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東国北国の背くだにあるに、南海西海かくのごとし

作者:未確認又は該当情報なし 出典:[平家物語6]飛脚到来?? 「入道死去」の可能性が有る
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.255

中世での「だに」の用例。「さへ」に取って代わるようになっていた「だに」は、中世になると、その後に「まして」や「いはんや」を導くようになった。この引用例では「東国・北国の背くだにあるに」に「(まして)南海・北海」と続いている。

参考:岩波文庫版では、[平家物語6]「飛脚到来」には「東国のそむくだにあるを、北国さへこはいかに」(岩波文庫『平家物語二』p.282)と「東国・北国のそむくだにあるに、こはいかに」(岩波文庫『平家物語二』p.284)がある。「入道死去」では「凡(およそ)東国・北国ことごとくそむきぬ、南海・西海かくのごとし」(岩波文庫『平家物語二』p.286。「ことごと」の「ごと」は「くの字点濁点付」)になっている。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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