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倉橋の山を高みか夜ごもりに出で来る月の光ともしき

作者:間人大浦(はしひとのおおうら) 出典:[万葉集3]290/293
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.117

倒置表現になっている。散文的表現なら、「月の光ともしき (は) 倉橋の山を高みか -- 倉橋の山が高いからか --」となる。
「夜ごもり」は「夜深い」ことだが、この歌は、詞書「間人宿祢大浦が初月の歌二首」の第2首。「初月」の訓は「みかづき」。つまり、詞書と歌の内容が一致しない。ちなみに、第1首は「天の原振り放け見れば白真弓張りて懸けたり夜道はよけむ (間人大浦 [万葉集3]289/292)」。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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