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相飲まむ酒ぞ

作者:2首該当。聖武天皇又は孝謙天皇 出典:[万葉集6]973/976又は[万葉集19]4264/4288又は
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.19

助詞「ぞ」の用例。奈良時代以前は「...である」に相当する助動詞の役をする言葉が発達していなかったから、名詞に「ぞ」を直接付けた。

[万葉集6]973/976:
食す国の 遠の朝廷に 汝らが かく罷りなば 平けく 我れは遊ばむ 手抱きて 我れはいまさむ 天皇我れ うづの御手もち かき撫でぞ ねぎたまふ うち撫でぞ ねぎたまふ 帰り来む日 相飲まむ酒ぞ この豊御酒は (聖武天皇 [万葉集6]973/976)

[万葉集19]4264/4288:
そらみつ 大和の国は 水の上は 地行くごとく 船の上は 床に居るごと 大神の 斎へる国ぞ 四つの船 船の舳並べ 平けく 早渡り来て 返り言 奏さむ日に 相飲まむ酒ぞ この豊御酒は (孝謙天皇 [万葉集19]4264/4288)

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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