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わが恋はしる人もなし堰く床の涙もらすな黄楊の小枕

作者:式子内親王 出典:[新古今和歌集11]1036
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.213

提題の「は」の典型例。
丸谷才一の解:「わたしの恋は知っている人もいない。せきとめている私の涙をもらすな、枕は人に告げ口をするといわれる、その黄楊の枕よ」
([ゑ]補足。パラフレーズすると「わたしの恋を知る人はいない。せっかく床が私の涙をせき止めてくれているのに、漏らさないでおくれ、黄楊の枕よ」。「人にもらすな」ということだが「涙をもらすな」をかけいてる)

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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