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みかの原わきて流るる泉川いつみきとてか恋ひしかるらん

作者:藤原兼輔 出典:[百人一首]27/[新古今和歌集11]996
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.62

「か」の用例。実際に経験したことを意味する「みき」を「いつ...とてか」で曖昧にしている。また「みか」、「みか」、「みき」が隠されている。
「泉川」までが序で「いつみき」を導いているが、序詞部分で、わき上がる水のイメージとわき上がる思いのイメージが交錯するようになっている。その一方で、「わきて」で二人の間が分かれていることを表わしている。
「契りを交わしたことなどない筈なのに、まるで契りを交わしたことがあるように恋しく思われるのはどうしてだろう」。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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