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念しもへば (おそらく「念(おもひ)し念(おもへ)ば」)

作者:「念し念へば」」ならば作者不詳 出典:「念し念へば」ならば [万葉集7]1132/1136
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.323

「し」の使用例。下に条件句が来ている。「夢のわだ言にしありけりうつつにも見てけるものを思ひし思へば (作者不詳 [万葉集7]1132/1136)」。

「夢のわだ」は、象の小川の水が吉野川に流れ落ちるところを指す。絶景として万葉人の「憧れの地」だった。一応、私 ([ゑ]) なりの解を付けておく:「『夢』のわだと云うけれど、夢ではなかったのだな。こうして現実に見たのだからな。強く願ったお蔭だな」。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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