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一頭二頭仔馬(こうま)をまじへた馬の群れが 雨の中にたつている
雨は簫々降つている
馬は草をたべてゐる
尻尾も背中も鬣も ぐつしよりと濡れそぼつて
彼らは草をたべてゐる
草をたべてゐる
あるものはまた草もたべずに きよとんとしてうなじを垂れてたつてゐる
雨は降つている 簫々と降つている
山は煙を上げてゐる
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雨ふれば小田のますらを暇あれや苗代水を空にまかせて

作者:勝命法師 出典:[新古今和歌集1]67
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.150

大野晋の説明:『新古今』の時代には、「暇あれや」は「暇があるんだなあ」と云う意味で受けとられるようになっている。古い形なら「暇あればや」と云う意味になるから、「暇があるからか」に近い訣だが、『新古今』の時代には、古い形の「暇あれや 」が一つのイディオムとしてひとかたまりで受けとられて、意味がずれて取られるようになった。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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馬は草をたべてゐる
尻尾も背中も鬣も ぐつしよりと濡れそぼつて
彼らは草をたべてゐる
草をたべてゐる
あるものはまた草もたべずに きよとんとしてうなじを垂れてたつてゐる
雨は降つている 簫々と降つている
山は煙を上げてゐる
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草をたべてゐる
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