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夜やくらき道やまどへる郭公わが宿をしもすぎがてに鳴く

作者:紀友則 出典:[古今和歌集3]154
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.128

大野晋の説明:『古今集』になると、「や」の使い方が少し広くなって、疑いや、不明のことに使うようになった。この歌は、形としては倒置だが、倒置として直訳すると、もう通じない。
丸谷才一は、「夜やくらき」が、係結びであることが分っていないと「くらき道」と誤読すると云う話を紹介している。
大野晋の解は「郭公がわが宿をすぎにくくてわが宿で鳴いている。おまえさん、夜が暗いのかい、道を間違えて迷っているのかい」。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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