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わが故に思ひな痩せそ秋風の吹かむその月逢はむものゆゑ

作者:遣新羅使 出典:[万葉集15]3586/3608
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.351

「ものゆゑ」の用例。大野晋の解:「私のことを思って痩せたりしないで下さい。秋風の吹くその月には必ず逢うものと決まっているのだから」。出発に際して男から、残る女へ贈った歌。

出発は天平8年6月だったので、男はすぐにでも帰ってくると詠んだわけだが、実際の帰還は翌天平9年春だった。

参考 (「筑紫を廻り来て、海路にして京に入らむとし、播磨の国の家島に至りし時に作る歌五首」(詞書) の第2歌):
草枕旅に久しくあらめやと妹に言ひしを年の経ぬらく (遣新羅使 [万葉集15]3719/3741)

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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