« 古人の食へしめたる吉備の酒病まばすべなし貫簀たばらむ | トップページ | 霍公鳥鳴きて越ゆなり今し来らしも »

北面の下﨟、さては金行といふ御力者ばかりぞまいりける。

作者:未確認又は該当情報なし 出典:[(覚一本)平家物語3]「法王被流(ほうおうながされ)」
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.423

鎌倉時代の終わり頃には、引用文中にあるような「ぞ」は「が」で置き換えてもいいようになってきていた。(岩波文庫『平家物語一』p.368)

Web 上で「﨟」を、『「藹」の「言」に代えて「月」』とか、『「臈」の「くさかんむり」を字全体に』とか、『草冠に「臈」』とか表現されていることがあるが、現時点の unicode には収録されている。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

補足
[平家物語3]「法王被流」
さて御車に召されけり。公卿・殿上人一人も供奉せられず。たゞ北面の下臈、さては金行といふ御力者ばかりぞ参りける。御車の尻には、尼ぜ一人参られたり。この尼ぜと申は、やがて法皇の御乳の人、紀伊二位の事也。七条を西へ、朱雀を南へ御幸なる。あやしのしづの男、賎女にいたるまで、「あはや法皇の流されさせましますぞや」とて、泪を流し、袖をしぼらぬはなかりけり。去七日の夜の大地震も、かゝるべかりける先表にて、十六洛叉の底までもこたへ、乾牢地神の驚きさわぎ給ひけんも理かなとぞ、人申ける。(岩波文庫『平家物語一』p.368)

|
|

« 古人の食へしめたる吉備の酒病まばすべなし貫簀たばらむ | トップページ | 霍公鳥鳴きて越ゆなり今し来らしも »

『日本語で一番大事なもの』」カテゴリの記事

日本語/和文」カテゴリの記事

詩/文藝」カテゴリの記事

読み物・書き物・刷り物」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40172/40544826

この記事へのトラックバック一覧です: 北面の下﨟、さては金行といふ御力者ばかりぞまいりける。:

« 古人の食へしめたる吉備の酒病まばすべなし貫簀たばらむ | トップページ | 霍公鳥鳴きて越ゆなり今し来らしも »