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逢ふことを今日松が枝の手向草幾よしをるる袖とかは知る

作者:式子内親王 出典:[新古今和歌集13]1153
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.124

反語「かは」を使っている例。「松が枝の手向草」により、本歌「白波の浜松が枝の手向草幾世までにか年のへぬらむ (川島皇子;山上憶良 [万葉集1]34)」に従って (本歌の「世」を「夜」に直して) 「幾夜」を導くが、同時に「待つ間」の長さをほのめかしている。「今日の逢う日をずっと待っていましたけれど、お待ちするその間、幾夜涙のせいで袖がしおれているかは知らないでしょう」。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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