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梅が香をたよりの風や吹きつらん春めづらしく君がきませる

作者:平兼盛 出典:[後拾遺和歌集1]50
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.298

大野晋の説明:「君がきませる」と連体形で終わっているが「君がきませることよ」と補うと分かる。「が」の解釈には「体言 + が + 体言」が大原則だということを覚えておくと、かなり解ける。
詞書は「屏風のゑにむめの花ある家にをとこきたる所をよめる」。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

補足
「愛づらし」と「珍し」とがかけてある。この「風」は「東風」と限らなくても良いだろう。
私なりの解を付けておく:「梅の香と云う縁を運ぶ風が吹いているようです。春に心引かれたあなたが珍しくいらしてくれました」

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