« 由良のとを渡るふな人かぢをたえ行方も知らぬ恋の道かも | トップページ | よしさらば後の世とだに頼めおけつらさにたへぬ身ともこそなれ »

能く渟れる水かな

作者:未確認又は該当情報なし 出典:常陸風土記
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.11, p.20

奈良時代の「かな」の用例はこれ一つ。

奈良時代に「かな」の用例が他に存在しないので、「かな」が上代東国方言であろうと推定されるが、(以下『日本語で一番大切なもの』p.28) 厳密には上代東国語にそうした例があるとだけしか言えない。

参考 ([常陸國風土記])
郡の東十里に桑原の岳あり。昔、倭武の天皇、岳の上に停留り給ひて御膳を進奉りき。時に水部をして新ち清井を掘らしめしかば、出泉淨く香り、飲み喫ふに尤好かりき。勅り給ひしく「能く渟れる水かな」 [俗によくたまれるみづかなといふ] と宣り給ひき。是に由りて、里の名を田餘と謂ふ。[以下略す] (岩波文庫『風土記』 p.55)

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

|
|

« 由良のとを渡るふな人かぢをたえ行方も知らぬ恋の道かも | トップページ | よしさらば後の世とだに頼めおけつらさにたへぬ身ともこそなれ »

『日本語で一番大事なもの』」カテゴリの記事

日本語/和文」カテゴリの記事

詩/文藝」カテゴリの記事

読み物・書き物・刷り物」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40172/40566473

この記事へのトラックバック一覧です: 能く渟れる水かな:

« 由良のとを渡るふな人かぢをたえ行方も知らぬ恋の道かも | トップページ | よしさらば後の世とだに頼めおけつらさにたへぬ身ともこそなれ »