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ほのぼのと春こそ空に来にけらし天の香具山霞たなびく

作者:後鳥羽院 出典:[新古今和歌集1]2
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.181

大野晋の説明:「来にけらし」で「こそ」の係りが不鮮明になっている例。丸谷才一の説明:この「けらし」は「けるらし」の短縮形で確かに已然形だが、「こそ」を受ける感じがあまりしない。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

(補足:2008-08-31[日])
大意を付けておく。その為には、当然ながら、まず、この歌が [新古今和歌集] 第1巻 [春上] の第2歌であって、その詞書が「春のはじめの歌」であることだ。つまり、一首は立春を詠っている (あるいは歌そのものは、立春以降数日にして詠まれたのかも知れないが、いづれにしろ、歌題は「立春」)。そこには「立春にはなったものの、『里』はまだまだ春めいていない」と云う底意がある。

「ほのぼのと」が意外と訳しづらいのだが、こんな感じだろう。
「『立春』と云うことでやってきたらしい『春』の証しが、空には微かに現れている。天の香具山に霞がたなびいているのだ。」

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コメント

そうなんやーsmile
よかったやんっheart

投稿: aiちゃむ | 2009年10月18日 (日) 23:29

国語で
このうたの発表があるんですcoldsweats01
だから詳しく書いていて
すごく便利でsign05deliciousheartpaper

投稿: 受験生 | 2009年10月18日 (日) 17:47

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