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露は袖に物思ふ比はさぞなおくかならず秋のならひならねど

作者:後鳥羽院 出典:[新古今和歌集5]470
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.42

丸谷才一は、この「さぞな」の置き方は、「日常会話的なものをひょいと入れたと云う感じ」と、解かりやすく説明してくれている。

『日本語で一番大切なもの』では、この歌の釈義は与えられていない。いま仮に充てるとするなら「秋ならば必ずそうなると云うようなものでもないのに、恋の成り行きに思い悩んでいると、『当然そうなるでしょ』とでもいうよう露が袖に降りることだ」。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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