • 로:母音体言及びㄹで終わる体言につく。 様様な意味を表わす助詞。手段・方法・道具・材料・原料・構成要素を表わす。
  • 충격:「衝撃」
  • 을:子音で終わる体言・-ㅁ(-음)に付く目的格助詞
  • 주다:「与える」
  • -았-/-었-/-였-:用言の陽語幹/陰語幹/하다語幹に付く補助語幹。過去を表わす。
  • -다:指定詞・形容詞・있다・없다の語幹ト呼び尊敬・時制補助語幹に付く下称の終結語尾。母音体言の後では指定詞の語幹 이 が省略されることがある。「...だ」「...である」
  • 국산:「国産」
  • 제품:「製品」
  • 은:子音で終わる各種の語に付く助詞。ここでは主題を表わす「...は」
  • 안심:「安心」
  • 하다:動作性名詞に付いて動詞を作る接尾辞。
  • 라고:直接引用を表わす助詞「...と」。
  • -으나:子音語幹・時制補助語幹に付く逆接語尾。
  • 일부:「一部」
  • 에서:助詞。動作が行なわれる場所を表わす「...で」。場所の起点を示す「...から」、「...より」。
  • 도:助詞。「...も」
  • -아/-어/-여:連用形を作る接続語尾。それぞれ陽語幹/陰語幹/하다語幹に付く。
  • 소비:「消費」
  • 자:「者」
  • 의:助詞「の」
  • 생산:「生産」
  • 업체:기업체「企業体」の縮約形
  • 불신:「不信」
  • 과:子音で終わる体言・語尾に付く助詞。ここでは、相手・対象を表わす「...と」
  • 한국:「韓国」
  • 중국:「中国」
  • 갈등:「いざこざ(葛藤)」
  • 일으키다:「引き起こす」
  • 이:冠形詞。「この」
  • 로 인해:「...によって」
  • 등:依存名詞「...等」
  • 량:接尾辞「量」
  • 줄다:「減る」
  • 해: < 하다 + 여
  • 수출:「輸出」
  • 에:助詞。動作・作用が影響を及ぼす対象を示す「...に」
  • 타격:「打撃」
  • 주다:「与える」

訳註
9. キーワード "식약청" で google 検索するとヒットする 公式サイトに従って「식픔의약픔안전청(食品医薬品安全庁)」としておくが、「식룸의약픔안전청(食料医薬品安全庁)」とする資料もある。ところが、どちらの [正式名称] で google 検索しても、[公式サイト] はヒットしない(ただし "kfda" で検索するとヒットする)。どうやら [略称] の方が、はるかに浸透しているようだ。とはいえ、「食薬庁」とも訳せまい。


바깥 고리
外部リンク

  • 바깥:「外部」
  • 고리:「リンク」

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2007年5月25日 (金)

イタリア語版 Wikibooks より [スパゲッティ・アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノのレシピ] の訳文

以下は、イタリア語版 Wikibooks に収められたスパゲッティ・アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノのレシピ [Libro di cucina/Ricette/Spaghetti aglio olio e peperoncino - Wikibooks, la biblioteca libera 最終更新 2007年1月19日21:51] の訳文である(ただし、イタリア語版でのカテゴリ等、編集上のタグは原文として採用していない)。なお、訳文部分の著作権は、原文と同様 [GNU Free Documentation License] に従う。

カットした唐辛子

Sembra una banalità, ma dei semplici spaghetti aglio ed olio fuori dall'Italia spesso non li sanno fare. Con questa ricetta di base della cucina italiana contemporanea voglio aiutare tutti gli amanti dell'Italia che vivono all'estero, oltre a tutti quelli che credono di non saper cucinare. Non è vero!(1) Voi sapete cucinare, basta che seguiate per filo e per segno la ricetta giusta.(2)
ありふれた物のように見えますが、実は、素朴な形のスパゲッティ・アーリオ・ペペロンチーノは、イタリア国外では、作り方が知られていないことが多いのです。私は、現代イタリア料理の基礎となっているこのレシピが、国外に住みながらイタリアを愛して下さる方々全てだけでなく、作り方を知らないと思っていらしゃる方々全てにとり役立って欲しいと思います。ナンチャッテ! 皆さんは、料理の仕方をご存じな訣ですから、「正しいレシピ」に隅隅まで従えば十分でしょう。

訳註:
1. "Non è vero!" のニュアンスが意外と訳しづらい。所謂「流行語」の常として、アッという間に古臭くなってしまったが「ナンチャッテ!」と云うのが一番近いような気がする。
2. その後の "Voi sapete cucinare,..." も、[腰が引けている] ところがある。微妙に皮肉も混じっている。おそらく、[スパゲッティ・アーリオ・ペペロンチーノ] の作り方を公的に教えることには、一種の [おこがましさ] があるのだろう(それをまた翻訳する奴は、「がましい」が取れて只の [烏滸] だな)。
まぁ、それほど家庭的な料理だと云うことで、家庭の数ほどレシピがあるに違いない。その一方で、その [マンマの味] を習得する機会がなかった人たちも現実に存在するのだろう。


    Tempo di preparazione(1)
  • Circa 10 minuti di cottura
  • Circa 2 minuti di preparazione
  • (1)
  • Circa 10 minuti in totale
    所要時間(1)
  • 調理:約10分
  • 下ごしらえ:約2分
  • (1)
  • 合計:約10分(2)

訳註:
1.「所要時間」と訳した「所要」に対応する原文は、"preparazione," 「下ごしらえ」に対応する原文も "preparazione" で同一である。「処理」と「準備」とを弁別していない訣だが、こうした「大雑把」は、欧米人でも珍しいことでは無いようだ。もっとも、訳文の「下ごしらえ」にも、やや問題がある。実際には素材に下味をつけるようなことはしていないからだ。あまり良い訳語ではないと自分でも思っている。
ここらへんは、考え出すとかなり面倒だ。"cottura" と云う言葉が含意するように「欧米人」にとっては、「料理」とは「火を通すこと」であり、その [料理/料理以前] ([文化/文化以前]) の区別には、[火を使うこと/火を使わないこと] の二項対立が染みついているのだろうが、日本文化にあっては火を使わないままでも、十分「料理」でありうるからだ。
2. ちなみに [約10分 + 約2分 = 約10分] と云うのは、有効数字1桁で考えれば、正にその通りの計算である。

茹でる前のスパゲッティ





    Ingredienti  per 2 personeo
  • 160 g spaghetti di grano duro

  • 2 Litri acqua

  • 4 spicchi d'aglio

  • 1 peperoncino piccante

  • 10 g sale grosso circa un pugno

  • 21 g olio extravergine d'oliva circa tre cucchiai

    材料  2人前
  • 硬質小麦スパゲッティ 160グラム
  • 水 2リットル
  • ニンニク 4片
  • 唐辛子 1本
  • 粗塩 10g。大体一つかみ分
  • エクストラバージンオイル 21g。約3匙分。


オリーブオイル

Preparazione
調理法

Portare ad ebollizione l'acqua in una grossa pentola.
寸胴鍋に水を沸騰させておきます。

Sbucciare l'aglio e tagliarlo a rotelline(1) oppure schiacciarlo tra il palmo della mano ed il piano di lavoro, a seconda vi(2) piaccia mangiare anche l'aglio oppure preferiate sentire solo il profumo.
ニンニクの皮を剥き、ニンニクも味わいたいか、香りだけを楽しみたいかに応じて、輪切りにするか、手のひらと調理台とで挟んで押しつぶすかします。

Soffriggere in una padella l'aglio con metà dell'olio facendo attenzione a dorarlo solamente e non bruciarlo. Aggiungere anche il peperoncino, e farlo scaldare leggermente, basta che lasci il profumo ed il piccante.
フライパンで、半量のオリーブオイルと共にニンニクを、僅かにキツネ色になる迄、焦がさないようにして軽く炒めます。ここで、唐辛子を加えて軽く炒めるのですが、香りと辛みが着く程度に留めます。

Spegnere la padella del olio e togliere il peperoncino. Se non piace da masticare l'aglio, toglierlo, ma il consiglio è di lasciarlo.
フライパンの火を消し、唐辛子を取り出します。ニンニクを噛むようなことはしたくないと云うことであれば、ニンニクも取り出せばよいのですが、 残す方をお薦めします。

Quando bolle l'acqua, salarla e buttare la pasta.
湯が沸いたら、塩を加え、パスタを入れます。

Poco prima che la pasta sia cotta al dente, scolarla. Spesso sulle confezioni ci sono i tempi di cottura, circa un minuto prima.
パスタがアルデンテ迄に茹で上がる少し前に、湯切りをします。多くの場合、包装に茹で上がり時間が示してありますが、大体その1分前ぐらい。

Mettere la pasta nella padella con l'olio. Attenzione! Nel versare la pasta nel olio, la pasta umida nel olio schizzerà: fare attenzione a non scottarsi, per questo vi ho consigliato di spegnere l'olio prima.
パスタをフライパンに入れます。ここで注意! パスタがオリーブオイルに触れる時、パスタが濡れていると、飛び跳ねます。オリーブオイルを熱していた火を前もって消しておくのは、火傷を避けるためです。

Accendere il fuoco sotto la padella e ripassare per circa 30 secondi la pasta nel olio, aggiungendo il resto dell'olio.
フライパンの火を点けて、パスタとオリーブオイルを30秒ほど再び加熱しますが、この際残りのオリーブオイルも加えます。

Servire nel piatto bollente, mangiare subito. Qualcuno la guarnisce con del prezzemolo, ma è raro. NON condire con parmigiano o altro formaggio.
熱いうちに食卓に出し、すぐに食べます。パセリをかける人もいますが、少数派ですね。パルメザンチーズや他のチーズで味をつけてはいけません(3)

訳註:
1. [nouse: 料理用語としてのイタリア語 "tagliare a rotelline"] (2007年5月23日) で調べたように "tagliare a rotelline" は「輪切り」もしくは「小口切り」の意味があると考えられる。実は、上記引用中第2パラグラフの "tagliarlo a rotelline" ("lo" は "l'aglio" を示す第3人称代名詞男性単数直接補語非強勢形後置) が、「最初に出会ったケース」だった。と云う訣で、この場合も同様に考えて良いと思われるが、ニンニクに「小口切り」と云う表現は使いづらいから「輪切り」にした。
2. 同じく、第2パラグラフの "a seconda vi" は、私には意味不明なので "a seconda di" と読み替えて訳してある。
3. 訳者は、これまでの人生の中でずっと「ペペロンチーノ」にパルメザンチーズをタップリかけて食べてきた...


ニンニク

Consigli
アドバイス

Per fare la pasta per più persone bisogna considerare che gli spaghetti devono nuotare in parecchia acqua in modo tale che quando li mettiamo nell'acqua questa non si raffreddi e poi non si incollino.
Per aiutarvi circa 1 litro di acqua ogni persona in più. Attenzione che il sale va aumentato in quantità dell'acqua che mettete e non della pasta.
小人数のためにパスタを作るにはパスタを多くの人数分作るには、パスタを入れた後に温度が下がりもせず貼りつき合うこともないような相当量のお湯の中で泳がせなければならないことを念頭に置いておく必要があります。
一人増えるごとに約1リットルの水を追加すると良いでしょう。塩の量は、入れるパスタの量ではなく、茹でるのに使うお湯の量に応じて増やすように注意してください。
(20080214注記:冒頭部分で馬鹿馬鹿しい間違いをしていた。「小人数のためにパスタを作るには」の「小」とあったのは「多」とすべき物だったのだ。しかし、もともとこなれが悪い文であったので、「パスタを多くの人数分作るには」に変更した。)

Usare spaghetti di pasta di solo grano duro. Un buon spaghetto non lascia l'acqua di cottura torbida ma limpida.
硬質小麦100%のスパゲッティを使ってください。良いスパゲッティを使うと、茹で汁は濁らず澄んだままになります。

Non usare spaghetti precotti o in scatola(1).
既に茹でてあるスパゲッティや缶詰のスパゲッティを使ってはいけません。

Io(2) preferisco gli spaghetti abbastanza grossi perché restano più croccanti(3) e non diventano subito scotti.
私の好みは、しっかりと太いスパゲッティですね。理由は、すぐに延びてしまわずコシを持ちつづけるからです。

Usate la minima quantità di olio che potete per friggere l'aglio, l'olio crudo è molto più digeribile e salutare.
出来るだけ少ない量の油でニンニクを炒めて下さい。生の油の方が、はるかに消化されやすく健康にも良いのです。

Il peperoncino, su questo ingrediente si potrebbe scrivere un libro. I puristi preferiscono il peperoncino fresco che lascia anche un leggero profumo oltre al piccante. Molto comodi sono i peperoncini piccoli anche detti piri piri, che potete mettere interi a friggere, e quando li levate non rimangono i semini nell'olio.
このレシピでの材料の唐辛子に就いては本一冊でも書けるかもしれません。純粋主義者は、辛みの他に軽い香りを付けることができる生の唐辛子を好みます。「ピリピリ (piri piri)」と云う別名のある小粒の唐辛子は、炒める際に丸ごと入れて、取り出す時も種が油に残らないので大変便利です。

Un ulteriore consiglio: se in tavola c'è qualcuno che non sopporta il piccante, potete usare l'olio di peperoncino direttamente a tavola che ognuno metterà sulla propria pasta a piacere.
もう一つアドバイスを: 食事をする人の中には、辛い物が苦手な方もいます。食卓の方にに唐辛子オイルを置いて、一人ひとりが好みの量を自分のパスタにかけるようにすることもできます。

Per farlo basta che lasciate i peperoncini piccanti a bagno in barattolo d'olio extra vergine di oliva per qualche settimana, ma ricordatevi di toglierli perché dopo parecchio tempo cambiano sapore.
それには、エクストラバージン・オリーブオイルを入れたガラス瓶に唐辛子を数週間漬けておくだけで良いのです。ただし、長く漬ける過ぎると味が変わるので、唐辛子を引き上げるのを忘れないようにしてください。

Non usate mai polvere di peperoncino comprata, spesso viene sofisticata con un colorante rosso che è molto cancerogeno.
市販の粉唐辛子は、添加物として発がん性のある赤い色素(4)が含まれていることが多いので、決して利用しないでください。

Se volete potete macinare da voi i peperoncini, questa opzione ha il pregio di durare più a lungo del olio ed essere di facile misura.
自分で唐辛子を粉に挽く分にはかまいませせんし、そうすることで、オリーブオイルを長持ちさせ、扱いやすくなると云う利点が生まれます。

Usate sempre olio extravergine di oliva, o nei paesi dove questa dizione non esiste olio di oliva. L'olio di oliva è quello che resiste meglio alla cottura(5).
必ずエキストラバージン・オリーブオイルを使ってください。そうした呼び方が存在しない所では、オリーブオイルで結構です。オリーブオイルは、加熱に良く耐えます。

訳註:
1.「缶詰のスパゲッティ」と云うのは初耳で、少し驚いた。しかし、調べてみると Heinz Spaghetti なるものが実在する。
2. 一人称代名詞を顕示的に使っているのは、「他人様のことはどうであれ」と云うニュアンスがある。そして贅言するなら、訳者もまた同じ理由で太めのスパゲッティの方を好む。
3. "croccante" ("croccanti" は複数形) は、「コシがある」と云う意味であると解釈したが、本来は「パリパリしている」、「カリカリしている」と云うこと。英語なら、"crisp," "crispy," "crunchy" に対応する。[クロカント (croccante)] と云うお菓子もあって、日本ではフランス菓子に分類されているようだが、遡ればイタリア料理とつながるかもしれない。これは宿題にしておこう。
4. ヨーロッパ、あるいは、特にイタリアにおける食品添加物の現状に就いては、未チェック。
5. この "cottura" は「加熱」と訳した。


Vini consigliati
Frascati
お薦めのワイン
フラカスティ

翻訳後記:
イタリア語版 Wikibooks にはスパゲッティ・レシピが5件あるが、この記事は質量共に他を圧倒している。このサイトでも何回か紹介したレシピの例からも分かるようにイタリア語サイトでのレシピは、こちらの気が抜けるほど簡単なものが多いから、むしろこの記事の方が特異なのかもしれない。

この Wikibooks 記事のメインの寄稿者である Matteo Pedani に就いての情報は得られなかった。ただし、同姓同名の人物が映画監督/脚本家にいて("Matteo Pedani: Curriculum Vitae" 参照)、"Pasta" と云う短編ドキュメンタリー (1998年) を監督している(脚本も)。

日本語の「ペペロンチーノ」談義でしばしば登場する「乳化」と云う言葉が全く出てこないのは興味深かった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月23日 (水)

料理用語としてのイタリア語 "tagliare a rotelline"

イタリア語の料理レシピを眺めていると、"tagliare a rotelline" と云う表現にぶつかることがある(最初に出会ったケースに就いては、近近書くことになるだろう)。

勿論 "tagliare" の部分は、実例では文脈により tagliate, tagliarle, tagliarlo 等と色色で、また、"a rotelline" との間に数語が挟まることもある。

で、当初その意味が分からなかった(だからこそレシピを幾つも覗いてみたのだが)。

取り敢えず手掛かりになりそうなのは "la rotella" は「車輪」の意味だと云うことだけだった。"rotelline" と云うのは、その指小形の複数だろうことは推測がつく。これを念頭に置いて、フレーズ "tagliare a rotelline" を含むレシピを幾つか調べてみると、どうやら「輪切り」もしくは「小口切り」の意だろうと思えてきた。例えば:

Frittelle alla banana

Frittelle alla banana
バナナのフリッター

5 banane, un dl di Kirsch, zucchero
バナナ 5本。キルシュ 1デシリットル。砂糖。

Tagliare le banane a rotelline, dopo averlre sbucciate. Farle macerare nel Kirsch e nello zucchero, poi immergerle nella pastella. Farle dorare mettendo 4-5 frittelle per volta nell'olio bollente.
Sgocciolare, zuccherare e servire calde.
In ogni frittella si devono mettere numerose fettine di banana.
皮を剥いたバナナを輪切りにする。バナナをキルシュを漬け、砂糖をまぶしてから、フリッター用の衣 (pastella) を付ける。1回に4-5個づつを、油でキツネ色になるまで揚げる。
油を切り、砂糖をかけ、熱いうちに食卓に出す。
フリッターの一つ一つを、バナナの薄切りをまとめることで作ることもできる。


訳註:上記引用中、最後のセンテンスは、意味が取りづらいが、訳してみた通りのことなのだろうと思う。

HOBBY Section - cucina

Mele fritte
(primavera estate autunno inverno)
リンゴのフリッター
(春夏秋冬)

un uovo
175 gr di farina
1/2 bicchiere di latte
una punta di cucchiaio di lievito per dolci
un cucchiaio di zucchero
2 mele
卵。
小麦粉 175g。
牛乳 1/2カップ。
菓子用酵母 小匙に少々。
砂糖 小匙1杯。
リンゴ 2個。

Mescolare assieme la farina, il lievito e lo zucchero. Unire ed amalgamare bene al composto l'uovo ed infine aggiungere il latte. Sbucciare le mele, eliminare il torsolo e tagliarle a rotelline spesse 3 - 4 mm. Immergere le rotelline di mele nella pastella e friggere in abbondante olio caldo.
Sono ottime ancora tiepide, spolverate da un pizzico di zucchero o di cannella.
小麦粉、酵母、砂糖を混ぜ合わせる。均一になったら、卵を混ぜ合わせて、最後に牛乳を加える。リンゴの皮を剥き、芯を除き、3-4mm の厚さの輪切りにする。輪切りにしたリンゴを、フリッター用の衣に漬け、熱したタップリの量の油で揚げる。
砂糖とシナモンを一つまみ振りかけておくと、冷めても美味しい。

Ricette,Ricette di Cucina,Cucina

Penne Con Le Zucchine
ズッキーニのペンネ

Dosi per numero 4 persone
4人前

Ingredienti:
400 G Pasta Tipo Penne Rigate
400 G Zucchine
Olio D'oliva
30 G Formaggio Parmigiano
Prezzemolo
1 Spicchio Aglio
Sale
材料:
ペンネリガーテ(溝付きペンネ) 400g
ズッキーニ 400g
オリーブオイル
パルメザンチーズ 30g
パセリ
ニンニク 1片
食塩

Lavate e tagliate a rotelline le zucchine. Mettete in un tegame olio e aglio e quando l'aglio sarà rosso toglietelo, unite le zucchine e fatele insaporire un poco. Salate e aggiungete all'ultimo il prezzemolo tritato e concludete la cottura a tegame coperto. Fate cuocere le penne rigate in abbondante acqua salata, scolatele al dente e mettetele in una zuppiera condendole con le zucchine preparate. Ricordatevi che le zucchine dovranno essere ben impregnate di olio. Indi spolverizzate con abbondante parmigiano grattugiato e servite il tutto caldo.
ズッキーニを洗って輪切りにする。浅鍋にオリーブオイルとニンニクを入れ、ニンニクが色づいたら、それを取り出してから、ズッキーニを合わせて少し風味を付ける。塩を入れ、最後にみじん切りにしたパセリを加えて、鍋に蓋をしておく。ペンネリガーテをタップリの塩水で茹で、アルデンテになったら湯切りをして、スープ用の大鉢 (zuppiera) に入れ、それを調味済みのズッキーニで和えて味付けする。ズッキーニにはオリーブオイルが良く染みてあるよう気をつけること。その後で、擦りおろしたパルメザンチーズをタップリと振りかけ、熱熱のうちに食卓に出す。

余談だが、イタリア語サイトで "udon" のレシピもヒットした。「肉うどん」(Niku Udon, noodles giapponesi con carne - Cucina giapponese, ricette e piatti di cucina giapponese) と「月見うどん」(Demo dhtml - www.risorse.net)。

ともにネギを "tagliare a rotelline" (この通りではないが) すると云う表現がでてくる。前者はアジア全般を扱っているサイト中のブログで "Pubblicato da Daniele Bevivino e Yumie Sasaki" とクレジットされている。写真を見ると、ネギが大きそうで、「小口切り」とは言いにくい。

後者は、イタリア在住の「柔術家」Ms. Capaldini Mauro のサイト。" Tagliate la parte bianca dei porri a fettine diagonali, e quella verde a rotelline sottili. " (ネギの白いところは斜め切り、青いところは小口切りにする) と、藝が細かい。この場合は、"sottili" と云う限定も付いているし、「小口切り」で良いと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年1月19日 (金)

ロシアの99%カカオ・チョコレート

先日、ロシアの99%カカオ・チョコレートを食べたら意外とおいしかった。「意外と」などと言っては、申しわけないかもしれないが、外国製のチョコレートは期待ハズレのことが多いのだ(私は、いわゆる「99%カカオ・チョコレート」を好むので、「おいしかった」は、ある程度割り引いて受けとってもらった方が良いかもしれない)。

ВЕРНОСТЬ КАЧЕСТВУ (Vernost Kachestvu) と云う会社の製品だが、商品名は、私には分からない。箱の表に "Шесть плиток горького шоколада" と書いてあるが、これはビターチョコレート6枚入りと云うことだから、商品名ではあるまい。箱の後ろににも説明が印刷されているが、輸入業者(エイム)がしっかり貼り付けたラベルに隠れて見えなかった(剥がすのは面倒くさい)。もっとも、エイムが付けている品名が「ロシアンダーク99」と云う一般的なものだから、やはり取り立てた商品名はないと思しい。

社名の ВЕРНОСТЬ КАЧЕСТВУ は「品質への忠誠」ぐらい意味だろうか。ロゴは、槍を持った鞍上の騎士で、楯に ВК とある。

ネットを探してみたら、すでに記事が相当数ある。写真も示されているので、そちらを見た方が早かろう:

皆さんが公表している写真を見ると、パッケージには2種類あることがわかる。私が買ったのは最後に (99% КАКАО) と書かれているものだ。そして、内容を拝見すると、ごく少数を除いて、圧倒的に評判が芳しくない。私は結構旨いと思うのだが...

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月10日 (水)

甘味料「アセスルファムカリウム」に就いて

このサイトに、検索ワード「アセスルファムカリウム」で訪問される方のために、英文版 wikipedia の "Acesulfame potassium" の項から、最低限の必要には対応できるだろうと思われる部分を訳して、日本語版 [ウィキペディア] の [アセスルファムカリウム] として放りこんでおいた。有志により、おいおい内容の追加・補正がなされて充実していくと期待している。

現状では実際の役に立つかどうか自信はないが、このサイトを見るよりは展望が開ける可能性があるのではないかと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月15日 (金)

ちなみに:フランス語 "net et vif" をイタリア語で言うと

Claude Debussy (クロード・ドビュッシー 1862年8月22日-1918年3月25日)の頃、曲想の指定でフランス語を使うのは普通だったのかしらん。もっとも、今のことだって知りはしないな、私は。

曲想指定というと、「アンダンテ・カンタービレ・マ・ノン・トロッポ (andante cantabile ma non troppo)」しか思いつかない不調法者は、フランス語の曲想指定があることに、取り敢えず驚いたのだった。

でも、これってイタリア語で言うと、どうなるのだろう。やはり "netto e vivace" だろうかな。

と云う訣で、"netto e vivace" で google 検索してみたら、その結果は、(本稿作成時)6件あって、そのうちの5件はワインの色の形容に用いられ、残りの1件はウィスキーの味(「後味」?)の形容だった...

うーむ。現代 --とわざわざ付けるべきかどうか分からないが-- イタリアでは "vivace" はともかく、"netto" は音楽用語として使わないらしい。

ここで、フランス語の方でも、"net et vif" がワインの味の形容に使われている例があったのを思い出して、改めて調べてみたら、ネット上で10件ほど見つかった。ひょっとすると、どちらかの方が他方から「輸入した表現」と云うこともありうる。訳すとしたら、ともに「雑味がないのに生き生きとしている」ぐらいだろうか。キャッチコピー風に言うと、「スッキリ・イキイキ」。

ちなまれているのは: フランス語 "net et vif" に就いて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月31日 (火)

Ricetta: Spaghetti Disperati (スパゲッティ・ディスペラートのレシピ)

「スパゲッティ・アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」のレシピは前回で終わって、今回は所謂(「イタリア式の」と付けるべきか?)「スパゲッティ・ディスペラート」のレシピ。

なお、"Spaghetti Disperati" で、Google 検索した範囲内では、他のレシピは見当たらなかった。これは、「ペペロンチーノ」のレシピが種種あったのと対照的。 もっとも、"Spaghetti alla disperata" と云うものもあり、これも「ディスペラート」に含まれると看做すならば、変異はあると云うことになる。

Spaghetti Disperati
Persone: 4

Ingredienti:
600 grammi - Pasta Tipo Spaghetti
500 grammi - Pomodori Pelati
1/2 Bicchierino - Olio D'oliva
25 grammi - Olive Nere
25 grammi - Capperi
50 grammi - Funghi Sott'olio D'oliva
Acciughe Salate
Origano
Pepe
Sale
2 - Cipolle

Preparazione:
In un tegame soffriggere le cipolle tagliate a fette con metà olio. Aggiungere i pelati e cuocere a fuoco vivo per alcuni minuti. Tritare olive, capperi, funghi, acciughe e mettere il tutto in un pentolino con l'olio d'oliva, origano pepe e sale. Far scaldare e unire ai pomodori. Cuocere gli spaghetti al dente, scolarli, versarli nella salsa, farli insaporire per qualche istante e servire.
--Ricetta Spaghetti Disperati
--Ricette - Spaghetti Disperati
--Ricette - Spaghetti Disperati
--Ricetta Spaghetti Disperati Ricetta cucina Primo Ricette Cucina Spaghetti Disperati
--Spaghetti disperati - Cucinare Meglio - Ricetta
--RistoReggio - SPAGHETTI DISPERATI
--Spaghetti Disperati - Gustando.net
--CucinaSi > Ricetta > Spaghetti > Spaghetti Disperati
--Ricette cucina : Primi : Spaghetti Disperati
--ricetta Spaghetti Disperati Primo Pomodori Pelati
--Spaghetti Disperati - LuisaCucina.com
--Ricetta Spaghetti Disperati
--Spaghetti Disperati - Ricette di Cucina
--Spaghetti Disperati
--Spaghetti Disperati
--Spaghetti Disperati - Ricetta
--ricetta Spaghetti Disperati
--Ricetta Spaghetti Disperati preparazione ed ingredienti
--Spaghetti Disperati

スパゲッティ・ディスペラーチ
4人前

材料:
スパゲッティ 600グラム。
ホールトマト 500グラム。
オリーブオイル 1/2カップ。
黒オリーブの実 25グラム。
ケーパー 25グラム。
オリーブオイル漬キノコ 50グラム。
塩漬けアンチョビ。
オレガノ。
胡椒。
塩。
タマネギ2個。

作り方: 浅鍋で、薄切りにしたタマネギをオリーブオイル半量で炒める。ホールトマトを付け加え、数分間強火にかける。オリーブの実、ケーパー、キノコ、アンチョビを細かいみじん切りにして、全量を、オリーブオイル、オレガノ、胡椒、塩と共に小鍋に入れる。それを熱してから、トマトの方と合わせる。スパゲッティをアルデンテに茹で、湯切りして、ソース中に入れ、ザッと味を馴染ませてから食卓に出す。

素材の中には当然のようにオリーブオイルが入っているが、ニンニクは見当たらないことに注意。つまり、このレシピは「オーリオ」ではあっても、「アーリオ」ではないのだ。

「アーリオ・オーリオ(・エ・ペペロンチーノ)」と比較して特徴的なのはトマトとタマネギが入っていることだ。オレガノが入っているのは、トマトとの相性のためだろう。

ほかの素材として、黒オリーブの実、ケーパー、オリーブオイル漬キノコ、アンチョビが入っている、これらが categorization に関係しうるかどうかの判断は、留保する。ただし、これらは細かいみじん切りにされて (tritare: 或いは「すり潰されて」か?)いることに注意。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月30日 (月)

Ricetta: Spaghetti aglio, oglio e peperoncino (スパゲッティ・アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノのレシピ) その6

レシピ名に [ペペロンチーノ] が含まれている例の6つめ。イタリア語原文は、読んでいて、意味が取りづらいところがあるので、適宜読み替えた。

Persone: 4
Ingredienti:
Aglio
Olio D'oliva Extra-vergine
Peperoncino Spezzettato
Formaggio Parmigiano (facoltativo)
Pasta Tipo Spaghetti

Preparazione:
Innanzi tutto metti su l'acqua, a sul fuoco bello vivo. Nel frattempo hai tagliato l'aglio a fettine (la quantità dipende da quanto l'aglio ti piace). In una padella larga metti un velo omogeneo di olio d'oliva extra-vergine e comincia a farlo scaldare. Quando l'olio è caldo abbastanza metti l'aglio e fallo farlo prendere colore (non bruciare, deve essere appena di colore paglierino). L'acqua intanto deve bollire ed avrai buttato gli spaghetti. Nella padella con l'aglio appena colorito ci metti il peperoncino spezzettato e gli fai insaporire l'olio (non deve proprio cuocere quindi avrai abbassato un po' il fuoco, anche per non bruciare l'olio). La pasta ormai sarà cotta la scoli bene, alzi un po' la fiamma e fai saltare in padella gli spaghetti girandoli spesso per bagnarli bene d'olio. A richiesta ci gratti un po' di parmigiano.
--Ricetta Spaghetti Aglio, Oglio E Peperoncino (2)
--Spaghetti aglio, oglio e peperoncino (2) - Cucinare Meglio - Ricetta
--Spaghetti Aglio, Oglio E Peperoncino (2)

スパゲッティ・アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ
4人前

材料:
ニンニク。
エクストラバージン・オリーブオイル。
みじん切り赤唐辛子。
パルメザン・チーズ(適宜)。
スパゲッティ。

作り方:
先ず最初に、水を強火にかける。その間に、ニンニクを薄切りにする(ニンニクの量はお好み)。大きいフライパンに、エクストラバージン・オリーブオイルを薄く均一に引き、熱しはじめる。油が充分に熱くなったらニンニクを入れ、色が付くまで炒める(焦がさないこと。僅かに淡黄色になるぐらいにする)。その一方で、お湯を沸かして、スパゲッティを入れておくこと。僅かに色づいたニンニクが入ったフライパンに、みじん切りにした唐辛子を入れ、それでオリーブオイルに味を付ける(オリーブオイルを焦がさないためにも、しっかりとした加熱は必要ではないので、火を少し弱める)。スパゲッティが茹で上がったら、良く湯切りし、火を少し強くして、オリーブオイルが良くからむようフライパンの中で何度もスパゲッティを反す。好みに応じて、パルメザンチーズを少量擦りおろしかける。

"saltare" に就いては、このブログの「メモ: 料理用語としてのイタリア語 "saltare"」(2006年10月24日 (火))を参照。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月29日 (日)

Ricetta: Spaghetti aglio, oglio e peperoncino (スパゲッティ・アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノのレシピ) その5

レシピ名に [ペペロンチーノ] が含まれている例の5つめ。パルメザン・チーズ (Formaggio Parmigiano) がレシピ中で明示されている。ちなみに "Parmigiano Reggiano" (パルミジャーノ・レッジャーノ) は DOP に従った名称。従って、訳し分けるとしたら "Formaggio Parmigiano" は「パルマ産チーズ」とすべきか。

Spaghetti aglio, oglio e peperoncino
Persone: 4

Ingredienti:
320 grammi - Pasta Tipo Spaghetti
2 Spicchi - Aglio
Formaggio Parmigiano Grattugiato
4 Cucchiai - Olio D'oliva Extra-vergine
1 - Peperoncino
1 Mazzetto - Prezzemolo
Sale

Preparazione:
Una spaghettata ed è subito festa. Questa che vi proponiamo è una ricetta classica e di sicuro successo. Stuzzicante, rapida e profumata, è il piatto ideale per allegre brigate.
Mentre la pasta cuoce preparate il condimento. Affettate o schiacciate gli spicchi d'aglio e fateli rosolare in padella con olio e peperoncino, che userete intero se desiderate eliminarlo in seguito, oppure sminuzzato se vi piace il gusto molto piccante. Tritate finemente il prezzemolo, scolate la pasta al dente e conditela con il soffritto caldo, a cui avrete incorporato il prezzemolo tritato che non deve assolutamente friggere. Mescolate bene e servite accompagnando gli spaghetti fumanti con parmigiano grattugiato.
--Ricetta Spaghetti Aglio, Olio E Peperoncino
--Ricette - Spaghetti Aglio, Olio E Peperoncino
--ricetta Spaghetti Aglio, Olio E Peperoncino Primo Aglio
--Spaghetti Aglio, Olio E Peperoncino - Ricette di Cucina

スパゲッティ・アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ
4人前

材料:
スパゲッティ 320グラム。
ニンニク2片。
擦りおろしたパルメザン・チーズ。
エクストラバージン・オリーブオイル 4匙。
唐辛子 1つ。
パセリ 小さい束1つ分。
塩。

作り方:
お手軽な家庭パスタ料理の一品。アッと言う間にパーティが開ける。ここで提案するのは、折り紙付きのレシピで成功間違いなし。食欲をそそり、すぐにでき、香り高く、陽気な仲間たちに最適の一皿。
麺を茹でている間に、味付けの準備をする。ニンニク2片を薄切りにするか、押しつぶかして、オリーブオイルと唐辛子とともにフライパンで色づくまで炒める。唐辛子は、ホールで使って、後で取り出しても良いし、また、辛い方が好きな人なら刻んだものを使っても良い。パセリを細かく刻み、アルデンテになった麺を湯切りし、調味しておいたオリーブオイル(刻んだパセリは混ぜておく。ただし、必ずしも炒めておかなくても良い)を熱いまま麺に和える。良く混ぜ、湯気の立ったスパゲッティと一緒に、おろしたパルメザン・チーズを添えて食卓に出す。

冒頭3センテンスは、レシピではなく、謂わば「キャッチコピー」。その中の "spaghettata" は、パスタが供される気どらないパーティの意らしいが、ここでは、そうしたパーティにおけるパスタに適する一品のことだろう。ちなみに、ネットで検索すると「スパゲタータ」或いは"La Spaghettata" と云う名のイタリア料理店が日本国内・国外にあることがでてくる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月28日 (土)

Ricetta: Spaghetti aglio, oglio e peperoncino (スパゲッティ・アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノのレシピ) その4

レシピ名に [ペペロンチーノ] が含まれている例の4つめ。

Spaghetti aglio, olio e peperoncino
Persone: 6

Ingredienti:
600 grammi - Pasta Tipo Spaghetti
2 Spicchi - Aglio
Olio D'oliva Extra-vergine
1 Cucchiaio - Pasta D'acciughe
Prezzemolo Tritato Finemente
Peperoncino
20 - Gamberetti

Preparazione:
Tagliate a pezzi l'aglio e il peperoncino e fateli scaldare in una casseruola con abbondante olio d'oliva extra-vergine. Fate cuocere gli spaghetti e scolateli ancora fumanti, conditeli con l'olio d'oliva extra-vergine bollente a cui avrete aggiunto 1 cucchiaio di pasta d'acciughe, il prezzemolo tritato fine e i gamberetti crudi.
--Ricetta Spaghetti Aglio, Olio E Peperoncino (4)
--RistoReggio - SPAGHETTI AGLIO, OLIO E PEPERONCINO 6
--CucinaSi > Ricetta > spaghetti > Spaghetti Aglio, Olio E Peperoncino (4)
--Spaghetti Aglio, Olio E Peperoncino (4) - LuisaCucina.com
--Spaghetti Aglio, Olio E Peperoncino (4)

スパゲッティ・アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ
6人前

材料:
スパゲッティ 600グラム。
ニンニク2片。
エクストラバージン・オリーブオイル。
アンチョビ・ペースト 1匙。
みじん切りパセリ。
唐辛子。
小えび 20尾。

作り方:
ニンニクと唐辛子をみじん切りにし、シチュー鍋を使って、十分なエクストラバージン・オリーブオイルで炒める。スパゲッティを茹で、湯気が出ているうちに湯切りし切り、アンチョビペースト1匙・みじん切りパセリ・生の小えびを加えておいた熱いままのエクストラバージン・オリーブオイルと和える。

[小えび (gamberetto), 学名:Palaemon serratus]が入っていることに注意。それでも、なお "Spaghetti con i Gamberetti" とか "Spaghetti ai gamberetti" とかではなく "aglio, oglio e peperoncino" の範疇に入れてしまっている訣だ。たしかにネット上で見られる "Spaghetti con i Gamberetti" や "Spaghetti ai gamberetti" のレシピを二・三覗いてみたが、トマトソース仕立てになっている。また、本レシピでは、小えびには余り火を通しているようではない。ここらへんが境界の「こちら側」になった理由かもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月27日 (金)

Ricetta: Spaghetti aglio, oglio e peperoncino (スパゲッティ・アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノのレシピ) その3

レシピ名に [ペペロンチーノ] が含まれている例の3つめ。これも極めて簡潔。パセリや胡椒さえ入っていない。

Spaghetti aglio, olio e peperoncino
Persone: 4

Ingredienti:
400 grammi - Pasta Tipo Spaghetti
2 Spicchi - Aglio
Olio D'oliva
Sale
2 - Peperoncini Piccanti

Preparazione:
Cuocete in abbondante acqua salata gli spaghetti. A parte rosolate gli spicchi d'aglio ed il peperoncino nell'olio. Scolate la pasta al dente e conditela con il gustoso olio piccante.
--Ricetta Spaghetti Aglio Olio E Peperoncino (3)
--Ricetta Spaghetti Aglio Olio E Peperoncino (3))
--Pasta aglio, olio e peperoncino
--PASTA AGLIO, OLIO E PEPERONCINO
--Spaghetti Aglio Olio E Peperoncino (3)
--PASTA AGLIO, OLIO E PEPERONCINO
--RistoReggio - SPAGHETTI AGLIO OLIO E PEPERONCINO 1

スパゲッティ・アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ
4人前

材料:
スパゲッティ 400グラム。
ニンニク 2片。
オリーブオイル。

唐辛子(辛口) 2つ。

作り方:
たっぷりの塩水でスパゲッティを茹でる。その一方で、オリーブオイルでニンニク片と唐辛子とを炒める。アルデンテになったらスパゲッティを湯切りし、味良く辛みが付いたオリーブオイルを絡ませる。

つまり、ニンニクは刻まないレシピのようだ。

レシピによっては、パンの身をほぐして炒ったものを付け加えても良い(Volendosi può arricchire con una mollica di pane sbriciolata e abbrustolita.)と書いてある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Ricetta: Spaghetti aglio, oglio e peperoncino (スパゲッティ・アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノのレシピ) その2

レシピ名に [ペペロンチーノ] が含まれている例の2つめ。

Spaghetti aglio, olio e peperoncino
Persone: 4

Ingredienti:
350 grammi - Pasta Tipo Spaghetti
2 Spicchi - Aglio
80 grammi - Olio D'oliva
1/2 - Peperoncino
1 Ciuffo - Prezzemolo
Sale

Preparazione:
In un tegamino, scaldate l'olio e, a fuoco dolce, soffriggetevi l'aglio tagliato a fettine sottili e il peperoncino sminuzzato. Quando l'aglio ha preso un deciso colore dorato, salate appena e spegnete. Ritirate, aggiungete un ciuffo di prezzemolo tritato. Lessate gli spaghetti al dente, scolateli e conditeli caldi.
Vini di accompagnamento: Gavi DOC, Frascati “Secco” DOC, Leverano Bianco DOC.
--Ricetta Spaghetti Aglio, Olio E Peperoncino (2)
--Spaghetti aglio, olio e peperoncino (2) - Cucinare Meglio - Ricetta


スパゲッティ・アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ
4人前

材料:
スパゲッティ 350グラム。
ニンニク2片。
エクストラバージン・オリーブオイル 80グラム。
唐辛子 半分。
パセリ 1束。
塩。

作り方:
小さい浅鍋を使って、オリーブオイルを熱し、薄切りにしておいたニンニクと細かく切っておいた唐辛子とを弱火で炒める。ニンニクがはっきりとしたキツネ色になったなら、少少の塩を加えてから火を止める。火源からフライパンを下ろし、1束分のパセリをみじん切りにしたものを加える。スパゲッティをアルデンテに茹で、湯切りして、調味したオリーブオイルを熱いままスパゲッティに和える。
良く合うワイン: ガヴィ (Gavi) DOC。フラスカティ (Frascati) ドライ DOC。レヴェラーノ (Leverano) 白 DOC。

"ritirate" (不定形:ritirare) は、"ritirate dal fuoco" と解釈してある。

炒めるのに「エクストラバージン・オリーブオイル」を使っていることに注意。

ワイン名に付いている "DOC" は、"denominazione d'origine controllata" のこと。

Gavi は ピエモンテ (Piemonte) 州の白ワイン(ドライ)、Frascati は ラツィオ (Lazio) 州の白ワイン、Leverano は プッリャ (Puglia) 州のワイン(ロゼともにある。いづれも asciutto)。

まぁ、このレシピには、辛口の白ワインが合うと云うことなんだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Ricetta: Spaghetti aglio, oglio e peperoncino (スパゲッティ・アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノのレシピ) その1

これは、レシピ名に [ペペロンチーノ] が含まれている例。

Spaghetti aglio, oglio e peperoncino
Persone: 4

Ingredienti:
500 grammi - Pasta Tipo Spaghetti
1/2 Bicchiere - Olio D'oliva
2 Spicchi - Aglio
1 - Peperoncino Rosso

Preparazione:
Cuocete gli spaghetti come di consueto e mentre cuociono fate scaldare l'olio in una padella. Quando e ben caldo aggiungete il peperoncino sbriciolato e l'aglio. Mescolate con un cucchiaio di legno per qualche secondo e quando l'aglio sara imbiondito toglietelo. Scolate gli spaghetti e conditeli con l'olio bollente e peperoncino.
--Ricetta Spaghetti Aglio, Oglio E Peperoncino
--Mangiare Bene: Ricette > Pasta > Spaghetti aglio, olio e peperoncinoag
--Spaghetti Aglio, Oglio E Peperoncino

スパゲッティ・アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ
4人前

材料:
スパゲッティ 500グラム。
オリーブオイル1/2カップ。
ニンニク 2片。
赤唐辛子1つ。

作り方:
スパゲッティを通常の仕方で茹でる。スパゲッティが茹で上がる間に、フライパンでオリーブオイルを熱しておく。十分熱くなったら、ニンニクとみじん切りにした唐辛子とを加える。木匙でザッと混ぜ合わせ、ニンニクが色づいたら、それを取り出す。スパゲッティを湯切りし、辛みが付いた熱いオリーブオイルを絡ませる。

イタリアのレシピで [1カップ (bicchiere)] と云うと、何ミリリットルなのか調べてみたが、判明しなかった。la cucina italiana では、これに就いて規格めいたものはないのかもしれない。

"come di consueto" は「通常の仕方で」と訳した。「十分な量の沸騰した塩水でアルデンテになったら手早く湯切りするようにして」と云うこと。

"per qualche secondo" は「数秒間」ではなく「ザッと」と訳した。

なお、サイトによっては、最後のセンテンスで、唐辛子を刻んだ手は即刻洗うよう書いてあるのだが、それは引用・訳とも省略してある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月26日 (木)

Ricetta: Spaghetti aglio e olio (スパゲッティ・アーリオ・オーリオのレシピ) その2

次のような、ひどく簡潔なレシピもある。唐辛子 (peperoncino) が使われていないことに注意。

Spaghetti aglio e olio
Persone: 4

Ingredienti:
350 grammi - Pasta Tipo Spaghetti
4 Spicchi - Aglio
Olio D'oliva
Prezzemolo Tritato
Sale
Pepe

Preparazione:
Cuocete gli spaghetti. Nel frattempo soffriggete nell'olio l'aglio tritato, unite il prezzemolo, sale e pepe. Scolate gli spaghetti e conditeli con la salsa.
--Ricetta Spaghetti Aglio E Olio (2)
--Alcapa.com oltre 19000 ricette GRATIS
--Spaghetti aglio e olio (2) - Cucinare Meglio - Ricetta
--Spaghetti Aglio E Olio (2) - LuisaCucina.com
--Spaghetti aglio e olio (2)
--Spaghetti Aglio E Olio (2) - Gustando.net

スパゲッティ・アーリオ・エ・オーリオ
4人前

材料:
スパゲッティ 350グラム。
ニンニク 4片。
オリーブオイル。
みじん切りパセリ。
塩。
胡椒。

作り方
スパゲッティを茹でる。その間に、みじん切りしたニンニクをオリーブオイルで炒めておき、パセリ、塩、胡椒を合わせる。スパゲッティを湯切りし、前記のソースを絡ませる。

さて、この「パセリ(prezzemolo)」なんだが、やはり「イタリアン・パセリ (Petroselinum crispum var. neapolitanum)」なんだろうな。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

Ricetta: Spaghetti aglio e olio (スパゲッティ・アーリオ・オーリオのレシピ) その1

先ず10余りのサイトで紹介されていたもの。

Spaghetti Aglio e Olio
Consigliata per: 4

Ingredienti:
400 G = Pasta Tipo Spaghetti
2 = Acciughe Salate
2 Cucchiai = Pangrattato
2 Spicchi = Aglio
15 Cl = Olio D'oliva Extra-vergine
2 = Peperoncini Piccanti

Preparazione:
In un tegamino con l'olio fate abbrustolire l'aglio, poi eliminatelo. Mettete nell'olio i peperoncini in pezzettini e i filetti d'acciughe. Tostate il pangrattato. Lessate gli spaghetti, sgocciolateli al dente, conditeli con il soffritto, aggiungetevi il pangrattato e mescolate bene.
--Spaghetti Aglio e Olio
--Ricetta Spaghetti Aglio E Olio
--Ricetta Spaghetti Aglio E Olio
--Spaghetti Aglio E Olio - Ricette di Cucina
--Spaghetti Aglio e Olio - Ricetta
--Spaghetti aglio e olio
--Ricetta Spaghetti Aglio E Olio Ricetta cucina Primo Ricette Cucina Spaghetti Aglio E Olio
--Spaghetti Aglio E Olio - Gustando.net
--Spaghetti Aglio E Olio - LuisaCucina.com
--Ricetta Primo: Spaghetti Aglio E Olio
--Spaghetti Aglio E Olio

スパゲッティ・アーリオ・エ・オーリオ
4人前

材料:
スパゲッティ 400グラム
塩漬けアンチョビ 2尾
パン粉 2匙
ニンニク 2片
エクストラバージン・オリーブオイル 150ミリリットル
唐辛子(辛口) 2つ

作り方
小さめの浅鍋を使い、オリーブオイルでニンニクを色が付くまで炒めてから、取り除く。オリーブオイル中に唐辛子のみじん切りとアンチョビの切り身を入れる。パン粉を炒る。スパゲッティを茹で、アルデンテになったら湯切りして、調味しておいたオリーブオイル(soffrito)を絡ませ、パン粉を入れて良く混ぜる。


"Aglio e Olio" とだけ書いてあるが、唐辛子 (peperoncino) も入っている。

pezzettino は pezzo(断片) の指小形なので、"in pezzettini" は「みじん切り」と訳した。

やや思案したのは "soffritto" の訳だ。「ソフリット」は、イタリア料理用語として日本語化しており、その含意と、このレシピでの内容とに齟齬があるため、ここで単純に「ソフリット」と云う訳語をあてると、読者をミスリードする可能性がある。そこで、この文脈での意味を採って「調味しておいたオリーブオイル」とした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月25日 (水)

アーリオ・オーリオとデスペラート

きっかけは単純なことだった。「スパゲッティ・アーリオ・オーリオ(もしくはスパゲッティ・アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ)は、スパゲッティ・デスペラートと呼ばれることもある」と云う、何処かで聞きかじった「豆知識」が本当かどうか確かめたかっただけなのだ。

実際、次のような書き込みがネット上でも見つかる。

僕が最初に出会ったレシピは、西麻布・カピトリーノのオーナー・シェフ、吉川敏明さんのものでした。ちなみに、吉川さんは、僕たちが「ペペロンチーノ」と呼んでいるパスタ料理をイタリア南部を代表するスパゲティ料理・ディスペラート(Spaghetti di disperato)として紹介されています。--ディスペラート - 関心空間

[86]そんな訳だから、一応書いとこうかな、ペペロンチーノ、アーリオ・オーリオとかディスペラートとかも言ったっけ。--ロフトワーク - 料理は楽し「家のフライパン32cm」 / HUMMING PAPA--2005/01/29 (PAPA)

なお、所謂「ペペロンチーノ」については、次のサイトも参照のこと: ペペロン@wiki

一方「デスペラート」に就いては、次のような情報もある。

このスパゲッティがなぜ野菜メニューなのかをご説明します。一見ボロネーゼ(=ミートソース)にも見えますが、実は肉類は一切入っておりません。
玉ねぎやにんじん、セロリ、シメジなど数種類の野菜&きのこでできたソースなのです。ぜーんぶみじん切りにして、オリーブオイルで炒めてトマトを加えて煮る作り方はミートソースとまったく同じです。
夫は、しばらく食べた後に「これって何スパゲッティだと思って食べてる?」と尋ねると、「ミートソース」と何の疑問も持たずに答えておりました。やったね^^v
ところでこれは、若かりし頃に通っていたお店(ヒント:代官山にあるオペラの名前のお店です。)にあったメニューを再現したものなのですが、たしかデスペラート(=絶望)という名前で、こんなふうに野菜だけで作られたトマト味でした。私はてっきり「肉かと思いきや貧しいかな野菜だった」というところで「絶望」というネーミングだと思っていたのですが、「絶望」と名の付くスパゲッティはもっともっとシンプルなものもあったりして、果たしてこのメニューの名前が本当に「絶望」で合っているのかいまだに自信がありません。--スパゲッティ・デスペラート? (心地*e-style(ここちいーすたいる))

[削れるところが無かったので全文引用した。--ゑびすや]

と云う訣で、ネットでレシピ(ricetta/複数形 ricette)を探してみた。

その結果は精粗参差なんだが、玉石混淆を厭わず、それらを今後紹介していく。その結果がどうなるか、今のところ私には分からない。

ここで一言注意しておくと、「スパゲッティ・アーリオ・オーリオ(・ペペロンチーノ)」は "spaghetti aglio olio" と字面を並べていけば検索(Google。以下同じ)できるが、「スパゲッティ・ディスペラート」の場合は "spaghetti disperato" では検索でヒットする可能性は極めて少ないと云うことだ(引用符を除けば、それなりにヒットするが、"I'm Feeling Lucky." とは程遠い結果になる)。

これは "spaghetti disperato" の形では "disperato" が形容詞の男性単数形と判断されることになるが、そうすると男性複数形である "spaghetti" と数が一致しないためだ。したがって、形容詞を男性複数形である "disperati" に直して "spaghetti disperati" の形で検索する必要がある。

ついでに書いておくと、"Spaghetti di disperato" でヒットするのは、本稿作成時では日本語サイトだけである。似た表現で、イタリア語サイトもヒットさせるフレーズは "Spaghetti alla disperata"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月24日 (火)

メモ: 料理用語としてのイタリア語 "saltare" とフランス語 "sauter"(ついでにラテン語の諺2つ)

イタリア語の動詞 "saltare" の料理用語としての語義は、[小学館伊和中辞典] (1983年 東京 小学館。編者:池田 廉 他) に載っている。

フライパンでひっくり返しながら焼く,ソテーにする.

これで良いのだが、しかし、"saltare" はパスタ料理のレシピでも使われる言葉で、その場合の語義は、少し補足した方が解かりやすくなる。

このことは、define:saltare で Google 検索してみると、分かる。その結果は次の通り:

日本語 による saltare の定義は見つかりませんでした。
Web 上での イタリア語 による saltare の定義:

1) Per carni: cottura per rosolatura in padella;
2) Per paste alimentari: mettere la pasta in padella con la salsa e, con un particolare movimento della mano, rimuoverla affinchè assorba meglio il sugo;
3) Per verdure: procedere come sopra, saltando le verdure con burro o con un altro grasso.
www.whynat.it/terminologia/terminologia.php
1)肉に就いては: フライパンでキツネ色になるよう焼く料理法
2)パスタに就いては: パスタをソースと共にフライパンに入れ、ソースが吸収されやすいよう、独特な手の動きを使ってパスタを何度も動かすこと。
3)野菜に就いては: バターその他の油脂と共に野菜が跳ね上がるようにして、上記と同様な措置をすること。

Cuocere in padella o tegame basso, con un procedimento veloce ea calore vivo, pezzi di carne, con l'aiuto di materie grasse quali olio, burro o strutto.
www.lavinium.com/enciclopedia/enciclos.htm
フライパン又は浅鍋で、油・バター・ラード等の油脂を使って、肉の細片を強火で手早く調理すること。

"assorbire" ("assorba" は接続法現在形)だから「ソースが吸収され」と訳しておいたが、日本語のレシピとしては「ソースが絡み」とした方が良いかもしれない。


余談だが、フランス語での対応語 "sauter" に就いても、少し書いておく。

イタリア語 "saltare" もフランス語 "sauter" も、ともに「踊る」を意味するラテン語 "saltare" (不定法) に由来する訳だが、define:sauter でGoogle 検索して得られた結果から関係がありそうなところを引用すると:

日本語 による sauter の定義は見つかりませんでした。
Web 上での フランス語 による sauter の定義:

Cuire à découvert, sur un feu assez vif (l'ustensile approprié étant la sauteuse).
www.marmiton.org/recettes/lexique.cfm
素材をそのまま、十分な強火で加熱すること(適切な調理用具はソテー用浅鍋)。

cuire à feu moyen à vif dans une poêle à frire en remuant constamment.
www.lifescaneurope.com/befr/diabetique/recettes/terminologie/
フライパン内で、中火又は強火を使って常に動かしながら加熱すること。

Cuire à feu vif, sans mouiller et sans couvrir, dans des corps gras.
perso.wanadoo.fr/cuisinez/acceuil_termes.htm
水・スープ・ワイン等の液体を加えたり、蓋をしたりせずに、強火で脂肪と共に加熱すること。

Action de cuire de petites pièces de viandes, des poissons, des légumes, des oeufs..... dans très peu de corps gras chaud.
www.restocours.net/Anecdotes/glossaire%20technique1.htm
小さく切った肉・魚・野菜・卵を、極少量の熱い脂肪と共に加熱すること。

cuire dans une sauteuse avec un corps gras.
membres.lycos.fr/tambouilles/lexiq.htm
ソテー用浅鍋の中で脂肪と共に加熱すること。

faire rissoler un aliment dans un peu de gras, à feu vif.
www.cafa-rcat.on.ca/psa/glossaire.html
強火を使って、少量の脂肪で食品に焼き色を付けること。

Faire dorer dans une matière grasse des aliments.
www.cuisine-martine.com/technique/lexique-q-r-s.html
食品を脂肪と共にこんがりと焼くこと。

Cuire à feu vif des aliments dans la graisse chaude en agitant la casserole. Cuire dans une poêle avec peu de corps gras.
www.artculinaire.ch/voc/index.php4
強火を使って、シチュー鍋を揺すりながら、食品を熱い脂肪と共に加熱すること。フライパンの中で少量の脂肪と共に加熱すること。

Cuire un mets à feu vif avec une matière grasse, en le faisant sauter de temps à autre pour l'empêcher d'adhérer au récipient.
membres.lycos.fr/javelle9/glossaire.html
容器に貼りついてしまわないように食品を時々跳ね上げさせながら、強火を使って脂肪と共に加熱すること。

Faire cuire à feu vif avec un corps gras.
脂肪と共に強火で加熱すること。

当然かもしれないが、パスタに就いての特別なニュアンスが付いた語義は見られない。

なお、「ソテー」の語源として「フライパンで炒めると油が跳ね上がることから言われるようになった」と云う説があるらしいが(「語源由来辞典」)、上記の語釈を見るかぎり、首を傾げざるを得ない。素材を鍋の中で「躍らせる」ことを示していると解釈した方が素直だろう。Wiktionarysauté の項も参照のこと。


脱線ついでに、ラテン語 "saltare" が使われている例を2つ、引用しておく(両者ともオリジナルはギリシャ語だが、おそらくラテン語の表現の方が良く知られているだろう)。ともに、有名な正に「引用句」である。

まづ、「跳ぶ」として使われている例:

Hic Rhodos, hic salta 「ここがロードス島だ。ここで跳べ。」(イソップ)
αυτου γαρ και Ροδος και πηδημα

ネットを調べると分かることだが、"Rhodos" は "Rhodus" とも表記されることがある(他に "Rhodes" と表記されることがあるが、これは現代語なので、問題が別になる)。また、"salta" に就いては "saltus" と表記されている例もある。ただ、この話をしだすと、Desiderius Erasmus, G.W. Friedrich Hegel, Karl Marx と云った面面のラテン語やギリシャ語のリテラシの話をしなければならなく可能性が高い。鬱陶しそうなので、それなりの必要性にせまられるまで手を着ける気はない。

次は、「踊る」:

cecinimus vobis et non saltastis 「われら汝等のために笛吹きたれど汝ら踊らず」(マタイ 11-17)
ηυλησαμεν υμιν και ουκ ωρχησασθε

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月19日 (木)

メモ: 料理用語としてのイタリア語 "fare restringere"

イタリア語ネット上でレシピを眺めていると "fare restringere" ("fate restringere" その他の形のこともある)と云う表現が出てくる。私の手元にある伊和辞典([小学館伊和中辞典] 1983年 東京 小学館。編者:池田 廉 他)で "restringere" の項を引いて、掲載の語義を当て嵌めてみても、判り方がはかばかしくないのだが、ネット上での実例を幾つか眺めていると、大概 [煮詰める] と云う意味であろうことが推測できる。

その最も解かり易かった例を紹介しておく。ハタのラヴィオリ("ravioloni" だから「ラヴィオローニ」とすべきか)に和えるためハタのソースの調製法である。

Per il sugo
Tritare la cipollina e rosolarla con l' olio d' oliva vergine, aggiungere la cernia tagliata a dadini, i pomodori tagliati a filetti, vino, prezzemolo, capperi, peperoncino e allungare con l' acqua recuperata dalla cernia. Fare restringere il tutto in modo da ottenere un sugo denso per il condimento. --Ravioloni di Cernia in Salsa Paesana

ソースの作り方
小タマネギをみじん切りにし、エクストラバージン・オリーブオイルで炒め、これに、賽の目に切ったハタ、薄切りにしたトマト、ワイン、パセリ、ケーパー、唐辛子を加え、ハタが吸い取った分だけ水を足して補う。これを、調味に適する濃さソースが得られるまで煮詰める。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月17日 (火)

メモ: 料理用語としてのイタリア語 "sfumare"


ある理由で(このことに就いては、近近書くつもり)、イタリア語の動詞 "sfumare" が料理用語としてどのような意味であるのか知りたくなった。しかし、手元にある[小学館伊和中辞典](1983年 東京 小学館。編者:池田 廉 他)には該当する語義が見当たらない。

白水社の辞典も持っていることは持っていて、いま家の中の何処かにはあるのだろうが、その何処にあるのかが分からないので仕方がない。また、同じく白水社から[イタリア料理用語辞典]が出版されているのは承知しているが、これは残念ながら所持していない。

と云う訣で、ネット上で語義の説明をしたものがないか、探してみた。しかし、これがなかなか見つからなかった。

用例は多数でてくる。そこから、"sfumare" が「酒蒸し」や「フランベ」に近い処理であることは想像が付く。しかし、あたかも説明不用の常用語の如く "sfumare" や "sfumate" が使われていて、その具体的な説明がない。

困った揚げ句に、期待していなかったため、当初すべきなのに省略していた [Google 検索 define:sfumare]を行なってみた。その結果:

日本語 による sfumare の定義は見つかりませんでした。
Web 上での イタリア語 による sfumare の定義:
Bagnare con un liquido un alimento molto caldo che per effetto del calore della pietanza bagnata tendera ad evaporare quasi subito. Le pietanze sfumate vengono poi ultimate nella cottura con l'aggiunta di un altro liquido. Per esempio si sfuma il riso.
www.whynat.it/terminologia/terminologia.php(define:sfumare - Google 検索)

この "www.whynat.it/terminologia/terminologia.php" はリンクが切れているようだ。ただし、同一内容が Glossario in cucinaVocabolario della cucina で見られる。

正に語義の説明である。「google め。愛い奴ぢゃ」と云う気分になったことは正直に認めておこう。

で、その意味なんだが、実は "alimento" と "pietanza" の含意が読み取れないので、釈然としない。しかし、一応訳を付けておく。

液体を、非常に熱い素材にかけ、その主菜の熱によって、液体がほぼ即座に蒸発するようにすること。主菜はその後、別の液体で調理されて完成する。例えば、米に対して行なわれる。

当然文脈に依存するのだが、"sfumare" は「風味付け」と訳すと収まりが良いだろうと云うのが、私の今のところの結論だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年9月18日 (土)

最近、ギョッとした話

コップでミネラルウォーターを一気に飲んだ後で、コップの底にカビのコロニーが出来ているのに気がついた。

その二・三時間前、イオン飲料を飲んだ後、濯がずにそのままテーブルの上に放置してあったのだ。

そのコップは、並製の old-fashoned glass で、面取りをした正八角形の口を持つ、なだらかなコーン形をしている。測ったことはないが、多分 6 オンスか 8 オンスは入るだろう。

隨分昔に、たしか新宿の Lazy Susan で買ったものだ。繊細でないことが取り柄、とでも言うしかない、普段使い用の「コップ」だ。

今まで、これで色色なものを飲んできた。

ワインもバーボンもアイリッシュウイスキーもスコッチもジンも焼酎も清酒も紹興酒もブランディもウォッカも、よせばいいのにビールもこれで飲んできた。このグラスは、ビールを飲むのには向いていないのだ。

一時期、カクテルまがいの物を毎晩のように作って、ドライマルティーニやドライマンハッタン、ギムレットなどと称して、怪しげな液体をグラスにナミナミと作って飲んだものだ。こう云う行儀の悪いことは自宅で無ければ出来ない。

ただ、ポーランド産のスピリタスと云うウォッカを飲むには、このグラスは大きすぎたので、小振りのグイ呑みを使った。その代わり、このグラスにはミネラルウォーターを入れておいて、スピリタスを舐めては、ミネラルウォーターを一口飲んだ。96度プルーフでは矢張チェーサーが必要だったのだ。

それもこれも昔の話だ。今ではグラスは傷だらけになり、私もビールを少し飲んだだけで、右脇腹がシクシク痛みだす。

| | コメント (0) | トラックバック (0)