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今はとて君が離れなばわが宿の花をばひとり見てやしのばむ

作者:読人しらず 出典:[古今和歌集15]800
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.300

「が」の上下は体言又は体言相当であるのが原則だが、例外があって、下に、未然形+「ば」が付くことがある。これは、其の一例で、「が」の下が「離れなば」になっている。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

補足
言うまでもないが、「離れ」と「枯れ」とは同音で、「花」はその縁語である。また「離れ」と「ひとり」も縁語。「花」と「見て」が縁語。「君」と「わが」が縁語。

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