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社し無かリせば

作者:佐伯赤麻呂 出典:[万葉集3]404/407
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.323

「し」の使用例。下に条件句が来ている。「ちはやぶる神の社しなかりせば春日の野辺に粟蒔かましを (作者不詳(娘子) [万葉集3]404/407)」。この歌の詞書は「娘子、佐伯宿禰赤麻呂が贈る歌に報ふる一首」。「粟蒔かまし」に「逢はまかまし」を掛けている。「佐伯宿禰赤麻呂が贈る歌」は見当たらない。

参考 (この歌に続く2首):
  佐伯宿禰赤麻呂がさらに贈る歌一首
春日野に粟蒔けりせば鹿待ちに継ぎて行かましを社し恨めし
(佐伯赤麻呂 [万葉集3]405/408)
  娘子がまた報ふる歌一首
我が祭る神にはあらずますらをに憑きたる神ぞよく祭るべし
(作者不詳(娘子) [万葉集3]406/409)
「社」や「神」が、赤麻呂の「妻」をたとえるのに使われいてる。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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