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其信教法師めが、浄海を平氏のぬかかす、武家のちりあくたとかくべき様はいかに。

作者:未確認又は該当情報なし 出典:[(覚一本)平家物語7]「願書(がんじよ)」
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.424

「が」は連体形「べき」に係っていて、「ぞ」と同じ機能を果たしている。「が」が係助詞として働いている注目すべき例。(岩波文庫『平家物語三』p.30)

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

補足
[平家物語7]「願書」
此覚明はもと儒家の者也。蔵人道広とて、勧学院にありけるが、出家して最乗房信救とぞ名のりける。常は、南都へも通ひけり。一とせ高倉宮の、園城寺に入らせ給ひし時、牒状を山・奈良へつかはしたりけるに、南都の大衆、返牒をば此信救にぞかゝせたりける。「清盛は平氏の糟糠、武家の塵芥」とかいたりしを、太政入道大にいかッて、「何条其信救法師めが、浄海を平氏のぬかかす、武家のちりあくたとかくべき様はいかに。其法師めからめとッて死罪におこなへ」との給ふ間、南都をば逃て、北国へ落くだり、木曾殿の手書して、大夫房覚明とぞ名のりける。(岩波文庫『平家物語三』p.30)

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