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鶯の谷よりいづる声なくは春くることを誰かしらまし

作者:大江千里 出典:[古今和歌集1]14
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.120

「か」による係結びの例。
丸谷才一の解:「鴬が谷から出て鳴く声がなければ春のくることが誰にわかるだろうか」。

大野晋の説明:「しらまし人は誰か」の倒置だが、この時代になると、「誰か」ときたら、連体形で閉じるのだと形式的に受けとっていて、倒置だということをそれほど強く意識していないようになっていただろう。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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