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2010年3月の2件の記事

「オランダ」をスペイン語でいうと

昨日夜 (2010/03/14 10:24)、キーフレーズ [オランダをスペイン語でいうと] で、このサイトを訪問された方がいらしたようだ。

こうした場合の簡易なルーチンワークは、このサイトで何度か述べたように、日本語版ウィキペディアの該当項目ページ (この場合は「オランダ」) を開けて (勿論、「あれば」の話だが、この場合は「ある」)、対象言語 (この場合はスペイン語だから"Español") へ飛べば、その項目名が、所望の情報である確率が高い (「スペイン語」をスペイン語では "Español" と云うことぐらいは知っておいてほしい。知らないで、スペイン語の事を調べるのは無謀である)。

当然、情報の裏を取るなどの、ルーチンワークの次段階に進むべきなのだが、それをどこまでするからは、個別事情により左右されるから、私がとやかく言うことではあるまい。

ちなみに、このようにして、「オランダ」をスペイン語でどのように言うか調べてみると、日本語版ウィキペディア (Wikipedia) の [オランダ] の、スペイン語版ウィキペディア (Wikipedia, la enciclopedia libre) における対応ページの項目名が [Países Bajos] だから、これがスペイン語での「オランダ」の言い方だろうと、ある程度の確かさで推定できる。

"Países Bajos" がスペイン語で「オランダ」を意味するかどうかの裏付けは、適宜の手段で各自取ればいいわけだが、初心者には「辞書を引く」と云うのが王道で、それ以外は勧められない。

ただ、スペイン語が僅かなりとも読解できると云うなら、[Países Bajos] の記述の冒頭:

Países Bajos (en neerlandés: Nederland) es un país europeo que forma parte del Reino de los Países Bajos (Koninkrijk der Nederlanden), que se compone de aquellos, de las Antillas Neerlandesas y de Aruba.
Países Bajos (オランダ語では: Nederland) は、オランダ領アンティル及びアルバとともに、オランダ王国 (Koninkrijk der Nederlanden) を形成するヨーロッパの地域。
--Wikipedia: "Países Bajos"

は参考になるだろう。

これを読むと感じるが、私などは普段「オランダ」と「オランダ王国」とを区別して考えていないようだ。と言うか、「オランダ領アンティル」の存在は知識としてはあっても、「オランダ王国」と云う言葉から、海外領土を連想することは、まずない。「アルバ」に至っては、今回初耳だった。不勉強と、感覚の鈍さを恥じるばかりだ。

ちなみに、オランダ語版ウィキペディア (Wikipedia, de vrije encyclopedie) の [Koninkrijk der Nederlanden] の項目冒頭でも:

Het Koninkrijk der Nederlanden is een staat met grondgebied in West-Europa (Nederland) en het Caraïbische gebied (Aruba en de Nederlandse Antillen).
オランダ王国は、西ヨーロッパ内の領土 (Nederland) と、カリブ海領 (Aruba 及び Nederlandse Antillen) とからなる国家である。
--Wikipedia: "Koninkrijk der Nederlanden"

となっている。

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メモ: xyzzy の KaTeX モード。特に katexmth.l に就いて

かなり大きな tex ファイルの編集をし始めたので、TeX システムを更新し、合わせて、xyzzy に KaTeX モード (Thu Oct 11 2008 Version 1.67.1.12) をインストールした。

「や、此は便利だ」と下中濔三郎ばりの台詞を呟きたくなるほど、入力が楽だ。

しかし、便利な分だけ、瑕疵が、と言うか、私の「癖」との相性が気になる (KaTeX の使いやすさの一部は、私の癖を覚えさせた xyzzy 上で動くことによっている)。

で、まぁ、どこが不満かと云うと、取り敢えずは、数式モードで ;l と入力すると \ell と変換されることだった。これは dvi ファイルでは、所謂「リットルのエル」に変換される。スクリプト体のエルなど、あまり使うことはないと云う気がするので (大体、小学校の算数の教科書で最初に出会った時に感じた、前後の書体とそぐわない気持ちの悪さが忘れられない)、ここは \log が出るようにしたいと思ったものだった。

何とか直せないかな?

しかし、少し調べてみると、そして、もっとも直接的には katexmth.l の中を覗いてみると、【イメージ補完の追加方法】と云うコメントがあった。曰わく:

;;;	  標準のイメージ補完では、「;」で始まる数式記号補完と、「:」で始
;;;	まるギリシャ文字補完が使用可能ですが、これ以外の文字で始まる補完
;;;	シリーズも定義することができます。例えば、「,」で始まる次のよう
;;;	な補完シリーズを定義する場合を考えてみます。

で以って、そこに書いてあることに従って .xyzzy に

; 関数補完
(setq KaTeX-math-funcs-list
      '(("l"	"log")
	("as"	"arcsin")
	("ac"	"arccos")
	("at"	"arctan")
	("ch"	"cosh")
	("ln"	"ln")))

;補完用変数の登録
(setq KaTeX-math-key-list-private
      '(("," . KaTeX-math-funcs-list)))

と追加してみたのだが、何も起こらない (katexmth.l には「これらを ~/.emacs に書いておけば、math-mode で自分専用のイメージ補完が利用できます」とあるが、ここは断然 ~/.emacs を ~/.xyzzy と読み替えるべしだろう)。

結局、「;l で \log を出させる」その他の、私好みへの変更は、katexmth.l 内のリストを修正することで済ませたが、何となく釈然としない気分だ。「どこが悪いのかなぁ」と思いつつも、原因を特定できないでいるので、時々、ネット内を参考となる情報を求めてウロウロする (そう言えば、[ユーザー辞書] が出来ているのか出来ていないのかハッキリしないのも気にかかっている)。

そうしているうちに、KaTeX の親ソフトである YaTeX に就いて、以下のような注意に出会った。

§8 yatex/yatexmth.el について注意すべきところ
\bigtriangleup に対応するキーの /\- は /\\- の間違いじゃないかと思う。なぜなら /\- のままだと \leftharpoonup のキーである /- と衝突してしまうから。よって必要ならソースを修正して使ったほうがよい。
--YaTeX マニュアル

「あぁなるほどね」と思ったので、私の katexmth.l も修正した。

どうでもいいことなんだが、ついでなので書いておく:

YaTex と KaTex はひらがなで「やてふ」・「かてふ」と表記されたりする。ま、これ以外のひらがな表記はあり得ないだろう。で、これに漢字を当てて、「野鳥」・「花鳥」が使われていたりするのだ。

何らかの諧謔であるのだろうから、小言幸兵衛ばりに目くじらをたてるは薄みつともないとは思うのだが、「野鳥」・「花鳥」の「歴史仮名遣ひ」は「やてう」・「くわてう」であって「やてふ」・「かてふ」ではない。

「野鳥」はともかく、「花鳥」は「花鳥風月」という成句があるくらいで、人口に膾炙した表現なので、やや気になるのだ。

そう言えば、江戸時代の吉原に「花鳥」と云う花魁がいたそうな。自らの見世に火を放って捕えられ、当然火焙りになるところを、何故か八丈島に流されたのだが、その八丈から、佐原喜三郎らと「島抜け」をして (八丈島からの島抜けのたった一つの成功例の由)、挙げ句、再度捕えられて、山田浅右衛門に首を刎ねられたと云う。(岡本綺堂に「大阪屋花鳥」の一篇がある。[花鳥] は、子母沢寛の「真説・"座頭市"物語」の中でも触れられている。)

「てふ」に漢字を当てるなら、取り敢えずは「蝶」かなぁ。安西冬衛に [春] と云う一行詩があるのは良く知られている。



てふてふが一匹韃靼海峡を渡つて行つた。

--安西冬衛/[軍艦茉莉] (1929)

でも、「か」には、巧い言葉が思いつかない。「佳」とか「夏」とか、あることはあるのだが、釈然としない。「鹿」も、歴史仮名遣ひで「か」だが、「鹿蝶」だと、すぐ「猪鹿蝶」と混ぜっ返されそうだ。

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