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われこそは憎くもあらめわが宿の花たちばなを見には来じとや

作者:不詳 出典:[万葉集10]1990/1994
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.143, p.177

「こそ...め」の已然形係結びの例。大野晋の説明と解:男と女が喧嘩して、男が女の家から怒って帰った。女は男に挨拶の歌を贈った。「われこそは憎くもあらめ」の意味は「私のことは憎いでしょうけれど」で (つまり「こそ」の結びは「ど型」)、だから私には会いにこなくてもいい。「(...けれど、)私の家の花たちばながきれいに咲きました。その花は見には来ないと云うわけですか」。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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