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2009年3月21日 (土)

メモ: 岩波書店 [ディラック 量子力學 原書第4版] の誤植及び微妙訳

私が ディラック (Paul Adrien Maurice Dirac) の名前を初めて聞いたのは、たしか中学生だったか小学生の時だったと思う。物理学の啓蒙書ででも聞きかじったのだろう (ガモフのトムキンス物--「不思議の国のトムキンス」とか--など読み散らしていたのだ)。物理学的内容など分かる訣もなく (これは確かに小学生の時だが、友達に「E = mc^2 って知ってる?」と聞かれてヘドモドした記憶がある)、「天才物理学者」達の逸話に無闇と興奮していただけだった。

その中でも、ディラックの逸話は印象的だった。例えば、ある婦人 (今、ネットで調べてみたら、ロシアの実験物理学者ピョートル・カピッツァ --Пётр Леонидович Капица-- の2度目の夫人 Анна Алексеевна らしい。ウェブページ "Paul Dirac" 参照) が、編み物をしているのを見て、数学 (位相幾何) 的に言って、その編み方とは別の編み方が可能だと気付き、それをそのご婦人に説明した所、彼女に、それは昔から良く知られていて「裏編み」と呼ばれていると言われてしまった。。。(つまり、彼女は「表編み」をしていた訣です。)

大学に入ってから、教養学部の、物理や化学の参考書として「ディラック」に再び出会う訣だが、読んでみると、何とも咀嚼しづらかった。これは、勿論私が「劣等生」だったと云うこともあるだろう。何しろ、化学の、分子軌道か何かの授業中に、講師が「 "self consitent theory" は通常『自己無道着理論』と呼ばれるが、『自己満足の理論』とも呼ばれる」と云うジョークを飛ばしたのだが、化学の授業で覚えたは、そのことだけだったりするのだ。

しかし、咀嚼しづらかった別の理由の一つは、当時既に、内容が微妙に陳腐化していたせいもあったろうが (なにしろ「量子力学」ではなくて「量子力學」だからね。ただ、ディラックの名誉のために付言するなら、「量子力學」の内容あるいは表現が陳腐化したのは、ディラック自身の偉業の結果だった。彼の量子電磁気学 (Quantum Electrodynamics/QED) は、現在爆発的成長を遂げた場の量子論の鏑矢となったし、超関数論成立の主要動機の一つは、当初数学的に厳密な根拠が与えられていなかったディラックのデルタ関数の合理化だった)、やはり、大きかったのは、量子力学そのものの「分かりにくさ」(と、当然、私の頭の悪さ) だったろう。

量子論の認識論的な「異常性」はさておき (いや、実は「さておき」ではない筈なのだが、ここでは兎に角「さておき」)、何と言うか「結果オーライ」的な「論理」の進展に私は付いて行けなかったのだ。

「こんなことをしてどうして間違えないでいられるのだろう」と立ちすくむ凡人の呟きを余所に、天才は量子の世界を疾走する。

そう云う訣で、「量子力學」に挫折したのだが、それがずっと心に残っていて (まぁ、「虎馬」と云うヤツだな)、時々思い出す度に「そのうち、また挑戦してみよう」と云う呪文で、記憶の亡霊を封印してきたのだ。

しかし、最近アハラノフ・ボーム効果に就いて少し勉強した ([nouse: アハラノフ・ボーム効果とその実証実験 (本ブログ「サニャック効果」関連記事の余談として)] 参照) ついでに、意を決して「量子力學」も強引に通読してみた (ただし「附録 近似的な解き方」は、読んでいない。また、「譯者の註」も必要に応じて参考しただけである)。

読後感は、「名著であることには異存はないのだけれども、やはり既に『歴史的文書』になっている」と云うものだった。

その際若干の誤植に気が付いた。そこで、以下、[ディラック 量子力學 原書第4版] (朝永振一郎・玉木英彦・木庭二郎・大塚益比古・伊藤大介共訳。岩波書店 1968年4月。ISBN-10: 4000061232 ISBN-13: 978-4000061230) の誤植に就いて纏めておく。利用したのは、私の手元にある第5刷 (1971年12月) である。ただし、単純に活字が欠落していることが明白であると思われるもの (「刷り」によって異なるだろうから、例になるかどうか分からないが、手元のものから挙げておくと p.160 の (29) 式で、指数関数の肩にかかっている式中の y が欠けていたり、p.235 の4行目の1つ目の \alpha に付くプライムは2つでなければならないのが1つになっていたりする) は、無視した。また、適宜、みすず書房刊のリプリント版原書 ("The Principles of Quantum Mechanics. 4th ed." ) を援用する。

併せて、「誤訳」と言えないまでも、翻訳として微妙な部分も纏めておいた。

一つ釈明しておくと、「誤植」・「微妙訳」の指摘と言っても、別に、原書全体と訳本を逐一対照させて検討した訣ではない。あくまでも、作業の基本は、訳本を読んでいて意味の通じないところと、そして、それに対して、私の一存で妥当と思われるような変更を並記しただけのことである。と云う訣で、見落とし・見損ないは当然あり得る。ただし、勿論、指摘した部分に就いて、原書の対応箇所に当たり「裏を取る」ぐらいのルーチンワークはしてある。その結果に就いては「備考」に記した。

岩波書店 [ディラック 量子力學 原書第4版] 正誤表
Chap.V-§31 p.165 l.14
\bra{a(q)\partialdiff{b(q)}{q_r}}\bra \bracket{{a(q)\partialdiff{b(q)}{q_r}}}
備考: 式 (41) の左辺の2番目のブラはケットにすべき。原書 p.123 l.19 from the bottom では正しく表記されている。
Chap.VI-§35 p.191 l.8 from the bottom
無限の回轉 無限小の回轉
備考: 原書 p.143, l.5 from the bottom では "infinitesimal ones". また訳文2行前では "infinitesimal rotations" の対応箇所が「無限小の回転」と訳されている。
Chap.VI-§41 p.222 l.4
\mathcal{H}_z + \hbar\sigma_z m_z + \hbar\sigma_z
備考: 原書 p.166 l.7 では正しく表記されている。
Chap.VII-§45 p.236 l.8 from the bottom
(3) (31)
備考: 式番号の間違い
Chap.VIII-§52 p.271 l.12
\absolutevalue{\bracketo{k}{V}{P^\prime\omega\chi d^\prime}} \absolutevalue{\bracketo{k}{V}{P^\prime\omega\chi\alpha^\prime}}
備考: 式(51) の最終辺の被積分関数中で \alphad と取り違えている。原書 p.203 l.10 では正しく表記されている。
Chap.VIII-§53 p.275 l.5 from the bottom
吸収の係數 (59) と, 放出の係數 (56) を 吸収の係數 (59) と放出の係數 (56) との積を
備考: 原書 p.206 ll.10-9 from the bottom では "the absorption coefficient (59) multiplied by the emission coefficient (56)" と、積を作ることが明示されている。
Chap.X-§60 p.311 l.5
\delta b_{x_r} \delta_{bx_{r}}
備考: 式 (27) 右辺中 \delta の後の b は、下付きの添字。原書 p.230 the bottom line では正しく表記されている。
Chap.X-§62 p.319 欄外
§61 §62
備考: 節番号の間違い。
Chap.XI-§69 p.352 l.3 from the bottom
-c\alpha_1 c\alpha_1
備考: マイナス記号は余計。原書 p.263 l.17 from the bottom では正しく表記されている。
Chap.XI-§69 p.353 l.5
\hbar/2mc^2 h/2mc^2
備考: \hbarh の誤り。原書 p.263 l.10 from the bottom では正しく表記されている。訳書の前2行の2か所で h であることにも注意。
Chap.XI-§73 p.364 l.4
\frac{H^\prime}{mc^2} = \left(1 + \frac{\alpha^2}{s_2}\right)^{-\frac{1}{2}} \frac{H^\prime}{mc^2} = \left(1 + \frac{\alpha^2}{s^2}\right)^{-\frac{1}{2}}
備考: s にかかる添字 2 は、下付きではなく上付き。原書 p.272 l.5 では正しく表記されている。
Chap.XI-§73 p.364 ll.5-4 from the bottom
この場合には, c_s の係數に a を掛け {c^\prime}_s の係數に a_2 を掛けて加え合わせると, この場合には, c_s の係數に a_1 を掛け {c^\prime}_s の係數に a を掛けて加え合わせると,
備考: 原書 p.272 では the first coefficient (c_s) と the second coefficient ({c^\prime}_s) に就いて "In this case we get, multiplying the first coefficient by a_1 and the second by a and adding," (ll.10-9 from the bottom) と正しく表記されている。
Chap.XII-§76 p.382 l.6 from the bottom
-(8\pi)^{-1}\mathcal{A}_r\mathcal{A}^{ss}_rd^3\mathbf{x} -(8\pi)^{-1}\int\mathcal{A}_r\mathcal{A}^{ss}_rd^3\mathbf{x}
備考: 式左辺で積分記号が抜けている。原書 p.287 l.4 では正しく表記されている。ちなみに、原書では \mathbf{x} はボールド体ではなくナミ字。他にも同様な箇所がある。少なくともこの本の範囲内では、趣味とか習慣の問題 (ともに大変重要な要素だが) であって、どちらが正しいと云うわけあいのものでもあるまい。
Chap.XII-§76 p.383 l.3
H_{FL}\!\! =\! (8\pi)^{-1}\!\!\int\!\{(U\!-\!A_0)^r(U\!+\!A_0)^r\! + (V^{rr}\!\!-\!B_0)(V^{ss}\!\!+\!B_0)\}d^3\mathbf{x}
備考: この式には、番号 (49) を付けねばならない。原書 p.287 l.12 では正しく表記されている。ちなみに、原書では \mathbf{x} はボールド体ではなくナミ字。
Chap.XII-§77 p.388 ll.13-14
光子の各状態あたり半エネルギー量子よりなる無限大の數項 光子の各状態あたり半エネルギー量子づつが寄与してなる無限大の項
備考: 原書 p.291 ll.2-1 from the bottom の "an infinite numerical term, consisting of a half-quantum of energy for each photon state." を参照。訳書のままだと、「項」が複数あるように見える。しかし、「無限大の數の項」とすると、日本語としてこなれない。ここは "numerical" を敢えて訳す必要はないだろう。
Chap.XII-§78 p.389 l.4 from the bottom
第2量子化によって, \psi は §65 の \bar{\eta} のように 第2量子化によって, \psi 等は §65 の \bar{\eta} 等のように
備考: この文章の内容には \psi, \bar{\psi}, \eta, \bar{\eta} と複数種類の関数が関わるので、そのことを明示的に示すよう「等」を付け加える必要がある。原書 p.293 ll.3-4 でも "The second quantization makes the \psi's into operators like the \bar{\eta}'s of §65," と複数形になっている。
Chap.XII-§78 p.395 ll.13-21
下記参照
Chap.XII-§79 p.399 ll.11-12
\begin{eqnarray*}&&[\kappa(\mathbf{x},x^\ast_0),\ \lambda(\mathbf{x}^\prime,x^\ast_0)] = [\kappa(\mathbf{x},x_0)+\epsilon v_r x_r[\kappa_{\mathbf{x}},H],\ \lambda(\mathbf{x}^\prime,x_0)+\epsilon v_s x^\prime_s[\lambda_{\mathbf{x}^\prime},H]] \\&&\quad =[\kappa(\mathbf{x},x_0),\ \lambda(\mathbf{x}^\prime,x_0)] + \epsilon v_s x^\prime_s[\kappa_{\mathbf{x}}, [\lambda_{\mathbf{x}^\prime},H]] + \epsilon v_r x_r[[\kappa_{\mathbf{x}},H], \lambda_{\mathbf{x}^\prime}]end{eqnarray*}
備考: 式 (103) の前半部分 (この引用ではスペースが少ないため折り畳んであるが、訳書ではもともとは2行に書かれいてる)。実は、数式としては誤っていない。また、原書 (p.301 ll.2-4) とも一致する。それでも式の全体の流れの統一の観点から言ったら、添え字の s は、4箇所全て r に直した方が良いだろう。実際、反交換子関係に就いての対応する式 (104) では r で統一されている。
Chap.XII-§79 p.400 ll.6-7
我々は方方で \epsilon のべきまで式を計算し, \epsilon^2 は無視してきた. 上記 \epsilon の冪式として計算した箇所においては、\epsilon^2 の項は無視された。
備考: 原書 p.301 ll.8-7 from the bottom では "At several places we worked out expressions in powers of \epsilon and neglected \epsilon^2." ここで "several" は敢えて訳す必要はあるまい。訳すにしても、「方方」などとしてはいけない。
Chap.XII-§80 p.401 l.9 from the bottom
\psi_{a{\mathbf{x}}},\ j_{0{\mathbf{x}}}] [\psi_{a{\mathbf{x}}},\ j_{0{\mathbf{x}^\prime}}]
備考: 式 (109) の左辺。原書 (p.302 the bottom line) でも同じなのだが、1つ前の式を見れば分かるように、荷電密度の添字 \mathbf{x} にはプライムを付けて \mathbf{x}^\prime にする必要がある。
Chap.XII-§81 p.406 l.7
\zeta^\ast_{\mathbf{bp}+\mathbf{k}\hbar} \zeta^\ast_{b\mathbf{p}+\mathbf{k}\hbar}
備考: 式 (120) での被積分関数中の \zeta^\ast の添え字でボールド体の \mathbf{b} は、ナミ字の b にする必要がある。原書 (p.306 l.4 from the bottom) では正しく表記されている。

[量子力學] の翻訳は、「意味を取る」と云う観点からだけ見るなら、概ね出来の良いものだ。ただ、(僅かな比較だけから判断してもうしわけないが) 訳者たちには、原文の「雰囲気」とか「ニュアンス」とかを伝えると云う努力はしなかったようだ。[量子力學]の訳文からは、訳者たちが行なったのは、原文を、単文に分解して、それぞれを直訳した後、英文を参照にしつつも、結局は和文の文脈の中で、適宜、論理的・物理的整合性に従って、訳文の文章を再構成していったと云う印象を受ける。そして、実を言うと、それで良かったので、ディラックの文章そのものが文飾に凝ったと云った類いのものではない。勿論、如何なる文章もその文化・歴史的背景を背負っているから、作者の意図に関わらず「雰囲気/ニュアンス」は発生する。しかし、ザッと見た限りでは、ディラックの文章には、「雰囲気/ニュアンス」が重要な意味を担うと云ったことはありそうもない。実際、彼自身は逸話の多い人で、そういった意味では、文学的対象になりうるのだが、その一方で、彼は文学的営為とは無縁であったらしいことが、その逸話自体から伺える (彼は、詩を書いていると云うオッペンハイマー (J. Robert Oppenheimer) に向かってこう言っている, "I do not see how a man can work on the frontiers of physics and write a poetry at the same time." 「物理学の最前線で活動する一方で、同時に詩を書けるなんて、僕には訣が分らない」)。

だから [量子力學] を「名訳」と呼ぶのは「贔屓の引き倒し」になりかねないにしても、「誤訳」らしい「誤訳」がほぼない (らしい) ことだけでも、十分優れていると言って良い。これは、訳者たちが、内容をしっかり理解していて、英文として日本語にしづらいところは、穏当な「意訳」をすることができたからだ。私が [量子力學] を読んでいて、「こう云う日本語になる英文ってあるのだろうか?」と感じて、原文を当たった所、確かに (少なくとも翻訳の非専門家にとっては) ヤヤ訳しづらいところだったと云うことが数度あった。と言うか、ある意味、[量子力學]全体が「穏当な意訳」からなっているとも言えるかもしれない。

しかし、残念ながら第 XII 章の翻訳品質は、若干落ちる。何か、翻訳に不慣れな人が訳した趣きがあるのだ。それは、自分の英文理解に自信がなく、「手探り」のまま訳しているとでも形容したら良いのかもしれない。。

例えば、XII-§78/p.394 ll.14-19 (原書 p.296 the bottom line - p.297 l.5) の反交換関係が満たすべき性質の箇条書きで "it" を「それ」と訳してしまっているため、日本語としてこなれていないが、ここは、すべて「反交換関係」を使うところだろう。

あるいはまた、XII-§76/p.380 ll.11 and 16 (原書 p.285 ll.14 and 20) で、原文の「波長が零でない波」は、「波数が零でない波」の思い違いだろうと云う正しい指摘を訳者は「譯者の註」(p.465) でしているにも関わらず、訳文では「波長」を温存しているのは、訳者が自分の物理学理解に自信がないためではなく、英語理解に自信がないことのあらわれと見てよい (もっとも「譯者の註」での説明は、大袈裟のような気がするが)。

そうした「不慣れな訳文」の中で、私が一番違和感を覚えたのは XII-§78/p.395 ll.13-21 (原書 p.297 l.8 from the bottom - p.298 l.2) だ。原文と対応させてみると、間違っているのではないのだが、もっと「普通の日本語」に訳せるだろうと云う気になる。これは、ヤヤ長いので、上記の表には纏めず、以下に、その概要を示すことにした。

まず、原文を示す:

Thus (l^\mu\alpha_\mu + S\alpha_m)_{ab}K_{ba}(x, x^\prime) (87)
should be invariant with K_{ab}(x, x^\prime) given by (85), and its invariance would be sufficient to ensure the invariance of the anticommutation relations. We get for (87)

<br />
\begin{eqnarray*}<br />
&&h^{-3}\!\!\int\Sigma\!\frac{1}{2}(l^\mu\alpha_\mu\! +\! S\alpha_m)_{ab}(p_0\! +\! \alpha_rp_r\! +\! \alpha_mm)_{ba}e^{-i(x-x^\prime)\cdot p/\hbar}p^{-1}_0d^3p \\<br />
&&\quad = h^{-3}\!\!\int\!\Sigma\frac{1}{2}\{(l_0\! -\! l_s\alpha_s\! +\! S\alpha_m)(p_0\! +\! \alpha_rp_r\! +\! \alpha_mm)\}_{aa}e^{-i(x-x^\prime)\cdot p/\hbar}p^{-1}_0d^3p \\<br />
&&\quad = h^{-3}\!\!\int\!\Sigma{2}(l_0p_0\! -\! l_rp_r\! +\! Sm)e^{-i(x-x^\prime)\cdot p/\hbar}p^{-1}_0d^3p. \qquad \qquad \qquad (88)<br />
\end{eqnarray*}<br />

This is Lorentz invariant because the differential element p^{-1}_0d^3\mathbf{p} is Lorentz invariant.
--P.A.M. Dirac "The Principles of Quantum Mechanics" 4th ed. Oxford University Prerss (1958) pp.297-298 (XII-§78)

これに対する [量子力學] の訳文は:

從って (85) で與えられる K_{ab}(x, x^\prime) について

(l^\mu\alpha_\mu + S\alpha_m)_{ab}K_{ba}(x, x^\prime) (87)

が不變でなければならない。そして、これが不變であることが、反交換關係の不變性を保証するのに十分である. (87) として,

<br />
\begin{eqnarray*}<br />
&&h^{-3}\!\!\int\!\Sigma\frac{1}{2}(l^\mu\alpha_\mu\! +\! S\alpha_m)_{ab}(p_0\! +\! \alpha_rp_r\! +\! \alpha_mm)_{ba}e^{-i(x-x^\prime)\cdot p/\hbar}p^{-1}_0d^3\mathbf{p} \\<br />
&&\quad = h^{-3}\!\!\int\!\Sigma\frac{1}{2}\{(l_0\! -\! l_s\alpha_s\! +\! S\alpha_m)(p_0\! +\! \alpha_rp_r\! +\! \alpha_mm)\}_{aa}e^{-i(x-x^\prime)\cdot p/\hbar}p^{-1}_0d^3\mathbf{p} \\<br />
&&\quad = h^{-3}\!\!\int\!\Sigma{2}(l_0p_0\! -\! l_rp_r\! +\! Sm)e^{-i(x-x^\prime)\cdot p/\hbar}p^{-1}_0d^3\mathbf{p}. \qquad \qquad \qquad (88)<br />
\end{eqnarray*}<br />

が得られる. 微分要素 p^{-1}_0d^3\mathbf{p} がローレンツ不變であるから、この式はローレンツ不變である。
--P.A.M. ディラック [ディラック 量子力學 第4版] 東京 岩波書店 (1968) 朝永振一郎・玉木英彦・木庭二郎・大塚益比古・伊藤大介共訳 p.395 ll.13-21 (第XII章第78節)

こまかい翻訳技量の難点をイチイチあげつらっても仕方がないので、私なりの訳文を示すだけにしておく:

と云う訣で (85) で表わされる K_{ab}(x, x^\prime)

(l^\mu\alpha_\mu + S\alpha_m)_{ab}K_{ba}(x, x^\prime) (87)

とは、不変量であるか否かが一致することなる。従って、反交換関係の不変性を証明するには (87) の不変性を証明しさえすれば良い。そこで (87) を計算すると

<br />
\begin{eqnarray*}<br />
&&h^{-3}\!\!\int\!\Sigma\frac{1}{2}(l^\mu\alpha_\mu\! +\! S\alpha_m)_{ab}(p_0\! +\! \alpha_rp_r\! +\! \alpha_mm)_{ba}e^{-i(x-x^\prime)\cdot p/\hbar}p^{-1}_0d^3\mathbf{p} \\<br />
&&\quad = h^{-3}\!\!\int\!\Sigma\frac{1}{2}\{(l_0\! -\! l_s\alpha_s\! +\! S\alpha_m)(p_0\! +\! \alpha_rp_r\! +\! \alpha_mm)\}_{aa}e^{-i(x-x^\prime)\cdot p/\hbar}p^{-1}_0d^3\mathbf{p} \\<br />
&&\quad = h^{-3}\!\!\int\!\Sigma{2}(l_0p_0\! -\! l_rp_r\! +\! Sm)e^{-i(x-x^\prime)\cdot p/\hbar}p^{-1}_0d^3\mathbf{p}. \qquad \qquad \qquad (88)<br />
\end{eqnarray*}<br />

が得られるが、微分要素 p^{-1}_0d^3\mathbf{p} はローレンツ不変であるから、この式もローレンツ不変である。


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2009年2月20日 (金)

Winshell3.3 の Runtime Error

LaTeX ファイル作成支援ソフトWinShell を 3.3 にヴァージョンアップしたところ (Download WinShell) 、新規プロジェクトを作成しようとすると runtime error が出て、ソフトが強制終了されるようになった。

プロジェクトを作らないままでなら新規の TeX ファイルは作れるようだ。

この事例と全く一致するのか、私には判断できないが、類似の現象はネット上に報告されている。

  1. 3.2.1でVisual C++ Runtime Error!で涙目になったから,必死で旧版を探して使っている件 - BiBoLoG
  2. TeX総合スレ III の「296:10/03(金) 10:49 NtmTXPou0 」と「297:10/03(金) 11:03 NtmTXPou0 」
  3. TeX Q & A スレッド (50001-50500)」の「[qa:50060] Runtime Error」。この件に就いて、奥村晴彦は MSXP での Msvcirt.dll 7.0.x の欠陥に関るのではないかと推測しており (「TeX Q & A [qa:50078] Re: Runtime Error」参照)、 MS は「修正プログラム」も発表しているが、私はまだ試していない。
  4. TeX Q & A スレッド (50001-50500)」の「[qa:50292] WinShellのRuntime errorの再現性とダウングレード」では Winshell をダウングレードする対処法が報告されていて、その結果は良好だった由。
  5. Winshell の 公式サイト "WinShell - LaTeX User Front End" 中のフォーラム "WinShell - Forum" でも、報告されていて (WinShell - Forum - Miscellaneous - run time error!)、WinShellWinShell を一旦閉ぢてから WinShell.ini ファイルを削除し、その後 Winshell を再開することが薦められているが、これでは解決しないようだ。

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2009年2月 7日 (土)

今日は初午。練馬区高松の地口行灯

東京都練馬区高松に、所謂「激安スーパー」である [業務スーパー練馬店] (東京都練馬区高松3-21-18) があって、時時買い物をする。だから、その敷地の中に、恐らく以前はそこに大きな屋敷 (農家) があっただろう名残と思われる稲荷祠があることには気が付いていた。

いま google map のストリートビューで確認してみたら、看板や木が邪魔をして屋代そのものは見えづらいのだが、鳥居ぐらいは見ることができた (航空写真では、屋代の赤い屋根が見える)。

その [業務スーパー] に、たまたま昨日今日 (2009年2月5日・6日) と行く用事があったのだが、その「お稲荷さん」に地口行灯が五・六灯飾ってあったのだな。「ああ。そう言えば、もう初午なんだな」と思ってしまった。調べてみたら今日 (「こんにち」と読んでいただきたい) 2月6日が初午だった。

しかし、顧みてみると、初午に地口行灯が飾ってあるのを実見したのは初めてかもしれない。子どものころ見たことがあるかもしれないのだが、だとすると、忘れてしまっている (そう言えば、去年だったか一昨年だったか、板橋の下頭橋の豊敬稲荷だったかの前を初午の日に通りかかったら、太鼓が柵柱に吊り下げてあって、誰でも叩けるようにしてあったのを見た記憶があるが、その時にも地口行灯はなかったようだ)。

勿論、地口行灯そのものは、北千住の商店街や浅草寺門前の伝法院通りで見かけたことがあるのだが、あれは観光用であって常時掲げられており、初午とは関係ない。

今日見た地口行灯で私が読み取れたものはたった二つで、曰わく「小狐三本桜」と「狐道成寺」だけだった。まぁ「義経千本桜」と「娘道成寺」ぐらいなら私でも知っていると云うだけのことなのだが、そのほかも全て「狐」で通しているらしかった。かってそう云う風習があったのだろうか。浅学にして、その有無を承知しないのが残念である。

原稿を書いているうちに日付が変わってしまったが、このまま投稿することにする。

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2008年12月 9日 (火)

[nouse: 一般相対論によるサニャック効果の導出] の URL (所謂「固定リンク」) に就いて

先日、本ブログの [nouse: 一般相対論によるサニャック効果の導出] (2007年9月30日[日]) に、[nouse: ホロノミー (holonomy) としてのサニャック効果 (Sagnac effect): 物理篇 ] (2008年11月 8日[土]) へのリンクを補足して、保存しなおしたところ、記事の URL (所謂「固定リンク」) が変わってしまった。

具体的には、ファイル名が "post_4f1e.html" から "post-4f1e.html" に変えられていたのだ。

「事故を防ぐ」と云う観点から、投稿記事の URL をココログが独自の方針で割り当てるのは、ある程度理解できる。しかし、一旦割り振った URL を変えてしまってどうするのだ。ファイルシステムが成立しないではないか。作成したファイルの内容の自己同一性を担保するのは、「公序良俗に反しない限り」投稿者 (厳密には「著作者」だが表見的には「投稿者」である) のみの責任であるとともに、投稿者のみの権利である (これは著作者人格権に関わる)。そして、同一の URL は、ファイルの内容の自己同一性の基本的な表示なのだ。

このブログ中の既存記事には [nouse: 一般相対論によるサニャック効果の導出] へのリンクを張ったものが複数存在する。それは現在リンク切れの状態になっている。しかし、リンクを張りなおしすと、リンク元の記事自体の URL が変わってしまう可能性があるので迂闊に手を出せない。

また、検索エンジンでも、古い方の記事にヒットした場合はリンク切れになっている。

ココログスタッフの猛省を促したい。

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2008年9月 1日 (月)

「先生」・「先生」・「先生」の聲

[nouse: 英文版ウィキペディア "Born coordinates" 導入部、第1節-第3節翻訳草稿] (2008年8月2日[土]) を書いていて、サニャック効果 (Sagnac effect) とは時空多様体を「空間」上のファイバーバンドル (fiber bundle) と捉えた時のホロノミー (holonomy) なのだと気付いたのだったが、少なくとも日本の「知的状況」では (と云う書き方もオゾマシイほど初歩的なことなんだが、まぁとにかく)、一般的に認識されていないようなので、微分幾何学の初歩の復習も兼ねて、ファイバーバンドルの理論をホロノミーの所ぐらいまで纏め始めたのだったが、これが例によって難渋している。

書きはじめる前の予定では、8月中旬には (ハッキリ書くと「8月11日」) 脱稿・ ポストだったのが、今日は既に8月末日である。

しかも昨日当たりから、当初は全く書くつもりのなかった「層 (sheaf/faisceau)」のことを、、極めて簡単ながらも (取り敢えず「層係数のコホモロジー」ぐらいに就いては) 触れる必要があることに気が付いた。しかし、幾ら「簡潔」と云っても、「1」のことを書こうとしたら、少なくとも「20」とか「30」ぐらいのことは調べたり考えたりする必要がある。そして、それだけ苦労しても、しばしば手ひどい過ちをするのが、私のような愚かな人間には通例なので、手を抜くわけにはいかないのだ。まだ、しばらく泥沼状態が続きそうである。

なんだかガッカリしてしまった。

そう云うわけで、今日は作業に手が着かず、バックレてしまって、カテゴリー「『日本語で一番大切なもの』」のなかの記事の内部リンクを補足したり、大意を書きたしたりし始めたのだったが、「紫草のにほへる妹を憎くあらば人妻ゆゑにわれ恋ひめやも (天武天皇 [万葉集1]21)」の大意を書こうとして、とたんに行き詰まってしまった。

「恋ひめやも」が反語であることはともかく、「憎くあらば」は何なのだろう。

勿論、贈歌は言わずと知れた「あかねさす紫野ゆき標野ゆき野守は見ずや君が袖ふる (額田王 [万葉集1]20)」なんだが、この贈返二歌、微妙に照応していない。

恋愛の上でのことだから、「ズラシ」は基本的な作法でありうるのだが、だとしたら、背景に「事件」があったことを想像してしまう。

素直に受けとるならば、二人の間に、「女」の側からすれば、「男」から嫌われたかもしれないと考えたとしても不思議でない「事件」があったことになる。

さらに厳密に言うならば、これは「男」の発想内での「事件」なのだ。つまり、男の発想では「『女』の側からすれば、『男』から嫌われたかもしれないと考えたとしても不思議でない『事件』があった」。

「男」は、「女」の「不安」を劇的に解消するために、「野守」が監視している「標野」で、「女」に対して「袖を振る」と云う愛情表現をすると云う無謀なことをワザとする (cocu は、クニの支配者である)。

「女」は、「男」の行為に呆れたのか、感激したのか、そのどちらかであるかは、実は恋愛の相のもとでは、あまり意味がないので、重要なのは、「男」の関係修復を願うサインを受け入れたことを示すための優位の姿勢で、「男」をたしためたと云うのが、「[万葉集1]20」だ。「野守が見ていないとでも言うのですか?」

これに対する「男」の返歌は、「女」の贈歌に直接答えていない。自分は「女」を嫌っていないと云う、当面の最重要メッセージを伝えることに終始している。「美しい女性よ。あなたに腹を立てているのだとしてら、人妻であるあなたを何とかして手に入れたいなどと思うでしょうか?」

勿論、「事件」を、単純に、「女」が「人妻」になったと云う事実であると捉えることは可能なのだが、実は、それ以外の何かがあったような気もするのだ。しかし、そうなると、結局「憎くあらば」をどう解釈するかと云う問題に戻ってしまう。

思案投げ首していたら、窓の外から、この雨続きで肌寒い一週間ばかり聞こえていなかったクマゼミの鳴き声が「シャン・シャン・シャン」と聞こえてきた。物理/数学も不可、万葉も不可である私を「先生・先生・先生」と嗤わっているようだ。

     大窪詩佛
古松林裏聽蟬鳴
先生先生先生聲
聲聲似把先生笑
莫笑先生老遠行
三十年來舊遊地
白首重來幾先生


富士川英郎 (「江戸後期の詩人たち (1973年)」) によれば、常陸国多賀郡大久保に生まれ、江戸神田お玉ヶ池に詩佛堂を営んだ詩人が紀州に旅をしたときのこの詩 (題はないらしい) の「蟬」は「おそらく熊蟬だろう」と云うことだ。おそらく、彼の耳に、このセミの鳴き声は耳新しかったのだろう。そう言えば、やはり関東に生まれ、いまもその住人である私にとっても、「シャン・シャン・シャン」は、幼年時代聞かなかったような気がする。

詩を詩佛に倣おうとは思わないが、それでも、ここはやはり蝉どもに対して、「嗤ふなかれ小生の老いて遠行することを」と言っておきたい。


駄文を弄しているうちに、日付が変わってしまった。もともと、原稿が書きあぐねたすさびに書き始めた文章だから、それも当然か。「莫笑」。

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2008年3月22日 (土)

メモ:ユニコードファイル二題。テキストソートと xyzzy の設定

私は、xyzzy エディタを用いてテキストを作成している。そのコードは基本的にユニコード (utf-8n) で、改行コードは lf である。以下の話題は、この事実に関する。

[nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) で引用文を五十音順 (辞書配列順) にソートする際には ruby を使用した (勿論、テキストソースでは、各引用文冒頭にその読みのひらがな化してソートタグに付けてある)。これは、xyzzy の filter-buffer でバッファ内容を sort.exe に喰わせた所、ゴミを吐き出したためで、恐らくは、xyzzy が呼ぶようになっている sort.exe がユニコードに対応していないのだろう。Windows で動くユニコード対応の sort.exe を少し探してみたが、出てこない。早々と諦めて ruby なら当然ユニコード対応になっているはずだと、方針を切り替えたのだ。

呆気ないほど簡単に [Rubyのほそ道・けもの道] で、テキスト・ファイル全体のソートを行なうスクリプトが見つかった。5行の短いものだが、こうしたものでさえ、私のような素人が作ろうとすると、些細な所で躓いて、ひどい苦労をするものだ。作成者の Minagawa Mitsuo さんに感謝する由縁である (入力ファイル名が "input.txt" 限定、出力ファイル名が "output.txt" 固定だが、一回限りの利用には何の問題もない)。

実際に引用文ファイルを流した所、綺麗にソートされた output.txt が出来た。それに leading 部分を付けたのが、[nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] である (フランス語詩と英語詩については別扱いにして最後にもってきてある)。

ただし、うつかりしていて、改行コードが cr+lf のままになってしまっているのが残念だ。


その後、「引用文索引」ファイルから、一行づつ切り取って別々の記事として [nouse: ああしやごしや、ええしやごしや] (2008年3月4日[火]) から [nouse: Oh, to be in EnglandNow that April's there,And whoever wakes in EnglandSee,.....] (2008年3月21日[金]) までの記事としてポストした。

その際、操作の効率化のために、いままで余り使わなかった find-file でファイル名指定をして新規バッファを開き、「引用文索引」ファイルから冒頭一行をカットして、新規バッファにペーストして保存するようにした。其の数、497。

しかし、テキストソートの話を書こうとして、ファイルを幾つか見直した時に、そうして作った「シングルカット」ファイルのコードがユニコードでなく、Shift-JIS になっていることに気付いたのだ。数秒間呆然としたね。全部が Shift-JIS なのか確かめた訣ではない (なにしろ 497 個だから) が、その可能性はある。おいおい。

改行コードは勿論と言うか、何と言うか、cr+lf だ。再び、おいおい。


この記事の冒頭でも書いたが、私はテキストを、コードは基本的にユニコード (utf-8n) で、改行コードは lf で作成する。従って、新規バッファで作成したファイルを、ファイル名を指定して保存する際にはディフォルトで utf-8n, lf になるように、次のような設定を .xyzzy に書き込んである。

; 文字コード : utf8n
(set-buffer-fileio-encoding *encoding-utf8n*)

; 改行コード : LF
(set-buffer-eol-code *eol-lf*)

だから、当然 find-file でファイル名を指定した場合も、この指定が生きていると思いこんでいたのだ。

しかし違うのだな。考えてみれば、これは当然なのだ。関わる関数が違うからね。

と云う訣で [mieki256's diary - xyzzyで特定種類のファイルの文字コードを指定] を参考にして、*find-file-hooks* に add-hook して、取り敢えず find-file でファイルを作成した時は全部 utf-8n, lf になるようにしてしまった。本当は、拡張子でキチンと場合分けをしなければならないのだが、まぁ「取り敢えず」ということで...

それで思い出した。xyzzy の「新規作成」でファイルを作成すると、やはりディフォルトは Shift-JIS, cr+lf なのだった。まぁ、「新規作成」でファイルを作ることは多くないのだが、それでも時々あって、そのたびにコードの変更をしなければならず「ウザイ」と思っていた。ついでに、それも直しておこうと云うことで、次のようなことをしてみた。これで良いのか、自分でも心許ないのだが、一応設定が変わったようだ。

;「新規作成」も utf-8n, lf
(setq *default-buffer-mode* 'text-mode)

(add-hook '*text-mode-hook* 'my-text-mode-hook)

(defun my-text-mode-hook ()
(progn (set-buffer-fileio-encoding *encoding-utf8n*) (set-buffer-eol-code *eol-lf*)))


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2007年12月21日 (金)

"Rboard PRO for PC" 被昇天

昨2007年12月20日午前、十年ほどもしっかり働いてくれた "Rboard PRO for PC" が天に召されました。

ハードウエアとしての使い心地はとても優れていたものの、ドライヴァの出来は今ひとつで、ときどき突如として半角カナコードを吐き出すようになって、システム再起動を余儀無くさせられましたが、それも今となっては良い想い出です。

最近は、システム立ち上げ時に、キーボードの認識が成立せず、そのたびに BIOS 画面をオープン・アンド・シャットすると云う便法を取らざるを得ないことが頻頻と起こるようになっていました。

更に、この數日間は、数文字、或いは一文字打ち込んだだけで半角カナ状態に切り替わることが常態化していました。そして遂に昨日になって、システム立ち上げのキーボード認識失敗だけでなく、BIOS 画面を開く為の DEL キー入力さえ出来なくなってしまったのでした。

キーコードが入力できなければ、キーボードはキーボードではなく、コンピュータも只の箱です。こうなってしまっては、この Rboard を偏愛してきた私としても為す術がありません。思うに、二台の「アスキーボード」と、この "Rboard PRO for PC" とで長い間続いてきた親指シフト専用キーボードの利用が到頭終わってしまったので、若干の感傷ナシとしませんが、普通の日本語キーボードに AltIME と「親指ひゅんQ」を入れて凌いでいます。

でもやはり使いづらいですね。慣れれば何とかなるのでしょうか。そうあって欲しいとは思っていますが。

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2007年11月21日 (水)

ココログ管理ページの favicon が変だった

ココログ管理ページには、favicon (favorite icon: アドレスバーに表示されるアドレスの先頭や、タブブラウザのタブの先頭に付けられることがある、個々のページ用のアイコン) がある。正方形の中に2行取りで [ココログ] と表示されているものだ。文字のフォントは、基本のロゴのものを踏襲している。

これが、群青色の正方形の中に白抜きで [経] 一字に変わってしまったのだ。それ以外の動作がおかしくなることはないので、そのうち元に戻ればそれで良いと、放っておいた。それが一向に直らない。そのうち、[四角に経] が、時時覗くことがある [みんなの経済新聞ネットワーク] の favicon であることに気が付いた。そう分かると、キチンと直したくなる。

ネットを調べてみると、[IconCacheを削除してもアイコン表示が元に戻らない -OKWave] と云うページがあって、Tweak UI のアイコン修復機能を使うことが勧めれていたので、実施してみたが、事態は変わらなかった。しかし、そこで紹介されている [IconCache.dbについて] を読んで、[IconCache.db の削除] は試してみる価値があることに気が付いた。

で、そうしたところ、あっさりとココログ管理ページの favicon は復旧したのだった。

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コンピュータ筐体を開けてビックリ

コンピュータ・システムの電源が落ちるのが止まらない。遂には、ワクチンソフトでウィルス・スキャンをすると途中でシャットダウンすると云う洒落にならない状態に立ち至った。その間、ネットへの接続は切断してあったから、どうやら IE7 による CPU への負荷は第一要因ではないようだ。

となると、電源の異常か、マザーボードの動作不良か、と云うことを考えざるをえなくなる。マザーボードの交換は勘弁してほしいなと云うことが念頭にあるせいか、電源の異常の方がまだマシとか、いっそのこと電源の異常であってほしいとか、発想が歪んでくるが、そのまま、電源の交換に備えて、その仕様を確認しようと、コンピュータ筐体を開けてみた。

中を覗いて驚いた。CPU のヒートシンクに綿ぼこりがビッシリとついている。謂わば、ヒートシンクに毛布を掛けた状態になっていて、冷却ファンの効果など期待できない。少し負荷が高まっただけで CPU が熱暴走するのもムベなるかな。

早速、エアダスターと綿棒とで綿ぼこりを取り除いた。試しに、ウィルス・スキャンしてみると、無事完了。この十日間だか二週間だかのヤキモキは Much ado about NOTHING だったらしい。と言うか、是非そうあってほしいと思っている。

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2007年11月19日 (月)

ブログ・パーツを除去

私が使用中のコンピュータ・システムの電源が頻繁に落ちるので、CPU への負荷を少しでも減らすために、私のホームサイトである、この nouse からブログパーツやガジェット類を、できる限り削除した。

効果は限定的である可能性が大きい。

もし「行状」が改まらないなら、ブラウザを IE7 から IE6 に戻すか、あるいは全く別のブラウザに切り替えるしかあるまい。

それ以上は、システムの更新と云うことになるだろう。やれやれ。

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2007年11月 5日 (月)

IE7 を入れたらコンピュータがプッツン

Internet Explorer 7 をインストールした (2007年10月26日17時過ぎ) 翌々日 (2007年10月28日10時頃)に、コンピュータが正にプッツンと音を立てたと思うと電源が落ちてしまった。電源を入れ直すと、セーフモード起動が促されて、オプションのメニューが表示されるが、そのどれを選択しても、すぐにやはり電源が切れてしまう。

以前使っていたシステムでは、システムのシャットダウンが出来なくなったことがあったが、今回はそれ以上に「途方に暮れた」。システムが立ち上がらないことには、情報収集さえできない。--ちなみに、通常の仕方でシャットダウンが出来ない場合でも、ATX 電源なら、パワーボタンを数秒間以上押し続けることで、「強制的に」パワーオフになることをその時に知った。

CPU の冷却ファンが唸りを上げていたのには気付いていたから 、CPU 過負荷による一時的なものかもしれないが、電源その他のハードが壊れた可能性も否定できない。もし、ハードの故障だったら、パーツの交換などと云う悠長なことはしていられない。新システムを購入する必要がある。しかし、CPU への過負荷だったら、「ほとぼり」を冷ましてから再起動すれば、復活する可能性はある... ここは、不測の出費と云う事態は避けたいので、その見極めはしっかりしておくこう。

と云う訣で、コンピュータシステムを半日ほど放置してから、恐る恐る電源を入れてみると、やはりセーフモード起動を促す画面が現われた。それを無視して通常モードで再起動すると、「ありがたや」いつも通りの「挨拶画面」がでてきた。それ以来、CPU に負荷が掛かり過ぎないように気を付けているのだが、いささか自分でも疑心暗鬼を生じている気味があるのを自覚せざるをえない。

IE7 を使用し始めて、もう一つ当惑しているのは、Google ツールバーの検索窓への日本語入力がしばしば不可能になる (キャレット、つまり文字入力ポインタが消えてしまう) ことだ。おそらくは、バックグラウンドでの処理に忙殺されているだろうが、だからと言って、入力した筈の文字の表示を後回しにするのはいただけない。

今のところ、IE7 に変えて良かったと思えるのは、web ページ印刷の際にページ右端が切れてしまうのがなくなった点だけである。

もっとも、これに就いても、私は不審に思っていることがあって、IE6 では、web ページを A4 版で印刷すると、極めてしばしばページ右端が印刷されなかったのは 事実だが、これには便法があって、印刷出力の指定を B4 版にして、実際の印刷は A4 版ですると、自動的に縮小印刷されるため、ページ切れが解消されていた。ところが、いつの間にか、この「便法」が利用不可能になっていたのだ。これに、私が気付いたのは、IE7 への自動アップデートが「誤配布」されたことが話題になった 2007年10月初旬のことだ。「スラッシュドット ジャパン | IE7日本語版、マイクロソフトのミスで一時自動更新で誤配布される」を読むと、日本では IE6 からIE7への切り替えが進んでいないらしいが、私自身の場合でも、「便法」が使えなくなった不便さに堪え兼ねた (別の仕方で縮小印刷は可能なのだが、イチイチ縮小率を指定しなければならず煩わしい) のが、IE7 への切り替えを決意したただ一つの理由だから、しっかりとマイクロソフトに誘導された、と言うか、シェパードに追い立てられている畜群中の一匹になった気分ではある。

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2007年8月 8日 (水)

マウス右クリック・メニュー (コンテキスト・メニュー) にファイルの「フォルダーへコピー」又は「フォルダーへ移動」を追加した場合の注意点

ネット上で、Windows の「便利なカスタマイズ」として、レジストリを編集して、ファイルをマウス右クリックした際に現われるメニュー (コンテキスト・メニュー) に、そのファイルを所望のフォルダーへコピーしたり(「フォルダーへコピー」)、移動したり (「フォルダーへ移動」) するための項目を追加する手順が説明されている例がある。

Windows の利用形態には個人差があるだろうから、それにもよるだろうが、基本的に便利な機能であるには違いない。

しかし、このカスタマイズには「副作用」があるようだ。

少なくとも、私が試しに導入してみた例ではそうだった。

そうでないカスタマイズ法もあるのかもしれないが、私が経験した場合を説明すると、こうした右クリックメニュー追加後に、スタートメニューから降りて行って或るフォルダー (私は、良く使うフォルダーをスタートメニューに入れてある) をダブルクリックなり、右クリック・メニューなりで開こうとすると、フォルダが開かず、その代わりに「項目の移動」や「項目のコピー」のダイアログがでてきてしまうのだ (それらをキャンセルすると、ようやく目的のフォルダが開く)。

まぁ、異常が起こるのは、スタートメニューに「フォルダ」として登録されている場合で、フォルダへの「ショートカット」として登録されている場合は、素直に目的のフォルダが開いたりするのだが、予備知識無しに (私がそうだった) こうした現象に出会うと、やや戸惑う。そして、毎度そうなるので、戸惑いが無くなった後でも、煩わしさは残る(「ショートカットとして登録すれば良い」と言われそうだが、「そう云う問題ではない」と言い返したい気がする)。

この現象は、該当するレジストリ・キーを削除したところ消滅した。

そして、改めて、何が起こったのか調べてみると、現象自体への言及がなかなか見つからなかったりするのだ。

しかし「灯台下暗し」。私は見過ごしていたのだが (インストールしただけで、あまり使っていなかった) [窓の手 2004 for WindowsXP] の [右クリック] タブに、このメニュー追加の項目があって、そこには既に「スタートボタン → プログラム → 任意のフォルダを開くを選択する際にも、コピー又は移動のダイアログが表示されてしまう等の副作用があります」と注意書がしてあった。

これらは、みなレジストリに同一の変更を加えることで、同一の目的を達成していると筈なのだが、「副作用」に就いて指摘してあるのは、私が知る限り、[窓の手] のみである。

「戸惑っている」かもしれない人のために、ここに書き留めておく。

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2007年8月 4日 (土)

[ガリレオの些細な過ち] 及び [「複合變列」につまづく] での図面の差し替え

[nouse: ガリレオの些細な過ち] (2006年4月3日 [月]) 中の図面に見栄え上の不満があったので、inkscape で作成したものに差し替えた。ついでに、 それほどの不満はなかったのだが、[nouse: 「複合變列」につまづく] (2006年2月26日 [日]) 中の図面も、inkscape によるものに差し替えた。

以下が、それらの図面である。


nouse: ガリレオの些細な過ち

第26図

  • 当初の図面:
    ガリレオ[新科学対話] 第26図。[ガリレオの些細な過ち] で以前採用
  • 差し替えた図面。tutorial を読まないまま inkscape + gimp で作成。出来栄えに不満があったので、tutorial を読み出し始めた。その結果が、2007年7月18日7月23日7月31日、8月1日にポストしたものである。
    ガリレオ[新科学対話] 第26図。[ガリレオの些細な過ち]で、一時採用。tutorial を読まないまま inkscape + gimp で作成。
  • 現在の図面 (inkscape で作成):
    ガリレオ[新科学対話] 第26図。[ガリレオの些細な過ち] で現在採用。inksacpe で作成。

第25図

  • 当初の図面:
    ガリレオ[新科学対話] 第25図。[ガリレオの些細な過ち] で以前採用
  • 現在の図面 (inkscape で作成):
    ガリレオ[新科学対話] 第25図。[ガリレオの些細な過ち] で現在採用。inksacpe で作成。


nouse: 「複合變列」につまづく

  • 当初の図面:
    ガリレオ[新科学対話] 第12図。[「複合變列」につまづく] で以前採用。
  • 現在の図面 (inkscape で作成):
    ガリレオ[新科学対話] 第12図。[「複合變列」につまづく] で現在採用。inksacpe で作成。

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2007年7月 6日 (金)

Windows (XP) プリントスプーラのハングアップ

前稿 [nouse: Windows 版 LyX によるヘブライ語入力] (2007年7月5日) を作成中、プリントスプーラがハングアップしてしまい、かなり焦った。

プリントアウトしようとすると「操作を完了できませんでした 印刷スプーラ サービスが実行されていません」とノタマって、印刷を放棄してしまうのだ。

再起動してみても、事態は変わらない。

それ以外の機能は無事なので、ネットで情報を収集してみると、コントロールパネルを開けて、[管理ツール > サービス] 中の Print Spool を設定しなおせとか、[プログラムの追加と削除 > Windows コンポーネントの追加と削除] で [そのほかのネットワークファイルと印刷サービス] にチェックを入れろとか書いてあるので、遣ってみたが効果なし。

「えーい、面倒だ」と、ドライバをインストールし直そうと思って、現在のドライバをアンインストールしようとしたが、同じエラーが出て、処理が停まってしまう。当然、ドライバの更新は出来ない。事態は深刻な様相を帯びてくる。

不思議なことに、プリンタドライバが削除できないのに、そのアイコンが消えたり復活したりする。プリントスプーラの情報もマグレのように現われることがあって、それによると 未処理の印刷ジョブが4件あると示されている。どうも、これが悪さをしているらしいと、ジョブの停止・削除をしようとしたが、やはり例のエラーメッセージが現われて、そこで止まってしまう。起こっていることの意味が理解できず、いささかジタバタしてみたが、どうにもならならない。

「ひょっとしてウィルス?」と、思って、ワクチンソフトでスキャンしてみたが、途中一度問題のエラーメッセージが出ただけで、ウィルスは検出されず、こう云う時って、むしろ少しガッカリするもんですね。「やはりスプーラを何とかしなければならないのか。」

"Spooler subsystem app" に就いてのエラーメッセージも出るので、こちらのキーフレーズでネットを調べると、マイクロソフトのサポート情報として「セーフモードで起動して、フォルダ c:\windows\system32\spool\printers 及び c:\windows\system32\spool\drivers\w32x86 を中身のファイルと共に削除」とか、レジストリを細かく弄る処方が書いてあった。

「そうするしかないのか」と臍を固めかけたとき、別のウェブページ(うっかりして記録を取り忘れたが、[理系のメモ帳. - 消せないプリンタのスプールを空にする。] だったと思う)で、spoolsv.exe を停止してから、c:\windows\system32\spool\printers の中のファイルを削除すると、未処理の印刷ジョブが消えるらしいことが分かった。

で、その通りにしたら、豈図らんや、何ごともなかったかのように元どおり印刷できるようになってしまった。本件に関しては、「セーフモード」は関係なかったようだ。

2007-11-02 (金) 補足:spoolsv.exe の停止方法 (参考として)

ただし、以下の操作の妥当性は、私自身のシステムでのみ (当然ながら少数回) 確認されているにすぎない。他のシステムでは、以下の操作が無効、失当、または不測の事態を引き起こすこともありうるので、実施するとしたら慎重に行なって頂きたい。

方法は、2通りあって、1つ目は、[消せないプリンタのスプールを空にする。 - 理系のメモ帳.] に示唆されているように:

  1. デスクトップのタスクバーを右クリックしてコンテキストメニューをポップアップし、その中から [タスクマネージャ] を起動する。

  2. [タスクマネージャ] 中の [プロセス] タブを選択。

    • 次のどちらかを行なう:
    • [イメージ名] 欄の中から spoolsv.exe を探し出し、それを左クリック選択してから、[プロセスの終了] ボタンを押すか、

    • あるいは spoolsv.exe を右クリック選択してコンテキストメニューを出し、その中から [プロセスの終了] を選択実行する。


spoolsv.exe を再開するのには、システムを一旦シャットダウンしてから再起動すればよい。

2つ目の方法としては:

  1. スタートボタンから [設定 > コントロールパネル > 管理ツール] と降りて行って、その中の [サービス] を起動する。

    • 次のどちらかを行なう:
    • [名前] 欄の中から [Print Spooler] を探し出し、それを左クリック選択してから、メニューバー中の [操作] メニューをプルダウンし、その中の [停止] を選択するか、

    • あるいは [Print Spooler] を右クリック選択してコンテキストメニューを出し、その中の [停止] を選択する


この方法では、spoolsv.exe を再開するには、[操作] メニュー又はコンテキストメニューから [開始] を選択すれば良い。

実は、1つ目の方法で、spoolsv.exe を停止した場合でも、[サービス] のメニューで [開始] を選択すると spoolsv.exe は再開する。まぁ、そんなことをするくらいなら、初めから [サービス] で作業した方が手間いらずだが。


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2007年6月 6日 (水)

ブログパーツを3点 ("Random Feed" "Babes of Googledex" "rescuenow@nifty") 追加

注意:現状では、以下のブログパーツは、このブログサイトから削除してある。

ブログ・パーツを更に3点追加した。

1. Random Feed

これは [ウェブページ用 Google ガジェット] で見つけた。ディフォルトでは次の5つのニューズサイトの記事を無作為に選んで表示する。

  1. Google News
  2. The top U.S. national news headlines from Yahoo! News
  3. Digg/News
  4. MSNBC - Breaking World and US News Stories & Headlines
  5. NPR : National Public Radio : News & Analysis, World, US, Music & Arts

取り敢えず、ディフォルトのままで貼ってある。現在このブログ (nouse) に貼ってある他のブログパーツのニューズティッカーと比較しても分かるように、サイドバーに置くにはフォントが大き過ぎるようだが、少なくとも簡単には設定の変更が出来ない模様。更に困ったことにアポストロフィ ' が文字化けする。

2. Babes of Googledex

これも [ウェブページ用 Google ガジェット] にあった。女優名をキーフレーズにして [Google イメージ検索] した結果を無作為に表示する。類似ガジェットに比べて、表示画像が、サイドバーに収まることが多いように思われたので、貼ってみることにした。

デフォルトのキーは ["Jessica Alba" OR "Angelina Jolie"] だったが、試しに人数を増やして ["kate winslet" OR "jessica alba" OR "ashley judd" OR "jennifer love hewitt" OR "gisele bundchen" OR "angela lindvall" OR "heidi klum"] (順不同) に変えてみた。勿論、Angelina Jolie さんに含むところは無い。ただ何となくである。

仕様から言って、女優/モデルの個人名に拘ることはないので、例えば [Victoria's Secret 流し] も可能だろうし、更には "babes" ではなくて例えば数学者/物理学者でも同じことができる筈である。。。と気がついたので遣ってみることにした(勿論、人間である必要はないのだが、画像がらみの評価を行なうのには人間が一番効果的だと、私は思っている)。

3. rescuenow@nifty

@nifty cocolog の "Blog Parts Garden" に、2007年05月31日登録されたもの。災害速報や鉄道運行情報を表示する。

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2007年5月31日 (木)

四則演算のみのオンライン計算機を、サイドバーに貼り付けてみた。


[[2007-08-06 (月) 00:57:13補足:このガジェットは現在使用不能になっているようなので、削除した。]]

[nouse: サイドバーにオンライン計算機をポップアップさせるボタンを貼り付けてみた。] で呼び出すのは「関数電卓」だったので、四則演算しかできないものであるが、オンライン計算機そのものを、サイドバーに貼り付けてみた。

出所は、[ウェブページ用 Google ガジェット] だが、どう云う訣か、Google のクレジット ("Gadgets powered by Google") の下半分がトリミングされている。直そうとしたが、できなかった。

さらに、オリジナルでは、右によりすぎていたのだが、その修正は div タグで囲って左マージンを -10px にすることで解決。

なお、この計算機 ("Simple Calc") の開発者は "Straw Dogs (Doug Bromley - Stoke-on-Trent, UK)" である("Simple Calc Module for Google Homepage" も参照)。

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サイドバーにオンライン計算機をポップアップさせるボタンを貼り付けてみた。

注意:現状では、以下のブログパーツは、このブログサイトから削除してある。

出所は、ostermiller.org の "Scientific Calculator" と云うページ。と云うか、ページそのものを呼び出している。

所謂「関数電卓」なんで、それがブログにおける使い方に馴染むかどうかは、まだ分からない。

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2007年5月30日 (水)

4つのニュースティッカーを追加

注意:現状では、以下のブログパーツは、このブログサイトから削除してある。

このブログサイト [nouse] に、以下のブログパーツ(ニュースティッカー)を追加した。

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2007年5月20日 (日)

ココログでの数値文字参照によるヘブライ語表示

[nouse: 丸谷才一「新々百人一首(下)」(新潮文庫)] で一語記入してあった、数値文字参照によるヘブライ語が、いつの間にか、所謂「トーフ」になっていた。

エゼキエル第13章第18節及び第13章第20節に現われる

と云う単語なのだが(ただし、第20節では人称接尾辞が付いた形になっている)、これを、数値文字参照で "&#1499;&#1468;&#1505;&#1514;&#1493;&#1514;" と打っておいて、当初はヘブライ文字が表記できていた。しかし、最近それが、枠で囲まれた白抜き、所謂「トーフ」に変わってしまっているのに気が付いたのだ。

span tag を付けて font-family を明示的に、例えば Times New Roman と指定 (つまり[<span style="font-family:Times New Roman;">&#1499;&#1468;&#1505;&#1514;&#1493;&#1514;</span>] と) すると、私の IE では表示するようになったが、どうも釈然としない。

来訪者のユーザーエージェントのフォントリソースに気を揉んでいる訣でもないので、この「違和感」はなんなのだろうと、思い返してみたら、最初から数値文字参照自体を使いたくなかったことを思い出した。

私が今使っているエディタ xyzzy では、ヘブライ文字が正しく表示できず、所謂「ゲタ」になってしまうのだ。これは、私が xyzzy に対して感じている数少ない不満の一つである。

脱線してしまうが、私は xyzzy を大変気に入っている。エディタ、と云うか、文章作成ソフトの好き嫌いと云うのは、少なくとも私の場合ハッキリしていて、それが、どこで別れるのか、自分でもキチンと考えたことはないのだが、分かれ目は厳然として存在する。例えば、xyzzy の前にしばらく使った MIFES と WZEditor には馴染めなかった。「気に入った」エディタとなると、更に遡って c.mos さんの VZ Editor になってしまう。

c.mos さんには EZ Editor と云うもあったな。あれが、「1987年発売で、ファイルサイズが 1987 bytes だった」と云うのは、私の記憶間違いかしらん?

しかし、まぁ、そんなことはどうでもいい。ヘブライ文字が正しく表示される文書作成環境があることは聞き知っているが、長期に亘って自分用にカスタマイズした xyzzy から、急場凌ぎとして離れる気持ちは起こらず、仕方なくて数値文字参照を利用したのだった。しかし、勿論私には、例えば "&#1499;" と入力したことでスクリーン上に何が起こるのかイメージすることは出来ない(実は כ「kaf カフ」が表示される。ただし "&#1468;" のダゲッシュが付く。その後に「samech サメフ」、「tav タヴ」、「vav ヴァヴ」、「tav タヴ」と続く。勿論 rtl 右から左へである)。これは、書いていて相当気持ちが悪い。しかし、だからと言って、今のところ他に手段はないようなのだ。

なお、上記のヘブライ単語は、Mechon Mamre 所収の ヘブライ語版エゼキエル書 から画面キャプチャしてきたものである。まぁ、これも亦、と言うか、これこそ便法で、自分自身でも唐突感を拭えないので、その前後を含めて、表示しなおすと次のようになる(エゼキエル書の第13章第第17節から第14章第1節):


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2007年5月18日 (金)

サイドバーカスタマイズ続行

[風柳亭 - 別館:書庫のある庵 -: 【ココログ】『ココログからのお知らせ』の検索ボックスを隠すスクリプト] によって、本 nouse サイトから nifty 検索ボックスを隠した。なお、僭越ながらスクリプト中の「『ココニール』用検索窓」関連と思われるコードを削除した改変版を、自家用に作って利用している。

また、[初めてのココログ・カスタマイズ: 第13回:サイドバーをリストごとに折り畳んでみよう] と [facet-divers: サイドバー折り畳み2:状態保持機能付き] とを卒読して、facet さん作のスクリプトを導入した結果、サイドバー中の [最近の記事]、[最近のトラックバック]、「最近のコメント」(もっとも「トラックバック」と「コメント」とは last かもしれないが latest とは言いづらい) を折り畳んで表示できるようになった。

この三人の方々に感謝。

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2007年5月14日 (月)

category_archive2pulldown.js 改 及び date_archive2pulldown.js 改

category_archive2pulldown.js 及び date_archive2pulldown.js を僅かに改めて、サイドバーにおけるヘッダー

カテゴリー

月別バックナンバー

が 、それぞれ本来のスタイルである

カテゴリー
月別バックナンバー

と表記されるようにした。

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[ココログ最強カレンダー] (cocolog_ajax_calendar.js) 改

[ココログ最強カレンダー] (cocolog_ajax_calendar.js) を僅かに改めて、リンクが貼られている日付に背景色 (#ffffcc) を付けた。原状では、私のように視力が衰えているものには、リンクの有無の識別がやや難しかったのである。

[暴想] (なおゆき) さんのスクリプトのお蔭で、背景色の変更が簡単にできた。感謝。

関連記事:[nouse: [ココログ最強カレンダー] を導入]

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2007年5月13日 (日)

[暴想] cocolog_archive_extention.js 改

[暴想] (なおゆき) さんの cocolog_archive_extention.js を僅かに改めて、月別やカテゴリー別のバックナンバーを「タイトルのみ表示」や「タイトルと概要を表示」する時も、「**年*月の*件の記事」や「カテゴリー**の*件の記事」と云った content-header が標記されるようにした。ただし、これは [個人利用] に留めておく。

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2007年5月12日 (土)

当サイトアクセス者の[国・言語]設定: 2007年4月12日(木) ~ 2007年5月11日(金)

1ヵ月ほど前 [nouse: 釈明若干: 記事 " List of Links to Mercurius/Hermes Images" に関連して] で、当サイトにアクセスされる方々が使用されているブラウザの国・言語設定を纏めたもの (期間: 2007年1月1日 ~ 2007年4月11日) を紹介したが、比較として最近30日間 (2007年4月12日 ~ 2007年5月11日) の記録を掲載しておく。

集計対象訪問者数:1,699
1[ja]Japanese1,46986.5%
2[en]English1357.9%
3[es]Spanish402.4%
4[zh]Chinese110.6%
5[it]Italian100.6%
6[fr]French90.5%
7[pt]Portuguese70.4%
8[tr]Turkish40.2%
9[nl]Dutch30.2%
10[no]Norwegian20.1%
10[ru]Russian20.1%
10[ko]Korean20.1%
10[de]German20.1%
14[sv]Swedish10.1%
14[hu]Hungarian10.1%
14[el]Greek10.1%

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2007年5月 9日 (水)

日本語ニュースティッカー差し替え

注意:現在、私自身のコンピュータ・システムの CPU 負荷を抑えるため、ブログシールとしては [Slashdot Japan] のニュースティッカーは削除してある。ただし、情報そのものは、iGoogle の [ガジェット] や、"DiffBrowser" (© Akinori Shoji) でフォローしている。

ブログパーツの内、日本語ニュースティッカーを [News@nifty] から [Slashdot Japan] に差し替えた。私が RSS を取っている日本語ニュースサイトの中では、今のところ、ここを一番チェックするようだ。

ティッカーのフレームは、[BBC News] の場合と同じく、[RSS View] である。

フレームの幅は [RSS View] のディフォルトから、このブログのサイドバーの幅に合わせて 175ピクセルにした。高さは 330ピクセル。ちなみに、[BBC News] の方は、幅は 175ピクセルで同じ。高さは 290ピクセル。

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2007年5月 8日 (火)

日産ブログシール "Driving Cube" (タナカミノル・ブログシール)

注意:現状では、[タナカミノル・ブログシール]は削除してある。

Sony-Ericsson 提供のガジェット (ブログパーツ) を外して、代わりに、日産ブログシールの一つ ["Driving Cube" (タナカミノル・ブログシール)] を暫く張ってみる(訂正 2007-05-09 (水) 10:50:21)。

前回 (nouse: ブログパーツを10個並べて)、試みに [タナカミノル] を張った時には、Sony-Ericsson gadgets (と、こう書くと、むしろ多機能又は高機能「携帯」ぐらいの意味になってしまうようだが、勿論所謂「ブログパーツ」のことである) の表示が乱れたために、すぐに撤収したが、今回はどうであろうか(訂正 2007-05-09 (水) 10:50:21)。

補足:
2007-05-08 (火) 02:01:25
[タナカミノル] を入れた所、[暴想] なおゆきさんの Javascript の中に働かない物がでてきてしまった。また、常にではないが [Maukie 黒猫] の表示が乱れるようだ。

2007-05-09 (水) 10:50:21
結局 [タナカミノル・ブログシール] を外すことにした。やはり、他の gadgets との相性が悪いようだ。

ちなみに、記録しておくと、今回使ってみた4つの Sony-Ericsson web gadgets (と、こう書いておけば大丈夫かな。"Google gadgets" や "Microsoft gadgets" なら、普通に通用するのだが、まぁ、"Sony-Ericsson" だから仕方がないか) の中で、一番気に入ったのは、当初の予想に反して "Flower" だった。

実は "Tropical Fish" が、動きもあって面白そうだと思ったのだが(昔、鯉が泳ぐスクリーンセーバーがあって、それを連想させて懐かしかったところもある)、画面が小さいためか、魚たちの動きの単調さだけが目立ってしまうようだ。

"Click Art Switch" と "Click Art Tag" は、ともにもう一工夫欲しい。"Switch" の方など、実際にスイッチだけ残して画面全体を暗くしたら面白かったかもしれない。

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2007年5月 6日 (日)

[暴想] Bookmarklet "htmel_tag_floater" 改

[暴想: HTMLタグをページ上に浮き上がらせるJavaScript::BookMarklet] は、私のシステム (XP+IE6) では機能していなかったのですが、[nouse: [暴想] Bookmarklet "Big Editor" 改] と同様の(「無名ファンクションのインスタンスとして呼び出す形にした」と云う言い方をすればよいのかな?)変更を加えたところ、働いてくれるようになりました(少なくとも、私にそう見える)。

で、実際に使ってみたのですが、かなり役立ちそうな予感がしています。

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2007年4月30日 (月)

[暴想] Bookmarklet "Big Editor" 改

[[2007-07-27 (金) 21:22:16追記::最近の cocolog のシステム更新の結果と思われるが、「[暴想] Bookmarklet "Big Editor" 改」 は動作しなくなった。その代わり、現在では「本文」の入力フィールドを「大きく」して広げるオプションが複数回指定可能--上限は未確認--になっている。]]

[nouse: JavaScript による、ココログサイト内全文検索] で

ついでに書いておくと、[ココログの記事作成画面をドリコム風にするJavaScript::Bookmarklet] (2005.10.03) や、[記事の作成画面を巨大化するJAVASCRIPT::BOOKMARKLET] (2005.09.07) も、やはり私のシステムと相性が悪いらしく働いてくれない。ともに、使えたなら便利だろうと思われるので、残念。

と書いた (ちなみに私が使っているのは IE6) が、それ以来ズッと同じ思いを抱いていた。「使えたら便利なのに...」。

で [記事の作成画面を巨大化するJAVASCRIPT::BOOKMARKLET] つまり "Big Editor" の方なんだが、その bookmarklet としての "URL" は、

javascript:expandEditor(%20'text',%20'expand',%20'600'%20);

であるのは、[記事の作成画面を巨大化するJAVASCRIPT::BOOKMARKLET] にも「編集」の指針のために、明記されている通り。

なぜ動かないのだろうと思って、他の bookmarklet の中身を覗いたりしてみたのだが、わたくしプログラミングは素人でね、何がなんだかサッパリ分からない。それでも、"Big Editor" のスクリプトを何となく少しだけ変えたくなった(「シロートは恐い」とおっしゃって下さって結構)。こんな具合だ:

javascript:(function(){expandEditor(%20'text',%20'expand',%20'600'%20)})();

そしたら動くようになった。使ってみると、やっぱり便利。ダラダラと長い文章を書く私は、今では "600" を "1500" にしてしまった。とっても便利。

あっ。でもシロートの言うことを真に受けて大怪我をしても、私は知らないからご注意。

そうそう。ついでに書いておくと、[カテゴリ別バックナンバーをプルダウンメニューにするJavaScript] (2005.10.09) と[月別バックナンバーをプルダウンメニューにするJavaScript] (2005.10.10) は、ともに、とても有り難くつかわせていただいているが、図々しくも最近は「カテゴリ名とか、『200*年*月の*件の記事』を冒頭に表示してくれるといいな」などと思うようになっている。

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2007年4月25日 (水)

ブログパーツを10個並べて

注意:私自身のコンピュータ・システムの CPU 負荷を抑えるために、現状では、以下で取り上げたブログパーツは削除してある。

この数日間、一連の流れの延長として、ネット上に公開されているブログパーツをアレコレ見て廻った。そのうちの10個をサイドバーに並べたのは、デフォルトのリストの項目数が 10 であったためで、取り立てて意味はない。Sony-Ericsson 提供のガジェットが4個を占めたことには他意はないが、そのどれもが「仕事に行き詰まった時に手が伸びそう」で、しかも「全く頭を使わずに済む」ものであるのは、我が身に思い当たる節があって、苦笑せざるを得ない。

しかし "10" と云う数は、私の身の程にはあっていたようだ。ほかはもう、今の私には、興味が沸かないか、使いこなせそうもないものが多い(「映像」や「音楽」が入らなかったのが、我ながら不甲斐ない)。

ただ、入れられなくて残念な気がしたものが2つある。両方とも日産が提供する「ブログシール」で、一つは [キューブ・コレクションカード]、もう一つは "Driving Cube" (タナカミノル・ブログシール) である。[コレクションカード] の方は、表示されなかったし、[タナカミノル] の方は、表示が乱れてしまう(リロードすると直るようだが)。

今、ハタと、「この二つは、サイドバー向きではなかったのかもしれない」と気付いて、[ブログシール使用方法] を読んだら...

同一の「ブログシール使用方法」説明が [ブログシール・ダウンロードアイテム] のページにも、[キューブ・コレクションカード] にもあって、コンテキストが混乱している。少なくとも [キューブ・コレクションカード] の方は書き直す必要があるだろう。それに「ダウンロードはこちら」と云う表現は、不明確、中途半端な表現だ

※ 付の注意書で、「一部のポータルサイトでは JavaScript を貼り付けることができない、もしくはサイドメニューに貼り付けても表示されない」と書いてあった。[なおゆき] さん ([暴想]) の JavaScript はキチンと動いているんだが、そうでない JavaScript もあると云うことなのだろうか。

実験してみたところ、JavaScript を本文の方に入れると、[タナカミノル] の方は、正常に動作するようなので、入れておく。ただ、これは、デフォルトではページを開く度に自動的にスタートしてしまうから、訪問者の中には煩わしいと感じられる方がいるかもしれない。頃合いを見て撤去する予定である。(ただ、「煩わしい」と思われても、暫く付き合われることをお薦めする。[芸の細かさ] に感心されるであろう。)


2007-04-26 (木) 00:43:50 補足。実際にポストした所、Sony-Ericson のガジェットの表示が乱れるようになってしまったので、取り敢えず [タナカミノル] を削除する。


[コレクションカード] の方は、本文に入れても、表示されないようだ。小さい自動車が画面を疾駆する姿は、見ていて和むのだが(あともう少し走っていて貰いたいと思うほどだ)、出来ないものは仕方がない。それに、[タナカミノル] と [コレクションカード] とを同一ページに置くのは禁忌なのだそうだ。

なお、日産は、スクリーンセーバーでも [cube WIRED 佐野研二郎 スクリーンセーバー「cubeman」:日産 キューブ ブログ Cube Blog] と [cube WIRED 辻川幸一郎 スクリーンセーバー「Sugar Cube Clock」:日産 キューブ ブログ Cube Blog] と云う良いものを出している。未だならば、「試してみる価値がある」と言い添えておきたい。


サイドバーの10個の方も、今後適宜整理・交換するつもりである。


ブログパーツ貼り付けに際して、気付いたことを書いておく。

[ice princess 箱入り娘] は、リンク切れしている紹介ページが幾つか見受けられた。その中には、オリジナルの [Life is beautiful: ブログ用ミニアプリ: 箱入り娘] ページも含まれる。ただ、そのページのサイドバーに載っていた実物のリンクは生きているので、そちらのほうからリンクを辿ることができる。

[ブログパーツをさがせ: NEWS@niftyの最新ニューストピックス] でのサイト紹介も現在リンク切れしている。しかし、こちらの方も、貼られているニュースティッカーそのものは生きているので、リンクを再構成することはできる。

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2007年4月23日 (月)

ブログパーツ設置及びアクセスカウンタ表示

昨2007年4月28日に、次の3つのブログパーツを、この nouse レイアウトに 追加した。

1. 人気記事ランキング (ココログのアクセス解析ツール)
2. 天気予報リンクサービス (天気予報コム)
3. ミニスクロール地図 (ALPSLAB myBase)

また、やはり ココログのアクセス解析に従うアクセスカウンタを表示するようにした。これまでも独自のアクセスカウンタ ([nouse: アクセスカウンタ設置] 参照) を使用してきたが、これはココログのものと、計数法が異なるらしく、結果が一致しない。大概、独自版の方が、ココログ版のアクセス数より多いが、時に独自版が、ココログ版のアクセス数と訪問者数との間になることがある(ココログ版のアクセスカウンタに表示されるのは、訪問者数だそうだ)。

実を言うと、アクセス累計よりも、「前日比」の方に興味がある私としては、それを直接表示してくれる独自版の方は捨てがたい。かと言って、なにやら水増しした数を発表している気分のままでいるのも業腹である。起算日が異なるアクセスカウンタを並列すると云う珍妙なことになっているのは、そうした我儘に従った結果である。

補足 (2008-04-09[水]):
現在では、ココログ版のアクセスカウンタ累計数の方が、独自版の累計数を追い抜いている。当初、たしか10000前後の差があったと記憶しているし、また、これも当初の印象だが、ココログ版のカウントの方が、独自版より少なめだったので、キツネに摘ままれたような気分である。

また、上記のブログパーツ3点は、現状では削除してある。

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2007年4月22日 (日)

[ココログ最強カレンダー] を導入

[なおゆき] さん ([暴想]) によるブログパーツ [ココログ最強カレンダー] を導入した。

このブログのテンプレートをリッチ化した ([nouse: テンプレート変更] 参照) のは、それが [ココログ最強カレンダー] 導入の前提条件になっていたからである。

関連記事: [nouse: [ココログ最強カレンダー] (cocolog_ajax_calendar.js) 改]

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2007年4月21日 (土)

テンプレート変更

2007年4月21日、ブログ nouse のテンプレートを、「リッチ」である [ノート(2列左)] に変更した。左側画像が変更前、右側画像が変更後である。 ただし、[変更前] の方は、実際には、[カテゴリー別バックナンバー] 及び [月別バックナンバー] が、[なおゆき]さん ([暴想])による JavaScript によりプルダウンメニュー化されている。変更前のデスクトップ画像をキャプチャしておかなかったため、[テンプレートの管理] メニューの「確認」画像で代用したところ、JavaScript が反映されなかったのだ。

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2007年4月18日 (水)

羅一秀: 毛沢東の「最初」の夫人

アクセス解析を見ていたら、毛沢東の最初の妻である [羅一秀(罗一秀)] を少なくとも名前を挙げて言及している日本語サイトで、Google/Yahoo-J にヒットするのはどうやらこの nouse だけらしいことを知った。新たに稿を起こすほどの必要性は、今のところ感じていないが、[羅一秀(罗一秀)] に就いて言及した非日本語サイトへのリンクを幾つかまとめておけば、誰かの役には立つこともあろうか、取り急ぎ、これを書く。

まず、やや面映いが、「日本でただ一つ」の部分を再録しておく。

試みに、中文版の wikipedia [毛泽东] を見た。ところが、それからは毛沢東が 1893年12月26日生まれであったことは分かったが、1909年/1910年の記載が見当たらない:

1893年12月26日,毛泽东出生在湖南省长沙府湘潭县韶山冲(今湖南省湘潭市韶山市)的一个中农家庭中。1908年,其父毛顺生为他配婚与罗氏(罗一秀),但毛泽东始终不承认这桩婚事。1911年春,到湖南长沙湘乡驻省中学求学。1912年,以第一名的成绩考入湖南全省公立高等中学校(今长沙市第一中学),次年春考入湖南省立第四师范学校,学校后来并入湖南省立第一师范。

ただ、父 毛順生 (毛顺生) により1908年に結婚させられた (其父毛顺生为他配婚与罗氏) 最初の妻 羅一秀 (罗一秀) が、1910年春に病死していることだけが分かっただけだ(个人生活)。
--nouse: 毛沢東郷関ヲ出ヅ

つまり、「最初の妻」と書いたが、毛沢東は妻として認めていなかったらしい(但毛泽东始终不承认这桩婚事)。

さて、ザッとネットを調べたところでは Wikipedia 系 (コピーを含む) を除けば [羅一秀(罗一秀、あるいは Luo Yixiu)]に言及しているのは、二・三にすぎない(ちなみに、日本語版 ウィキペディア には、今のところ言及なし)。

まず、本人に就いての Wikipedia の記事(英文版と中文版しか見つからなかった)。

ついでに、夫の方の wikipedia 記事を幾つか言語で:。

  • Mao Zedong - Wikipedia, the free encyclopedia
    Genealogy
      Mao Zedong had several wives which contributed to a large family. These were:
    1. Luo Yixiu (罗一秀, 1889-1910) of Shaoshan: married 1907 to 1910
    2. Yang Kaihui (杨开慧, 1901-1930) of Changsha: married 1921 to 1927, executed by the Kuomintang in 1930
    3. He Zizhen (贺子珍, 1910-1984) of Jiangxi: married May 1928 to 1939
    4. Jiang Qing: (江青, 1914-1991), married 1939 to Mao's death
  • Mao Zedong - Wikipedia
    Familie
      Frauen
    1. Luo Yixiu , (羅一秀, 1889 - 1910) aus der Provinz Hunan: geheiratet 1907 - 1910 (verstorben)
    2. Yang Kaihui (杨开慧, 1901 - 1930) aus Changsha: geheiratet 1921 - 1927, (1930 von der Kuomintang hingerichtet)
    3. Gui-yuan (He Zizhen) (贺子珍, 1910-1984) aus Jiangxi: geheiratet 1928; geschieden 1939
    4. Jiang Qing (江青, 1914-1991), geheiratet 1939
  • 毛沢東 - Wikipedia
    [羅一秀(罗一秀)] についての記載は見当たらない。
  • 毛泽东
    上記に引用済み。

なお、[马代伟 (Ma Daiwei)] と云う女性が、毛沢東の "the unpopular wife" (1912-1920) として付け加えられることもある。

Wikipedia 系以外では次のようなものが見つかった。

  • 毛澤東後代 「夾著尾巴做人」by [shingjia]
    毛澤東共有三任妻子(一說四任,元配羅一秀,不被毛承認)、十名子女(六名夭折),大兒子毛岸英在韓戰中去世。目前毛澤東仍在世的三名子女,是他與楊開慧所生的毛岸青、與賀子珍所生的李敏,與江青所生的李訥。
  • 毛主席的儿子是? 十名子女一戰死五夭亡 by [houni1986]
    毛澤東先後有四位妻子 毛澤東先後娶過四位妻子,她們分別是: 羅一秀:一九○七年由父母包辦結婚,一九一○年春患痢疾病逝。 楊開慧:一九二○年結婚,一九三○年底被當時南京國民政府湖南省主席何鍵槍殺。 賀子珍:一九二八年在井岡山與毛澤東同居,一九三七年前往蘇聯治病。 江靑:一九三八年在延安與毛澤東同居。

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2007年4月12日 (木)

釈明若干: 記事 " List of Links to Mercurius/Hermes Images" に関連して

自分で書いておいてナニだが、日本語ブログのなかに英語のページが突然あると、かなり面妖なものだ。自己諒解が主目的である本ブログであっても、「鼠に齧らせておけばよい」などとすましてはいられまい。何らかの釈明が必要であろうと思って書いておく。

Wir überließen das Manuskript der nagenden Kritik der Mäuse um so williger, als wir unsern Hauptzweck erreicht hatten - Selbstverständigung.
--Karl Marx - Zur Kritik der Politischen Oekonomie - Vorwort

問題の英語ページ [nouse: List of Links to Mercurius/Hermes Images (English Version)] は、日本語ページ [nouse: メルクリウス/ヘルメス図像リンク集: イル・ジョルナーレ ("Il Giornale") ロゴに関連して] 中のリスト部分に、リスト作成の経緯を英文で付したものである。

いみじくも www (world wide web) と云う言葉が名詮自性するように、このささやかなブログであっても、世界中からアクセスがある。例えば、最近4ヵ月 ( 2007年1月1日 ~ 2007年4月11日) における当ブログ訪問者が使用するブラウザの言語設定を纏めたものを、ココログのアクセス解析から転写すると以下の通りだ。

1 [ja]Japanese2,369 93.1%
2 [en]English116 4.6%
3 [es]Spanish9 0.4%
3 [fr]French9 0.4%
5 [zh]Chinese8 0.3%
6 [de]German7 0.3%
7 [ko]Korean5 0.2%
8 [it]Italian4 0.2%
9 [ca]Catalan3 0.1%
9 [el]Greek3 0.1%
11 [pt]Portuguese2 0.1%
11 [ru]Russian2 0.1%
13 [da]Danish1 0.0%
13 [nb]NorwegianBokmal1 0.0%
13 [sl]Slovenian1 0.0%
13 [chr]1 0.0%
13 [hu]Hungarian1 0.0%
13 [nl]Dutch1 0.0%
13 [fi]Finnish1 0.0%

"chr" と云う言語コードはアメリカ先住民のチェロキー (Cherokee) のものであるらしい。

私自身が世界中のサイトを覗きまわっているので、逆にこのサイトの訪問者の使用言語が多種に亘るのには「お互い様」だ。

使用言語とリモートホストの URL から見て、ギリシア在住のギリシャ人と思われる方が検索されて、世界でただ一つこのサイトがヒットしたために訪問されたのを見たりすると、ちょっとした縁 (えにし) を感じたりしたこともあるのだが、それまでのことなのだ。「非日本語使用者は、このサイトに来た瞬間に失望しているだろうな」とは思うのだが、だからドウコウするようなことはなかった。中には、グーグルの翻訳エンジンを使って、翻訳させている訪問者もあって、もちろん結果は噴飯物なのだが、「あんなものは使う方が悪い」と、私は考えているから、同情する気は起こらない。

そうした事情が、「メルクリウス/ヘルメス図像リンク集・・・」を書いた後、変わった。グーグルのイメージ検索を介して、様様な言語使用者が頻頻とそのページを訪問されるてくる。「瞬間最大風速」的なものではあるが、非日本語使用者総数が日本語使用者数に拮抗したりする。こうなると放ってはおけない。" List of Links to Mercurius/Hermes Images" を作成した所以である。機械翻訳より、ちったあマシな英文になっているであろうと思っている。

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2007年3月12日 (月)

メルクリウス/ヘルメス図像リンク集: イル・ジョルナーレ ("Il Giornale") ロゴに関連して

(Supplementary note. April 11, 2007: This page is in Japanese. Please take a look at an English article "nouse: List of Links to Mercurius/Hermes Images (English Version)" if you feel it better.)

2007年3月7日 (水) の記事 [nouse: スターバックスの成立と、そのロゴの変遷] で、スターバックス (Starbucks Corporation) の現 Chairman であるハワード・シュルツ (Howard Schultz) が一時期(1985年-1987年)スターバックスを離れていた際に経営していたコーヒー・ショップ・チェーンの「イル・ジョルナーレ ("Il Giornale")」のロゴが、ローマ神話の伝令神/商業神 メルクリウス (Mercurius. 英語表記は Mercury) であったことに付記して、そのロゴ中の横顔には、「翼の付いた帽子らしいものも見える」と書いただけで、それ以上は話を広げなかった。

勿論、話を広げようにも材料がないのだが、一応、何かを考える場合の手掛かりぐらいは作っておいた方がよいだろう。

と云う訣で、メルクリウス又はヘルメスの図像の簡単なリンク集を作成してみた。

その内容は、非常に雑多だが、これはある程度、メルクリウス/ヘルメスの性格が極めて多面的であるためかもしれない。まぁ、それはともかくも、雑多過ぎて、分類・整理するのが面倒なのは確かで、だからしていない。遺漏は当然あるだろうし(実際たとえば、ヘルメス文書関係のは大略落ちている筈である)、内容の当否のチェックもしていないので、本当にこれは手始めのものと言ってよい。

Il_giornarle_logoRoman_coin_mercury_syd_00875
ただ、それとは別に付言すると、「イル・ジョルナーレ ("Il Giornale")」のロゴに雛形がもしあったとするなら、それはコインに刻印された図像であった可能性が、それなりに大きいだろうから、そのことは僅かながら意識的に材料を収集した(近代になって、例えば切手の図案として描かれた可能性もあることはあるが、それにしても、その源流はコインの刻印になるのではないか)。とは言え、それもイル・ジョルナーレ・ロゴとの類似性の観点から採用したため、全体のごく一部である。

ここで、「イル・ジョルナーレ ("Il Giornale")」のロゴに右側に並べて示したのは、217-215 BC 頃のローマの貨幣で、表側 (obverse) に羽根の付いた帽子 (petasus 又は petasos) を被ったメルクリウスが刻印されているもので、元の画像は Wildwinds.com に掲載されている "Anonymous. 217-215 BC. Æ Semuncia (5.44 gm). Head of Mercury right wearing petasos / Prow of galley right; ROMA above. Crawford 38/7; Sydenham 87. * Sear RCV 620" の
Example No.6 に見られる。

Stc3a8le_de_mercure_01Fudomyouou_tnm_jp付言ついでに書いておくと、古拙なメルクリウス像には、我が文化における「鬼」の像を連想させるものがある。頭の翼が「角」で、手に持ったカドゥケウス(Caduceus) --ケリュケイオン (Κηρύκειον)-- が「金棒」と言う訣だ(不動明王や制託迦童子の像にも少し似ている)。

当然、メルクリウス像に配して、鬼の画像も並べたいところだが、適当な正対立像が見当たらなかったので、東京国立博物館に収蔵されている不動明王立像の画像を並べておく。似ているような似ていないような微妙なところではある。

不動明王が剣とは別の手で持っているのは、羂索、つまり縄である訣だが、メルクリウスが、カドゥケウスを持っている手と別の手で持っているのは、「小銭入れ」とか「袋」とかされているようだ。(「剣と索との組み合わせがカドゥケウスに対応することがありうるか?」は、一度考えた方が良いかもしれない)

ちなまれているのは: nouse: スターバックスの成立と、そのロゴの変遷

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2007年3月 8日 (木)

朝日新聞2007年3月8日 (木曜日) 東京本社版朝刊第15面 (オピニオン) 第12版「ワールドくりっく」

(「日本人の」と云う限定を付けるべきかどうかはは知らないが)新聞記者がまともな文章を書くことは滅多にない。しかし、その「滅多にない」例外が起こったので、備忘しておく。

本日2007年3月8日 (木曜日) 朝日新聞東京本社版朝刊第15面 (オピニオン) 第12版「ワールドくりっく」(まぁ、このネーミングセンスは凄まじいが) の「ディカプリオ映画に見るアフリカのこども兵」は良い。

「何が問題なのか」と云うことを明瞭に、しかも借り物でない自分の頭で理解しているし、その問題に「他人様(ひとさま)」が、どうしたら或る程度正確な興味を持ってくれるか、よく考えて、しかもそれをしっかり実行している。

著者は [松本仁一] (編集委員)。いま、ネットで調べてみたら「カラシニコフ」の著者だった。

それで釈然とした。あの新聞連載は、私が珍しく切り抜きを試みたものだったのだ。すくなくとも、連載の最初三分の一ほどは、十分読むに堪えるルポルタージュだったと記憶する。

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2006年12月21日 (木)

メモ:「ゐのあか」又は「あかゐ」の句を含む例文

ネット上で収集したもの。未校合。

紀貫之/古今404
志賀の山ごえにて、いしゐのもとにて物いひける人の別れけるをりによめる
    むすぶてのしづくににごる山の井のあかでも人にわかれぬるかな
--千人万首

後深草院少将内侍/続古今1352
    ちぎりあらばまたもむすばん山の井のあかでわかれし影なわすれそ
--千人万首

前大僧正慈円/新古今集第3巻258
五十首哥たてまつりし時
    むすぶてにかげみだれゆく山の井のあかでも月のかたぶきにける
--バージニア大学・ピッツバーグ大学日本語テキスト・イニシアティヴ

西行/山家集1038:
    岩にせくあか井の水のわりなきは心すめともやどる月かな
--西行法師全歌集

石清水若宮歌合/00064
    ちりつもる桜にうつむ山の井のあかてもくるる花の色かな
--時代統合情報システム

宗長句集 老耳 天理本/00095
    ほとときす-やまのゐのあかぬ-はつねかな
--時代統合情報システム

宝治百首(宝治御百首)/02270
[詞書]豊明節会
    をみ衣すれる山ゐのあかひものとけし昔や今夜なるらん
--時代統合情報システム

寛文年間百韻[おいせしと]/075-076
    つきふけて-けたものかよふ-いはつたひ
    くむそてたえし-あかゐすさまし
--時代統合情報システム

頓阿勝負付歌合/00051
    さゆるよは-あかゐのみつの-あさこほり-われよりさきに-はやむすひけり
--時代統合情報システム

参考:二月堂縁起絵巻
実忠和尚二七ヶ日夜の行法の間、来臨影向の諸神一万三千七百余座、その名をしるして神名帳を定(さだめ)しに、若狭国(わかさのくに)に遠敷(おにう)明神と云う神います。遠敷河を領して魚を取りて遅参す。神、是をなげきいたみて、其をこたりに、道場のほとりに香水を出して奉るべきよしを、懇(ねんごろに)に和尚にしめし給ひしかば、黒白二の鵜(う)、にはかに岩の中より飛出(とびいで)て、かたはらの樹にゐる。その二の跡より、いみじくたぐひなき甘泉わき出(いで)たり。石をたたみて閼伽井とす。
--東大寺二月堂修二会お水取り


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2006年11月21日 (火)

JavaScript による、ココログサイト内全文検索

従来、このサイト (nouse) のサイト内検索は、"yahoo japan," "google," "ココログル" の3つ検索エンジンで、対象を yeblog.cocolog-nifty.com に限定することで実現していた。しかし、「ある単語/フレーズを手掛かりに、それを含む記事に辿りつく」と云う、こちら側にとっては基本的な要求を満たしてくれないことが多いため、「無いよりはマシ」程度の価値しかなかった。

もっとも、文書を書いた本人である私自身の場合は、それなりに「手掛かり」は豊富であるし、よしんば些細な手掛かりであっても、目標とする記事を探す出すのには、少なくとも現在の記事数ぐらいでは苦労しないのだが、ゲストの場合は余計な手間を掛けさせてしまっていることが想像された。

この不備は以前から漠然と気になっていたのだが、アクセス解析を見るようになって、ゲストに無駄骨を折らせている目の当たりに分かるようになったので、最近本気になってネットを調べたのだった。すると、取り敢えずココログ専用ではあるが、良さそうなものがすぐに見つかった。それが、[暴想]と云うサイトの管理者である[なおゆき]さんが作成された cocolog_ajax_search.js と云う JavaScript ユーティリティだ(利用許諾条件: クリエイティブ・コモンズ・ライセンス)。

これを利用するのに、実際にユーザーが行なわなければならないのは、[暴想] 中の記事 [自分のココログを全文検索するJavaScript] (2005.10.30--最初の発表は1年以上前ことだ。今まで知らなかったのは、単に私が怠慢だったためだろう) で公表されているスクリプトを、自分が管理しているココログサイトのマイリストの項目として貼り付けることだけである(但し、後述するように、バックナンバー設定を変更する必要がでてくる可能性がある)。このスクリプトは、cocolog_ajax_search.js を組み込む一方、検索テキスト入力用のフォームを、サイドバーに作成してくれる。

使ってみると、すこぶる具合が良い(フレーズによる検索が出来ないのが残念だが、AND 検索は可能である)。ポスト直後の記事を含めて文字どおり全文検索するので、検索漏れに就いて疑心暗鬼せずにすむ。と云う訣で、今まであった検索エンジンの利用は全廃して、[暴想エンジン]だけに切り替えた。

ただし、導入時引っ掛かったのが、[管理ページトップ >ブログ一覧 > 個別のブログ名 >設定>バックナンバー設定] (注: 個別のブログ名 は、当該スクリプトを貼り付けるブログ名。このサイトでは nouse) が、[週別]では、ページエラーが出てしまうことだった。そこで、[バックナンバー設定]を[月別]に改めた。

これに合わせて、同じく[なおゆき]さんが発表している[カテゴリ別バックナンバーをプルダウンメニューにするJavaScript] (2005.10.09) と[月別バックナンバーをプルダウンメニューにするJavaScript] (2005.10.10) も導入することにした。その際、検索結果やカテゴリ・月別バックナンバーの表示の際に[タイトルと概要]を表示する形式を採用した。

と云う訣で、私が実際にした手順を以下にまとめておく。ただし、憶え間違えがあろうし、勘違いもあるかもしれないのが、その際は悪しからず。

1. [マイリストの新規作成]を行なう。ここで [リストのタイプ:] は「メモ」、[リストの名前:]は "in-site search" で、リストを新規作成した(勿論、リスト名は、cocolog の「仕様」に従う限り、個々のブログの管理者の任意である。以下、"in-site search" は適宜読み替えて頂きたい)。
2. [管理ページトップ >マイリスト>in-site search]の画面が現われるので、そこで[項目の追加]を選択する。
3. [項目を追加する: in-site search] と云うウィンドウが現われるので、そこの[ラベル]欄は空白のままにしておき、[メモ]欄に以下のテキストを貼り付ける。

<script type="text/javascript" src="http://java.cocolog-nifty.com/blog/files/javascript/prototype.js"></script>
<script type="text/javascript" src="http://java.cocolog-nifty.com/blog/files/javascript/cocolog_ajax_search.js"></script>
<form action="javascript:cocologAjaxSearch( '/blog/archives.html', document.getElementById('search_box').value );"><input type="search" id="search_box" value=""><input type="button" id="search_button" onclick="javascript:cocologAjaxSearch( '/blog/archives.html', document.getElementById('search_box').value );" value="検索"></form>
エンジン: cocolog_ajax_search.js<br />
作成者: [なおゆき]さん<br />
入手サイト: <a href="http://java.cocolog-nifty.com/blog/2005/10/javascript_c163.html">暴想</a><br />
ライセンス: <a href="http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.1/jp/">Creative Commons</a><br />
----------------------------
<script type="text/javascript" src="http://java.cocolog-nifty.com/blog/files/javascript/category_archive2pulldown.js"></script>
<script type="text/javascript" src="http://java.cocolog-nifty.com/blog/files/javascript/cocolog_archive_extention.js"></script>
<script type="text/javascript" src="http://java.cocolog-nifty.com/blog/files/javascript/date_archive2pulldown.js"></script>

<script type="text/javascript">
window.onload = function init() {
//タイトルと概要を表示を使う人は追加する
cocolog_archive_extention();
//カテゴリ別バックナンバーをプルダウンメニューに
category_archive2pulldown('#type=title');
//月別バックナンバーをプルダウンメニューに
date_archive2pulldown( '/nouse/archives.html', '#type=title');
}
</script>

注意すべきは、上記スクリプト中、末尾近くの[//月別バックナンバーをプルダウンメニューに]の次の行で、/nouse/ とあるところは、適宜 個別のブログ名 に変更しなければならないことだ(オリジナルでは /blog/ になっている)。また、その直後の archives.html も、自分のサイト独自のファイル名になっているなら、その通りに変更する必要があるとのことだ。

また、nouse では、ココログデザインを利用していないので、[カテゴリ別バックナンバーをプルダウンメニューにするJavaScript] に書かれてある window.onload で実行される関数 init() による処理中、ココログデザインに関わる次の2行を削除してある:

//ココログデザインを使っている人は追加する
initStyle();

4. ウィンドウ[項目を追加する: in-site search] 中の[追加]のボタンを押す。
5, [項目を編集する: in-site search] と云うウィンドウが現われるので、[変更を保存]のボタンを押す。
6. [変更内容を保存しました。]と云うメッセージがでるので、[ウィンドウを閉じる]のボタンを押す。
7. [管理ページトップ>ブログ一覧> 個別のブログ名 >デザイン> 個別のブログ名 テンプレート>表示項目]で [in-site search (メモ)]にチェックを入れる。
8. [管理ページトップ>ブログ一覧> 個別のブログ名 >デザイン> 個別のブログ名 テンプレート>並べ方]で、好みのサイドバーコンテンツの配列を決めてから、[変更を保存]のボタンを押す。
9. [現在のテンプレートを編集:個別のブログ名] で[反映]のボタンを押す。
10. [nouseの反映]と云うウィンドウで[反映]のボタンを押す。
11. [すべてのファイルを反映しました。]と云うメッセージが出たら、処理完了。

なお、[ココログをAjax化するJavaScript(再掲)] (2005.10.17) に掲載されていスクリプトは、使ってみたが、私のシステムと相性が悪いらしく、挙動がおかしくなった(読み込みが終わらない。ウインドウ上にポインタがある状態でマウスのホイールを回転すると、選択したカテゴリや月が勝手に変わってしまう)ので、旧い方のスクリプト (2005.10.09 及び 2005.10.10) を使った。

ついでに書いておくと、[ココログの記事作成画面をドリコム風にするJavaScript::Bookmarklet] (2005.10.03) や、[記事の作成画面を巨大化するJAVASCRIPT::BOOKMARKLET] (2005.09.07) も、やはり私のシステムと相性が悪いらしく働いてくれない。ともに、使えたなら便利だろうと思われるので、残念。

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2005年11月24日 (木)

Adobe Reader Ver.7 検索窓での文字化け


コンピュータ・システムの更新に伴って、新システムのソフトウェアを組み上げているうちに、Adobe Reader 7.0 をインストールした。

少し遡った時点から話を進めると、ハードウェアのセットアップが済んでから、まず、エディタ (xyzzy) や IME (WXG) を入れた。そして、、ヤヤ迷ってから、取り敢えずメーラーは従来の Datula を今暫く使うことにして、その処置を行った後(もちろん、データの移行に就いてはドタバタしたが、それは結局どうにかなった)、ネットへの接続を回復させた。

と云う訣で、ネット上のファイルを幾つか開いているうちに、pdf ファイルに当たった。開こうとすると、システムが "Adobe Reader" をインストールするかと聞いてくる。これは、言われてみれば当然ですね。旧システムでも、たしか 6.0 (その前は 5.0) ではあったはずにしろ、使っていた訣だが、新システムでは一時的にディスク内の Adobe Reader が見えなくなっていたから(つまり、レジストリが「更地」化されために、その中に Adobe Reader の情報がなくなっていたから)。

で、仰せのままにインストールしたら、それは英語版の "Adobe Reader" だった・・・。「まぁ、いいや」と、使い始める。yahoo 検索のツールバーも一緒にインストールされて、最近は yahoo 検索を使うことも多いから、便利かも、と思ったが、ボタンが多すぎてウザッたい。もっとも、カスタマイズは出来るらしいが。

経緯を良く憶えていないのだが、その後に "Adobe Reader Japanese Font" もインストールした。多分、デフォルトの英語版では、日本語文書が読めないためだったのではないかと思う。次は、順序として、日本語 pdf ファイル中で検索したはずだ。何故、「はず」と書くかと云うと、ここら辺の記憶が、若干曖昧だからだが、全体として事態の流れは、これ以外にはありえない。

ここで、「事件」が起こった。検索フォームに(当然 IME 経由で)かなを入力すると、意味不明の記号列が現われてくる。これはAdobe Reader が英語版であるためかもしれないと思って、それをアンインストールして、日本語版の方をインストールした(これに応じて、ヤフーのツールバーも日本語版に変わったが、それは、本題とは関係がない。)

で、日本語版の Adobe Reader を使って日本語 pdf 文書を開いてみて、検索したのだが・・・、何と、やはり文字化けは起こったのだ。

「これでは使い物にならないなぁ」と、匙を投げかかったのだが、これは少し早合点だった。

かな入力でも(私はこちら)、ローマ字入力でも(こちらは、私は滅多に使わない)、話は同じはずだが(多分。ただ、ローマ字入力の場合は、それほど試しているわけではない)、「かな」を入力した後、確定すると、その入力した「かな文字」が検索フォーム内に現われるのだ。また、入力後、変換させてから確定すると、その変換した文字が現われる。勿論、確定するまでは、どんな文字に変換されているのか分からない。

それでは、実用にならないではないかと思われるかもしれないが、実はそうではない。このように一度確定して、普通の日本語文字が現われて以降は、入力時に奇妙な記号列は現われなくなるからだ。普通に「かな文字」が現われるので、それを変換すると云う通常の入力作業が行えるようになる。

残念ながら、Adobe Reader を閉ぢてしまうと、元の木阿弥になって、次回文書を開いた時には、検索フォームへの入力に就いて同じことをする必要がある。

これは、Adobe Reader 7.0 と WXG との相性の問題かもしれない。MS IME では文字化けは起こらない。他の IME 例えば ATOK に就いては、持っていないので未調査。

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2005年11月20日 (日)

コンピュータ・システム更新始末


コンピュータシステムを更新した。モニターとキーボードはそのママだが、筐体を含めて、CPU, マザーボード、HDD, そして序でに 3.5-inch FDD まで交換したのだ。勿論、OS も Windows ME から XP に変わった(代えるつもりでいたが、OEM のものがインストール済みだった)。

旧システムの筐体中から持って来たのは、プレクスターの CD-R/RW ドライブとデータだけだ。

直接のキッカケは、旧システムでのハードディスクの「異常」だった。何かをしようすとると、ハードディスクへのアクセスが始まり、そしてそれが延々と続くのだ。当然、パフォーマンスは極端に低下する。ウィルスかと思って、ウィルスバスターでドライブを検索してみたが(これも、たしかひどく時間がかかったような記憶がある)、検出はできなかった。

思い返せば、プレクスターのドライブを組み込んだ時から、旧システムは悲鳴をあげていたのだ。BIOS だか ATX 電源のバージョンが旧かったためなのではないかと思うが、Adaptec のASPI レイヤーが旨く組み込まれなかったか、或いは、プレクスターのドライバとの相性が悪かったらしく、CD-R へのデータのコピーが出来なかった。コンピュータ・システムの更新に備えてデータのバックアップを取るために CD-R/RW ドライブを組み込んだのだったから、これは全くの誤算だった。アマツサヘ、何がどうなったのか判らないが、システムのシャットダウンが出来なくなってしまった。これには頭を抱えましたね。

結局、電源ボタンの長押しで切り抜けたが、その後の起動の際のディスク・スキャンを避けるために、ワザと再起動させて、再起動途中に電源ボタンの長押しをしたりしていた。その後、ASPI ドライバを入れ換えたら、システムのシャットダウンだけはできるようになったが。

その後も、デフラグをすると、ハードディスクにエラーがあると言うことで途中で止まってしまったりして、もう限界は見えていた。そこに持って来て、過剰なアクセスだ。諦めも付こうというものだ。

システムの自作のことも考えたが、それはもう少し余裕のある時にすることにして、結局、秋葉原で、筐体が ATX ミドルタワーのものを見繕つて買って来た。MSI マザーボード + Pentium 3.0 GHz + 1 GB メモリー + 250 GB HDD + DVD マルチドライブ + Windows XP Home Edition と云う構成だ。

3.5-inch FDD は付いていないとのことだったので、これは別途購入。FDD は標準で付いていないと云う御時世なのだねぇ。しかし、OS の再インストールのことはともかく(否、これも、あり得ない話ではない)、手元には、データが書き込まれた3.5-inch ディスクが山のようにある。そうしたものへのアクセス手段は確保しておかねばならないのだ。まさかにゃ 5-inch FDD が欲しいとまでは言わないけれどね(でも 5 インチフロッピーも、家の何処かにあるはず。ただ、MS-DOS ベースかどうだったか)。

と云う訣で、3.5-inch FDD を組みつけようとしたが、前面にはパネルの前にプラスティック製のカバーがある。しかも 3.5 inch ベイ部分は、同質の板で塞いであって押してもビクともしない。カバー自体も、シッカリと固定してあり、かなり力を加えて引いても外せない。筐体の側面パネルを開けて見てみると、前面カバーが外せないのも道理で、カバー裏面の左右に上・中・下と3箇所づつ計6箇所ある位置決めボス(と云う言い方でよいのだろうか?)が筐体の前面パネルのボス穴に嵌合突出しているその先端が、土筆の穂状に膨らんでいる。その「穂」が軸方向に二分割されていて、その半体が少し離れるよう形成されているので、ボスが穴に差し込まれる時、先端は窄まって通るが、抜け出ると跳ね返って前面パネル裏面に係止する。

裏側からボスの先端を挟んで、前面側に押し戻そうとしたが、プラスティックが硬いうえに、狭いところにあるので指に力が加わりにくい。小型のペンチで挟んでみたが滑ってしまって、役に立たない。何か他に仕方があるのではないかと思い出した。

そこで、苦労してベイの後ろ側から FDD を挿し込んで見たが、3.5 inch ベイの幅が広過ぎて、FDDが中で泳いでしまう。おまけに、ネジで固定しようにもネジ穴が切っていない。この時は、数分間途方に暮れた。

だが、気が付くと、筐体内部のベイの側面にドライブの取り付け方に就いて簡単な図面を示したシールが貼り付けてあった。それを見ると、ドライブは前面から取り付けるようになっている。しかも、その際スペーサ兼固定具をドライブの両側に履かせるらしいことが分かった。そう言えば、そう云うものが同梱されていた。大雑把に言うと、スキー板の様に一端が反っている形状だが、二種類あって、一方はプラスティック製、他方は金属製。プラスティック製の方には HDD と刻印してあったから、これではないと。金属製の方には、「反り」の部分に L と R としか刻印されていないが、まぁ、これが FDD 用なのだろうと云うことになった。

金属製の部材の「反り」以外の本体部分は、その長さの大部分が断面がコの字(「反り」と同方向に側面が立ち上がっている)だが、両側それぞれに、長さ方向前後2箇所、計4箇所で逆方向に小さい爪が出ている。この爪に FDD を引っかけると云うことなのだろうと、暫くパズルをしたら嵌まってくれて、「スキー版」を履かせることができた。

となれば、遣ることを一つだ。前面カバーを外さねばならない。

確かにボス先端を挟んで押し戻すのは大変だが、先程は「出来るかもしれない」で遣っていたのに、今回は「必ず出来る」で遣ったから、押す指にも力がかかる(やっぱりペンチは滑ってしまって駄目だった)。執念とは恐ろしいもので、一つひとつボスが外れていった。しかし、4つぐらい外れて、二本ほど指先に切り傷がついたあたりで先に進まなくなった。位置の関係で、どうしても指先に力がかからないのだ。「何か治具があるといいのに」とイメージしたところで、筆ペンのキャップが使えるのではないかと思いついた。ボスの先端にキャップを被せるようにして押し込んで行くと、先割れが閉ぢてくれるのではないかと思ったのだ。これが旨くいきましたね。難なくボスが外れてしまった。

前面カバーにも配線がいっているので、それを引っ張らないようにソッとカバーを外して見ると、筐体の前面パネルが現われた。未使用のベイに対応する部分は、両端が切りかけてあって、横に長い六角形(やや旧い例えだが、ソロバンの珠を横から見た形)になっている。その頂点だけが切り残してあるので、簡単に捻り取ることができた。問題は、プラスティック製の前面カバーの方で、裏から見ると、何故開口部に対応するパネルが、押してもビクともしなかったが、すぐに分かった。係止部分がグルーガンで接着してあったのだ。グルーをニッパーで千切り取ったら、これも外せたのだった。

後は簡単だった。「スキー板」を履かせた FDD を前面から挿入。ベイの方にガイドが作ってあるので、「スキー板」がそれに嵌まり込んで所定位置に収まった。マニュアルを見て、マザーボードとの配線をして御仕舞い。

次は、プレクスターの CD-R/RW ドライブの取り付けと行きたいところだが、そうは問屋が卸さない。見てみると、新システムのマザーボードには IDE コネクタが一つしか見当たらない。マスターは DVD マルチドライブに取られているので、当然スレーブに CD-R/RW ドライブを取り付けることになるが、そうすると、旧システムの HDD (勿論、ATAPI)を取り付ける IDE ポートが無くなってしまう。旧システムでは、 CD-R/RW ドライブが使い物にならなかったから、データの新システムへの移行は、旧システムの HDD を新システムの IDE ポートに繋げるしかないので、こちらの方を優先しなければならない。

ところが、この旧システムの HDD は 3.5-inch ベイ用だったのですねぇ。DVD ドライブは 5-inch ベイに入っているから、IDE ケーブルのスレーブコネクタに「旧 HDD」を接続したら、ケーブルが寸足らずなため「旧 HDD」を筐体の中で固定することが出来なくなってしまった。まぁ、仕様がないですね。データを新システムの HDD に移すだけのことだから、筐体の傍に本を平積みして、その上に「旧 HDD」を乗せて済ませてしまった。データコピーの後は、「旧 HDD」は外して、改めて CD-R/RW ドライブを取り付けた。一度学習してあるから、こちらは迷わずに出来ました(「スキー板」はプラスティック製の方。ベイにはネジ穴があった)。

ネットへの接続をしたり(LAN ポートがオンボードだからコネクタを接続するだけ)、買い替えたトラックボール(今まで使っていたメカニカル・トラックボールは、ボールの回転を旨く読み取れなくなっていた。新しい方はオプチカル)を接続したりするのは簡単。

ところで、実は、此処までは新システムのセットアップに使っていたのはフツーのキーボードだった。何故「フツー」かと言うと、私が旧システムで使っていたのは Rboard と云う親指シフト型のキーボードだったのだ(「リュード」と云う新潟県の会社の製品)。だが、このキーボードは生産が終了しており、今後のサポートは期待できない。そろそろ見限るべきかなと思ったが、JIS 式かな入力など、とてもするは起こらないので、久しぶりにローマ字入力に挑戦して見た。結果としては、メールを一通打っただけで、ウンザリしてしまった。打ち間違えは多いし、指は疲れるし。昔、ローマ字変換を暫く試みた時に、小指が攣りそうになったことまで思い出したのだった。

私、君子ではないが豹変して、Rboard を新システムに取り付けた(Rboard ではなくても、開発元である富士通が親指シフト式のキーボードを未だ販売しているらしい。キータッチの感触は劣るらしいが、イヨイヨとなったらそれを使うことになるだろう)。

しかし、キーボードを代えたら、「かな」を入力してもデタラメな文字が出て来る。呆然としてしまった。

あの、厭なローマ字入力を使うしかないのか、と思いながら試行錯誤しているうちに、かな入力に対して出て来るのは、本当は「デタラメ」な文字ではなく、実は、キーボードが親指シフト式にではなく、JIS 式のキーボードとして働いているためだと云うことに気が付いたのだった。

これがヒントになって、ネットを調べて見ると、Rboard のドライバはマウスのドライバと相性が悪いため、Rboard の方のドライバで、通常のマウス・ドライバを上書きする必要があることが分かった。と云う訣でそれを実行(まぁ、それほど簡単ではなくて、ドライバの書き換えをしようとすると、XP は念を押すと云うか、自己責任を強調するというか、かなり渋るけれど)。


これで、ハードウェアの方の更新は、大体済んだ。

この後は、利用ソフトを一つづつインストールしておしていった。レジストリを使っていないソフトは、フォルダを新システムの適宜の位置に移すだけで済むはずだと思ったが、何がどうなっているのか分からないので、結構丁寧に再インストールした。たた、細かい設定は改めてするのは面倒だったので、関係すると思われるファイルを旧データから引っ張って来て、上書きして完了。どうやら旨くいったみたい。

心配だったのは IME の移行だった。旧システムでは「エー・アイ・ソフト」の WXG を使っていたのだったが、これも現在メーカーがサポートを放棄している。これこそ、今回諦めることになる予感がしていたものだ。そもそも、WXG は XP 上では、動作が不安定だと云う話をネット上で読んだことがあったし、サポートが止まっている以上 unicode への対応は望むべくもないし。

そこで、取り敢えず MS-IME を使い始めたのだが、どうも喰い足りない。以前、少し使って見た時より随分良くなっている感じだが、それでもキーアサインや辞書の内容を初めてとして、カスタマイズできる範囲が狭すぎる。

ダメモトで、WXG をインストールして、設定を旧システムから移したら、アラ嬉シヤナ、普通に使えるのだった。当分は、WXG で行こうと思っている。

ソフトの移行で、一番苦労したのは、パスワードだった。思いつくものは全て調べてメモしておいたつもりだったが、それでも見落としがあった。そう云うときは、コピーしておいた旧システムのデータ内を彷徨って見つけ出すことになる。まぁ、なんとか、見つかったので、これはこれで良しとしよう。

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2005年10月15日 (土)

検索フォームの改定

注意:現状では、このサイト内の検索は、、サイト [暴想] の管理者である [なおゆき] さんが作成された cocolog_ajax_search.js と云う JavaScript ユーティリティに切り替えてある(詳しくは、[nouse: JavaScript による、ココログサイト内全文検索] を参照されたい)。このため、この記事の内容は、その前提を失って、無意味に なっている。

検索フォームを、サイト内検索以外に、yahoo japan と google に就いてはウェブ検索も、ココログルに就いてはココログサイト検索も出来るように変更した。

場合分けは、ラジオボタンで選択可能にしてあり、初期状態(つまり、デフォルトで)はサイト内検索にチェックが入っている。

関連記事:


  1. yahoo japan によるサイト内検索

  2. サイト内検索フォーム設置


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2005年10月 5日 (水)

yahoo japan によるサイト内検索

注意:現状では、このサイト内の検索は、、サイト [暴想] の管理者である [なおゆき] さんが作成された cocolog_ajax_search.js と云う JavaScript ユーティリティに切り替えてある。詳しくは、[nouse: JavaScript による、ココログサイト内全文検索] を参照されたい。

yahoo japan によるサイト内検索フォームを追加した。今のところ、これが一番確実に該当記事をヒットするようだ。

ただし、カテゴリを経由した記事の重複検索ばかりでなく、キーワードがタイトルレベルの一致に留まる場合は「ファウル」が沢山出てきて煩わしい。これは、サイドバー中の語句も拾うためだ。

関連記事
サイト内検索フォーム設置

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2005年9月 1日 (木)

「サイト内検索フォーム設置」補足: チェック用キーワード

msearch のような CGI でサイト内検索機能を組み込めば、何も google に頼らなくても良いことに気づいたが、しかし、Google の検索エンジンがどの程度、このブログ中のキーワードを拾うか見てみる必要があるだろう。Give Google a chance.


参考記事: サイト内検索フォーム設置

そのためのお膳立てをしておく。

記事名
キーワード(フレーズ)

Bフレッツ導入ジタバタ記(認証エラーの卷)

何処に出しても恥づかしい
サポートセンター

B フレッツ導入ジタバタ記(「メールサーヴァにアクセスできない」の卷)

タイプミス
意地悪な魔女
Datula

B フレッツ導入ジタバタ記番外編(「ウェブサイトを作ってみたものの・・・」の卷)

YebisYa
Yebisuya
Donald E. Knuth

B フレッツ導入ジタバタ記番外編(「『ココログ』に手を出す」の卷)

ココロのスキマ
日商岩井
富士通

NIFTY翻訳フォーラム投稿再録(1997年7月3日?)

フォースのともにあらんことを
スターウォーズ
素粒子
念力
呪術
ヨーダ
goodbye
OED

NIFTY翻訳フォーラム投稿再録(1998年1月7日?)

エレファントカシマシ
風に吹かれて
御家人斬九郎
鬼平犯科帳
梶芽衣子
用心棒
三船敏郎
赤い収穫
渡辺謙
岸田今日子
益岡徹
塩見三省
若村麻由美
柳橋
深川
牧冬吉
芸者
天晴れ夜十郎
半七捕物帳
片岡仁左衛門
中村又五郎
池波正太郎
剣客商売
都筑道夫
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"May the Force be with you."に就いて

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パデュー大学
詰まらぬものを読んでしまった
デュポン
ヒルベルト

以上、去年(2004年)の8月までの分。続きを作成するかどうかは未定。

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2005年8月31日 (水)

サイト内検索フォーム設置

注意:現状では、このサイト内の検索は、、サイト [暴想] の管理者である [なおゆき] さんが作成された cocolog_ajax_search.js と云う JavaScript ユーティリティに切り替えてある。詳しくは、[nouse: JavaScript による、ココログサイト内全文検索] を参照されたい。

どれくらい役立つか未だ判らないが、「サイト内検索」、つまり、本サイト http://yeblog.cocolog-nifty.com/ 内のみの検索を行うフォームを2つ設置した。google の検索エンジンを利用するものと、[ココログル]の検索エンジンを利用するものとである。

最近(20日以内)の記事に就いては、[ココログル]を使った方がヒットしやすいだろう。それ以前は、google の方がヒットしやすくなると言いたいところだが、どうも、そうは問屋が卸さないようだ。

一つには、ブログ開設から暫くの間(多分1年以上)、ping を打たなかったので、その間の記事は、google には見えなかった可能性が高い。ただし、これは、サイト内検索フォーム設置の直前に、本ブログサイトを google に登録したから、そのうち直るかもしれない。

二番目としては、google で「ヒット」しても、検索結果がリンクしているのは、大抵トップページであるため、その内容が既に変わっていることが多い。このため、検索された url をクリックしても、該当する記事に辿りつけないことになる。google がパーマネントリンクを拾ってくれるようになれば良いのだが、今のところはどうなるか不明。

google の検索エンジンのクロールが済んだと思われる時になっても、使い勝手が悪いままなら、撤去することになるだろう。


なお、サイト内検索フォームの設置に際しては、「Black Pepper's Blog: 「サイト内検索」をつけました」と、「きのうの出来事: ココログルの検索窓がついた!」とを参考しました。お礼申し上げます。

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2005年7月27日 (水)

アクセスカウンタ設置


もう昨日になりますが、2005年7月26日に、アクセスカウンタを設置しました。

その際には、ブログ「blogの辺境 ~目指せblogの一市民~」のうち「ウェブログ・ココログ関連」の記事である「独自カウンタを設置する」と「今度はサイドバーへアクセスカウンタを設置する」との内容に全面的に依拠しました。

懇切な解説を書いて下さった「辺境」子と「カウンタ CGI」 GifCounter2 を作成して下さった「職人」さんとに感謝します。

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2005年4月12日 (火)

2005年4月12日無季

哺を咽みて 久闊を叙す 電話口
潰すほどの 身上もなし 迎へ酒

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2004年11月 4日 (木)

2004年11月2日一の酉雑詠

荷を軽うして 銀杏の坂を のぼりけり

ビールにも 新酒の頃や 故人なし

ささやかな 仕合はせほどの 熊手持つ

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2004年8月25日 (水)

多少の感慨


参照: NIFTY翻訳フォーラム投稿再録(1998年1月7日?)



この[NIFTY翻訳フォーラム投稿再録(1998年1月7日?)]は、私の興味の地勢において、パソコン通信からインターネットへと切り替わる分水嶺に位置します。

思えば、もう六年以上になっているわけです。多少の感慨無しとしない。

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2004年7月18日 (日)

NIFTY翻訳フォーラム投稿再録(1998年1月7日?)


回顧と展望

皆さん、明けましておめでとうございます。

もうぢき、松が取れてしまいますので、今のうちに年頭らしいことをしておきます。

といっても、相変わらずノンキな話なんですが。

1997年中で、私にとってのベストソングはエレファントカシマシの「風に吹かれて」でした。昨日、テレヴィ・コマーシャルのバックグラウンド・ミュージックで聞きましたが、私が最初に聞いたのは、古本屋の店内で流していた(多分)有線放送においてでした。聞いていて、感激してしまった。

あれは、何なんでしょうね。私、例外は結構多いとはいえ、基本的に和製ロックが苦手で、そして「風に吹かれて」の歌詞も、和製ロックの常道で立派に歌謡曲している。説明に苦しむんだが、まぁ、あんまり焦って説明しても始まらないから、そのままにしておきましょう。


去年見たテレヴィのシリーズもの時代劇で印象に残っているのは CX の[御家人斬九郎]でした。多分、正月の特別番組態勢が終われば、まだ続きをやるのではないかな。

総体、今まともな時代劇をつくれるのは、あの局だけではないかと思います。[銭形平次]は稍々おちるが、[鬼平犯科帳]と[御家人斬九郎]は良く出来ていて、感心する。そして、最近では、この両者のうち[斬九郎]が勝る。

特に、年末近くの数本は見応えがありました。梶芽衣子さんが出ていた回は、彼女の魅力を活かしきれずに失敗していましたが、その外は、毎回毎回違った趣向で楽しませてくれました。

そう言えば、一回[用心棒]へのオマージュになっているのがありましたね。(勿論、三船敏郎が無くなる前のことです。)ストーリーではなく、あの映画の稍々荒涼とした雰囲気がそっくりに作ってあった。当然、アメリカのハードボイルド小説(ダシル・ハメットの[赤い収穫]!)や西部劇の雰囲気にも似ている。(ついでに書いておくと、私の狭い知識内では、日本映画史上、一番かっこいい男優の姿は、[用心棒]のラスト近くで、三船敏郎が「ヘヘっ」と云った感じで肩をゆすり上げつつ、破落戸たちに歩み寄っていくシーンです。)


ただ[斬九郎]で、一番優れいてると思われるのは、キャスティングです。まず、レギュラーが全員はまっている。[斬九郎]の渡辺謙、母親[麻佐女]の岸田今日子、与力[西尾伝三郎 ](原作ではこうなっているんだが、テレヴィの方では同心と云った格だね。)の益岡徹、岡っ引[南無八幡の佐治]塩見三省、芸者[蔦吉]若村麻由美(原作では、柳橋芸者[おつた]。でもテレヴィでは名前からして深川芸者っぽい)。どれも、みなキマっている。そして、もう一昨年になった筈だが、第二回シリーズからは、中間役で牧冬吉さん(なつかしや)が出ていらっしゃる。

特に若村麻由美の芸者姿には、目を瞠るがある。私は、彼女ほど芸者姿の似合う女優を知らない。もっとも、これには局側の対応もあるんでしょうね。彼女、NHK の金曜夜にやっていた(今、丁度再放送中らしい)[天晴れ夜十郎]に[三千歳]役で出ていたが、精彩がなかったと記憶する。

[天晴れ夜十郎]にしろ、たしかその後釜の[半七捕物帳]にしろ、それなりに良い素材を使っているのに、見事に詰まらなかった。[半七捕物帳]みたいな傑作を詰まらなくしてどうすんだ。

見られるのはエンディングだけでしたね。[天晴れ夜十郎]では切り絵、[半七捕物帳]では半七が現代の東京に紛れ込ませた姿をモノクロ・スチールで写し取って、見応えがあった。

若村麻由美さんは、この二日、[NHK教育]で放送した片岡仁左衛門襲名公演にゲスト出演していて、その時、アナウンサーが言うには、歌舞伎の「大ファン」で(ま、義理でも、こう云うわな)、踊りの名取りさんなんだそうです。分かったような、分からないような気分になりました。

そうそう、その時、一緒に[役者]中村又五郎さんが出ていらした。彼は、池波正太郎が、その風貌を[剣客商売]の秋山小兵衛のモデルにした人で(池波正太郎[小鍋だて])、そう聞くと床しい。この前も、NHK教育で対談番組に出ていたのを拝見したことがある(人間国宝になった記念?)。

もう一度そうそう、ややうろ覚えだが、彼は、去年(?)の[鬼平犯科帳]に、(確か逆縁の)仇討ちをしようとする老剣士の役で出ていた(それを[鬼平]がすけてやる)。セリフ廻しが、歌舞伎そのままなのにテレヴィ・ドラマのなかで浮いていなかった。たいしたもんだと思った記憶が有ります。

話を戻して、[御家人斬九郎]は、たしかに良く出来た作品なんだが、不満がないわけではない。それは、冒頭必ず出で来る[江戸本所]と云うキャプションなんです。

また、脱線します。[本所]は本来は[ほんじょう]と読んだそうです。今でも、志ん朝師などは、高座で確かに[ほんじょう]と発音している。

何度も「そうそう」と言って申し分けないが、そうそう。古今亭志ん朝で思 い出しましたが、いまの[鬼平犯科帳]ではなくて、昔の先代松本幸四郎 が主演していた時には、志ん朝師が[うさ忠]を演じていたと記憶します。主演が幸四郎と云うことではなく、そのことに「贅沢なことをするもんだ」と感心したように覚えています。

私の記憶が確かなら[本所]は、お江戸のうちではない。所謂[川向こう]と云う奴で、大川を挟んで、あっちかこっちかの違いは地元の人間には皮膚感覚として切実だった筈なんですがね。

勿論、川向こうには川向こうの良さがあるので、お江戸ほど窮屈ではなかったらしい。例えば、向両国(むこうりょうごく。今の墨田区両国)の見世物には際どいものがあったと言います。(あんまり、いい例じゃないね。)

でも、[本所]を江戸と言ってはいけないでしょう。そう言えば、こうしたことに厳しい都筑道夫は昨年版行した[さかしま砂絵](光文社)所収の[置いてけ掘](この外題は[本所七不思議]から取られている)で、本所に行った「センセー」に「見るからに、顔役というところだの。お太刀をきめているなんざあ、江戸では見られぬすがただ。」(54頁)と言わせています。

また、少なくとも、昭和30年代迄そうした雰囲気があったことは、純正の下町っ子であるなぎら健壱([なぎら]は確か[柳楽]と書いたと記憶するが、いま確認できない。もっとも通用名が開いた形だから、いいか。彼は、銀座木挽町生まれ)の[下町小僧](ちくま文庫)を読むと分かる。

川一本のことなんだけれども、やっぱり、気になりますね。

話題二つだけで、結構長くなったしまった。まだ、二つ・三つ残っているんですが、やめておきます。


最後に今後のことを一つ。

近日中(一両日中? 或いは、一・二週間中)に、極めて長文のアップを行ないます。実は、このフォーラムでの発言を再開するに当たって腹案にあったものです。ぜひ書いておきたかったので、組み立ててみたんですが、思った以上に長くなってしまった。自分でも、ハタ迷惑になりそうなのが分かる。当フォーラムで長文のアップをするのは、これを最後にします。


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2004年7月16日 (金)

NIFTY翻訳フォーラム投稿再録(1997年7月3日?)


フォースのともにあらんことを

しばらく前に、英国の科学技術政策に関連する公文書を訳したことがあります。

中に、成人向けであったか学生向けであったか失念しましたが、いわゆる公開講座に関する言及があった。そのタイトルが "May the Force be with you." だったのですな。

私、翻訳家として怠慢の誹りを免れないんだが、映画館に映画を観に行くことなど、滅多にない。数年に一度ぐらいでしょう。それでも、TV で放送された時ぐらいなら観ることがある。(勿論、日本語吹き替え版で。)

だから、問題のタイトルが、[スターウォーズ]からの引用又はモヂリであろうことは、すぐに想像がついた。それどころか、実は、私にとっては、映画一篇の中で最も印象的なセリフがあったのですが、その原文であることを確信したのです。

その[印象的なセリフ]と云うのが、私の(誤っていることが多い)記憶によれば、「フォースのともにあらんことを」なんです。

[印象的]といっても、共感したのではない、微妙な違和感があった。

まぁ、しかし、その話は後回しにしましょう。翻訳の時のことに話を戻すと、当然のようにジタバタし始めた。引用句の翻訳は、先行して定訳/流布訳があるならば、出来る限りそれを尊重しなければならない。なぜなら、文章中に引用がある場合には、引用の内容と云うメッセージと共に、引用が行なわれていると云う事実(議論上かなり粗い近似値になりますが、ここでは、これはメタメッセージと呼んで良いはずです)をも[翻訳]しなければならないからです。

[引用が行なわれていると云う事実]を読者に伝えるには、定訳/流布訳(if any)を使うのが最も自然で効果的です。勿論、訳文の文脈上、定訳/流布訳の利用が不可能な場合もありえますが、しかし、それは、翻訳の蹉跌と言ってよいでしょう。

と云う訣で調べてみたら、"May the Force be with you." が、たしかに Star Wars 由来であることは、引用句辞典ですぐに確認できました。

とすると、これに定訳/流布訳と言えるものがあるのか?

これも、TV の吹き替えや、映画のスーパーインポーズで使われた表現なら、良しとすべきで、従って、取り敢えず、問題は「フォースのともにあらんことを」と聞いたような気がすると云う私の記憶力になります。これは大問題だ。裏を取りたいけれども、その手段が分からない。困った。困った。

とは言うものの、時間に全く余裕がなかったから、逆に早く諦めが付いた。記憶が曖昧なまま「フォースのともにあらんことを」で済ませてしまった。


そのしばらく後で、NHK の衛星放送でやっていた輸入物の科学番組を観ていたら、たまたま "May the Force be with you." と云うテロップが出てきた。あるセクション(素粒子間に働く力が話題だったと記憶します)の[見出し]としてだけ使われていたから、上記の[公開講座]のタイトルとは独立している筈。どうやら、この一句はかなりポピュラーらしい。単に、引用句辞典に載っていると云う事実から窺える以上に訴求力のあるような気がする。


このことと私が感じた[違和感]とは、関係がありそうです。

the Force とは何かについて、映画の中で尤もらしい意味付けが行われていましたが、有り様は所謂[念力]で、その基盤となっているのは、「強く念じるならば願望を無媒介的に現実化することができる」と云う呪術的心性です。(現実には、この[無媒介的に]の部分が、様々な粉飾によって見えづらくなっていることが多いのですが。)

呪術的心性は、「科学技術」が「迷信」を駆逐したように見える現代にあっても、我々と無縁ではない。それどころか、我々は、各個人史において[無能な呪術者]として意識を覚醒し、多かれ少なかれ[魔法使いの弟子]として成長し、基本的に不完全な形で[空想から科学へ]の転換を遂げる。

呪術的心性は、我々の精神活動のなかに意外に多量に残存しており、それを意識から締め出すと(フロイト流に言えば[抑圧]すると)、それは[裏口]から進入して、我々の精神活動の足元をすくう。

我々は、自らの内にある呪術的心性を、意識の中であやしつつ、それが増長しないようにしなければならない。

だから[呪術的心性]が窺えるからといって、[フォース] に違和感を抱いたわけではないと云うのが、私の自己診断です。

[違和感]の正体を探ってみると、映画の中で、[フォース]が deus ex machina として働いていることにあるようです。つまり、[神]と[力]とが安易に同一視されてしまっているように受け取られたのです。[愛]と[智]が抜け落ちちゃっている。まぁ、[ヨーダ]なんかに[智]の側面を表させようとしたんでしょうけれども、私の印象では、あれは[老賢者]と言うより、[カワイイ creature]なんですな。

ここまでが、TV で[スター・ウォーズ]を見ただけによる、つまり「フォースのともにあらんことを」を契機とする感想です。それ以上考えは進まず、そのままになってしまった。


しかし、"May the Force be with you." と云うのを読んで、ハタと思い当たったことがある。

この the Force を God で置き換えて "May God be with you." とするなら、英語文化(English literacy)内で非常に自然な文章になるんです。

それは、古臭い言い方をするなら "God be with you." となるのですが(ここで、古格な表現 "God bless you." と、日常的な言い回しにヨリ馴染みやすい "May God bless you." との共存に注意してよいかもしれません)、その形では、まさに古くから使われており、そして、あまりに頻繁に使われるので、現代では goodbye と云う縮約形が使われている。

この フォーラムでは、わざわざ説明するのを躊躇せざるをえないが、一応しておくと、goodbye が "A contraction of the phrase [God be with you (or ye)]" (OED. ただし、原文では [ と ] とに挟まれた部分はイタリック体)であることは[英語の豆知識]として基本に属します。

OED によるなら

1588 Shakes. [L.L.L.] iii. i. 151,
I thanke your worship, God be wy you.

1607 Middleton & Dekker [Roaring Girl] D j b,
Farewell. God b'y you Mistresse Gallipot.

1719 D'Urfey [Pills] III. 135
Good B'w''y! with all my Heart.

1818 Byron [Juan] i. ccxxi,
And so your humble servant, and good-b'ye!

と、まあ、こんな感じですね。
(ただし、原文では [ と ] とに挟まれた部分はイタリック体)

そして、Star Wars の中で、"May the Force be with you." は、まさに別れに際する挨拶であったはずです。少なくともこの局面では George Lucas が the Forceを[神]のメタファーとして使っていると、かなりの確度をもって推定できるでしょう。


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