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この照る月は満ちかけしけり

作者:不詳 出典:[万葉集3]442/445
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.27

気付きの助動詞「けり」の例。
この照る月は満ちかけしけり」とする例は発見できなかったが、恐らく次のものが該当すると思われる:「世間(よのなか)は空しきものとあらむとぞこの照る月は満ち欠けしける (作者不詳 [万葉集3]442/445)」。「世間」の訓は「よのなか」。

ただし、次の例もある:
こもりくの泊瀬の山に照る月は満ち欠けしけり人の常なき (作者不詳 [万葉集7]1270/1274)

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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