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あはれとて人の心のなさけあれな数ならぬにはよらぬ嘆きを

作者:西行 出典:山家集/[新古今和歌集13]1230
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.344

助詞「を」の用例。
丸谷才一の解:「かわいそうだと思って彼女の同情があってくれ、身分のいやしさに関係のない恋の嘆きなのだから」

『新古今』歌人としては「あれな」の利用は西行に特徴的。参考:
さびしさに堪へたる人のまたもあれな庵ならべん冬の山里 (西行 [新古今和歌集6]627)
松が根の岩田の岸の夕すずみ君があれなと思ほゆるかな (西行 山家集)

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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