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さらでだに露けきさがの野辺に来て昔の跡にしほれぬるかな

作者:藤原俊忠 出典:[新古今和歌集8]785
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.256

『新古今和歌集』における「だに」の用例。「せめて...でも」では解けず、「...さえ/すら...なのに、(まして)...」で考えねばならない。
「そうでなくてさえ露で濡れている嵯峨の野辺なのに、まして実際ここに来て、昔の跡を見て、本当に私は悲しい気分だ」
詞書:「法輪寺に詣で侍るとて、嵯峨野に大納言忠家が墓の侍りけるほとりにまかりてよみ侍りける」。大納言藤原忠家は、作者の父。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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