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君こずはひとりやねなん笹の葉のみやまもそよにさやぐ霜夜を

作者:藤原清輔 出典:[新古今和歌集6]616
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.337

助詞「を」は「なのに」を表わす。目的格を表わすのに「を」は必須ではない。それが付いている場合には、他の意味を背負い込んでいると見ることができる。「あなたが来ないと云うことなら、一人で寝なければならないのだよ。笹が深くまで生い茂った山全体がザワザワと戦いでいる、この霜降る夜なのに」。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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