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三島江や霜もまだひぬ芦の葉につのぐむほどの春風ぞ吹く

作者:源通光 出典:[新古今和歌集1]25
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.72

「...では」を意味する 地名+「や」の例。動詞「つのぐみ」(連用形) は「新芽が角のように出始める」こと。

参考 (詞書):
詩をつくらせて歌に合せ侍りしに、水郷春望といふことを
「三島江」は、現大阪府高槻市あたり。万葉以来の歌枕。

参考 (「三島江」の歌):
三島江の入江の薦をかりにこそ我れをば君は思ひたりけれ (作者不詳 [万葉集11]2766/2776)
三島江の玉江の薦を標めしより己がとぞ思ふいまだ刈らねど(作者不詳 [万葉集7]1348/1352)
みしま江につのぐみ渡る蘆のねの一よのほどに春めきにけり(曾禰好忠 [後拾遺和歌集1]42)
三島江や蘆の枯葉の下ごとに羽がひの霜をはらふをし鳥 (藤原忠通 [夫木和歌抄17]6979)

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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