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2010年1月の2件の記事

中国語で「デキストリン」は「糊精」

本日午後 (2010/01/20 15:16:38)、キーフレーズ [デキストリン 中国語] で、このサイトを訪問された方がいらしたようだ。

書いておいた方が良いかなと思いつつ、「糊精」と云う言葉は、日本語でもデキストリン (又はマルトデキストリン) の意味で使われることがあるようなので、少なくとも当業者には常識化しているだろうと、結局そのままにしておいたのだが、今回、後追いで検索してみたところ、意外とこのキーフレーズでは「糊精」が出てこない。

おまけに、訪問者のIPアドレスは、良く知られている食品関係メーカーのものである。

と云う訣で、老婆心ながら、一言書いておくと、中国語版ウィキペディアに [糊精] の項目が立てられていることから分かるように、「デキストリン」は中国語で「糊精」と言う (「言いえて妙」な訳語ではある)。その冒頭に曰わく:

糊精 (Dextrin) 是淀粉的不完全水解产物,有固定的分子通式,但是碳链长短不一定相同。
糊精 (Dextrin) は澱粉の不完全な加水分解産生物である。その分子式には一定の一般式が存在するするものの、炭素鎖の長さは様ざまである。
--维基百科/[糊精]

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サグナックとは乃公のことかとサニャック言い

昨日 (2010-01-08 [金])、生ログを眺めていて、Sagnac を「サグナック」と読む人たちがいることに気が付いた。

しかし Georges Sagnac はフランス人だから (フランス語版 Wikipedia の [Georges Sagnac] の項冒頭に曰わく "Georges Sagnac (1869-1928) est un physicien français qui a laissé son nom à l'effet Sagnac,...")、カタカナ語化するなら「ジョルジュ・サニャック」ぐらいの方が穏当といえるだろう。

だから Sagnac effect (フランス語なら "l'effet Sagnac") は、「サグナック効果」ではなくて、「サニャック効果」になる。

なんで、こんな当たり前の事を書くのかと云うと、["サグナック効果"] でネットを検索 (google) してみると、結構の数 (10以上!) がヒットするからだ。

こうなると、軽佻浮薄な私なぞは、「サグナック」も「有り」なのかと、すぐに逃げ腰になったりするから情けない。そう言えば、native English speakers なら「原音主義」には拘らずに Sagnac の "g" を硬く発音していそうな気もする訣だ。

だから「私はどうしても『サグナック』と読む」と言うなら、別に止める気はしない。ただ、そうした人たちには、是非、Cognac は「コニャック」ではなく「コグナック」と読んでほしい。

ついでに、このブログにおける「サニャック効果」関連の記事をリストにしておく。

  1. [飛行機に原子時計を載せて・・・] 補足: 相対論の話を少しばかり
  2. 英語版ウィキペディア "Sagnac effect" 訳文
  3. ドイツ語版ウィキペディア "Sagnac-Interferometer" 訳文
  4. フランス語版ウィキペディア "Effet Sagnac" 訳文
  5. オランダ語版ウィキペディア "Sagnac-effect" 訳文
  6. 一般相対論によるサニャック効果の導出
  7. 等角速度円運動の旅行者における「双子のパラドクス」
  8. 英文版ウィキペディア "Born coordinates" 導入部、第1節-第3節翻訳草稿
  9. ホロノミー (holonomy) としてのサニャック効果 (Sagnac effect): 数学的準備
  10. ホロノミー (holonomy) としてのサニャック効果 (Sagnac effect): 物理篇
  11. 日本語版ウィキペディアの「サニャック効果」に対する誤った解説について。付けたし:欧州宇宙機関の HYPER プロジェクト
  12. ニール・アシュビー「GPS における相対論」第1章及び第2章訳文 (草稿)

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