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恨みわび干さぬ袖だにある物を恋に朽ちなん名こそ惜しけれ

作者:相模 出典:[百人一首]65/[後拾遺和歌集14]815
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.257

「だにある」の典型例。「恋人を怨んで干す(かわ)かぬ袖もあるのに、そのうえまして恋に朽ちる名があるのは口惜しい」とは丸谷才一の解。これを私 ([ゑ]) なりにパラフレーズすると、「恨む気持ちと心細い気持ちとで涙を流しつづけ袖が乾かないと云う現実が既にあるのに、この恋で私の評判がすたれてしまったらしいことが残念です」。

参考:「流れ出でむうき名にしばし淀むかな求めぬ袖の淵はあれども (相模 [新古今和歌集15]1394)」

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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