« 盛りなりき | トップページ | 桜花また見むことも定めなき齢ぞ風よ心して吹け »

桜色の庭の春風跡もなし訪はばぞ人の雪とだに見ん

作者:藤原定家 出典:[新古今和歌集2]134
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.109

「ぞ」による係結びの例。「訪はばぞ」で、助詞の「ば」を「ぞ」が受けている。
「ぞ」の使い方がひじょうに自由になってきていて、「ぞ」は投げ込むだけの、強めの助詞というようになっている。
「桜色に吹いていた庭の春風 (花の嵐) は跡もないけれど、訪ねてきてくれるなら、(花びらの) 雪が積もっているというくらいまでなら見立てることができるでしょう」。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

|
|

« 盛りなりき | トップページ | 桜花また見むことも定めなき齢ぞ風よ心して吹け »

『日本語で一番大事なもの』」カテゴリの記事

日本語/和文」カテゴリの記事

詩/文藝」カテゴリの記事

読み物・書き物・刷り物」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40172/40451854

この記事へのトラックバック一覧です: 桜色の庭の春風跡もなし訪はばぞ人の雪とだに見ん:

» 庭 跡 についてー 北条氏の旧館跡かつ、堀越公方さんの館の庭だった場所 … [庭 跡 のお話]
"北条氏の旧館跡かつ、堀越公方さんの館の庭だった場所・・・" [続きを読む]

受信: 2008年4月 5日 (土) 00:39

« 盛りなりき | トップページ | 桜花また見むことも定めなき齢ぞ風よ心して吹け »