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足柄の八重山越えていましなば誰をか君を見つつしのはむ

作者:上総国郡司妻女等 出典:[万葉集20]4440/4464
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.374

大野晋の解は「あなたが足柄山を越えて都へお帰りになられたら、誰をあなたに似る人と見たててあなたをおしのびしたらいいでしょう」。村人から尊敬親愛されていた大原真人今城が都に帰ることになったとき謡われた歌2首の第1首。

第2首は「立ちしなふ君が姿を忘れずは世の限りにや恋ひ渡りなむ (上総国郡司妻女等 [万葉集20]4441/4465)」
尊敬していた人物が身近から失われた時、容姿の似た人物を本人の代わりに立てると云う風習が古代日本に逢ったかどうかは、本ブログ作成者は無知。ただし、これは孔丘没後の儒教教団の逸話を連想させる。「孔子既没、弟子思慕、有若状似孔子、弟子相与共立為師、師之如夫子時也。 (司馬遷 『史記』[仲尼弟子列伝:有若])」

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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