« わが命も常にはあらぬか昔見し象の小川をゆきてみむため | トップページ | わが門の片山椿まこと汝我が手触れなな土に落ちもかも »

わが門の榎の実もり喫む百千鳥千鳥は来れど君そ来まさぬ

作者:不詳 出典:[万葉集16]3872/3894
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.101

助詞「そ」の用例。「も り」は「もぎ」の子音交代形。
大野晋の説明:「君そ来まさぬ」は、「来まさぬ(人は)君そ」の倒置で、「来まさぬ」は「人」に係るから連体形になる。それが、倒置されれば、その連体形が下にくることになる。こうして、連体形で終わる形の係結びが成立した。
「わたしの家の門のところに植えてある榎の木の実をもぎ取って食べにいろいろな鳥はくるけれど、あなたの方は来ない」。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

|
|

« わが命も常にはあらぬか昔見し象の小川をゆきてみむため | トップページ | わが門の片山椿まこと汝我が手触れなな土に落ちもかも »

『日本語で一番大事なもの』」カテゴリの記事

日本語/和文」カテゴリの記事

詩/文藝」カテゴリの記事

読み物・書き物・刷り物」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40172/40579877

この記事へのトラックバック一覧です: わが門の榎の実もり喫む百千鳥千鳥は来れど君そ来まさぬ:

« わが命も常にはあらぬか昔見し象の小川をゆきてみむため | トップページ | わが門の片山椿まこと汝我が手触れなな土に落ちもかも »