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大伴の御津の浜にある忘れ貝家にある妹を忘れて思へや

作者:身人部王(むとべのおおきみ) 出典:[万葉集1]68
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.331

格助詞「を」の用例。

大野晋の説明:言ってしまえば「目的格」を表わす格助詞だが、日本語では本来目的格を表わすのに「を」を付ける必要はないことに注意。「を」を付けるのは、対象への愛着・執着、対象の承認の思いがこもっている。「家にある妹」への愛着と承認がある。([ゑ]補足:この説明は、示唆に富み、私の蒙を啓いてくれた。)

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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