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君がせぬわが手枕は草なれや涙のつゆの夜な夜なぞおく

作者:光孝天皇 出典:[新古今和歌集15]1349
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.292

「君がせぬ」。助詞「が」の下に「する」と云う動作が来ている。つまり「が」と動詞が結びついている。光孝天皇御製で、お妃に贈った歌。ずっとご無沙汰していたものだから、機嫌を取っている。『日本語で一番大切なもの』では解が付いていないので、一応付けておく:「あなたが私の手枕で寝てくれないので、草でもないのに、そこには毎夜涙の露が降りています」。暗に「手枕」と「草枕」との対比が下敷きにされている。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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