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わたつみの海に出でたる飾磨川絶えむ日にこそわが恋やまめ

作者:遣新羅使 出典:[万葉集15]3605/3627
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.386

「こそ」の用例。
大野晋の解と説明は以下の通り:「海に流れている飾磨川の水が絶えている日はないように、私のこの恋の思いはやむ時はないにちがいない」。「絶ゆる日にこそ」ではなくて「絶えむ日にこそ」と言っている。「絶ゆる日」と言うと、明らかに絶えるのが目の前に確かにある感じになるが、「絶えむ日」と言うと、それは自分の観念の中で思っていることだと云うことを、ちゃんと表わしている。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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