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しただみをイ拾ひ持ち来て

作者:不詳 出典:[万葉集16]3880/3902
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.328

『万葉集』中接頭辞イを有し、文脈から平面上の移行に関する意味を有すると判断できる動詞の8例の一つとして、大野晋が挙げているもの。

[万葉集16]3880/3902
鹿島嶺の 机の島の しただみを い拾ひ持ち来て 石もち つつき破り 早川に 洗ひ濯ぎ 辛塩に こごと揉み 高坏に盛り 机に立てて 母にあへつや 目豆児の刀自 父にあへつや 身女児の刀自 (作者不詳 [万葉集16]3880/3902)
「しただみ」は小さい巻貝類の総称。「目豆児」・「身女児」の訓は、それぞれ「めづこ」・「みめこ」。ママゴトの歌。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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