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あしひきの山桜戸を開けおきてわが待つ君を誰かとどむる

作者:不詳 出典:[万葉集11]2617/2624
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.117

係結びに発展して行く倒置表現の例。通常なら、「わが待つ君をとどむる (は) 誰か」、つまり「恋人が来てくれないのは、誰かが邪魔をしているんだろう」。
大野晋の説明:おそらく、相手には別のもう一人女の人がいる。その女の人は誰だと、男ににじり寄っている感じ。
「山桜戸」は、山桜の木で作った戸。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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