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春雨ににほへる色もあかなくに香さへなつかし山吹の花

作者:読人しらず 出典:[古今和歌集2]122
中公文庫版『日本語で一番大切なもの』p.237

「さへ」の用例の歌だが、「にほふ」が色だとはっきり分かる例。『日本語で一番大切なもの』p.236 の「手にとれば袖さへ匂ふをみなへしこの白露に散らまく惜しも (作者不詳 [万葉集10]2115/2119)」を参照。

[ゑ] 補足:ヤマブキの花には香と言えるような香はなかったと思うので、やや不審。ただし、「色も香もなつかしきかな蛙鳴く井手のわたりの山吹の花 (小野小町 [新後拾遺和歌集2]145)」と云うものもあることはある。

本記事は、極めて長文である [nouse: 大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』引用文索引] (2008年3月1日[土]) から同一引用文に係る項目を分離独立させたもので、内容に実質的な変化はない。

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