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古のふるき堤は年深み池のなぎさに水草生ひにけり

作者:山部赤人 出典:[万葉集3]378/381
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.26

「気付き」の助動詞「けり」の用例。なお、この「池」は藤原不比等の邸宅にあったもの (詞書に「山部宿禰赤人、故太政大臣藤原家の山池を詠む歌一首」とある)。

『日本語で一番大切なもの』では解は与えられていない。それぞれの言葉の意味が探り切れないので、自信はないが、一応私なりの解を付けておく:「私などが知らない昔からある、この池の堤は、手つかずのまま年月を重ねてきた為に、水際の中に水草が生い茂っていたのでした」

「年深み」の用例としては、他に「一つ松幾代かへぬる吹く風の音の清きは年深みかも (市原王 [万葉集6]1042/1046)」がある。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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