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一頭二頭仔馬(こうま)をまじへた馬の群れが 雨の中にたつている
雨は簫々降つている
馬は草をたべてゐる
尻尾も背中も鬣も ぐつしよりと濡れそぼつて
彼らは草をたべてゐる
草をたべてゐる
あるものはまた草もたべずに きよとんとしてうなじを垂れてたつてゐる
雨は降つている 簫々と降つている
山は煙を上げてゐる »

天なるや月日のごとくわが思へる君が日にけに老ゆらく惜しも

作者:不詳 出典:[万葉集13]3246/3260
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.378

「アク語法」の「老ゆらく」の例。
次の歌への反歌:
天橋も 長くもがも 高山も 高くもがも 月夜見の 持てるをち水 い取り来て 君に奉りて をち得てしかも (作者不詳 [万葉集13]3245/3259)
これは、「変若水 (おち水)」が謡われている例。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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馬は草をたべてゐる
尻尾も背中も鬣も ぐつしよりと濡れそぼつて
彼らは草をたべてゐる
草をたべてゐる
あるものはまた草もたべずに きよとんとしてうなじを垂れてたつてゐる
雨は降つている 簫々と降つている
山は煙を上げてゐる »

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尻尾も背中も鬣も ぐつしよりと濡れそぼつて
彼らは草をたべてゐる
草をたべてゐる
あるものはまた草もたべずに きよとんとしてうなじを垂れてたつてゐる
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