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アーリオ・オーリオとデスペラート

きっかけは単純なことだった。「スパゲッティ・アーリオ・オーリオ(もしくはスパゲッティ・アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ)は、スパゲッティ・デスペラートと呼ばれることもある」と云う、何処かで聞きかじった「豆知識」が本当かどうか確かめたかっただけなのだ。

実際、次のような書き込みがネット上でも見つかる。

僕が最初に出会ったレシピは、西麻布・カピトリーノのオーナー・シェフ、吉川敏明さんのものでした。ちなみに、吉川さんは、僕たちが「ペペロンチーノ」と呼んでいるパスタ料理をイタリア南部を代表するスパゲティ料理・ディスペラート(Spaghetti di disperato)として紹介されています。--ディスペラート - 関心空間

[86]そんな訳だから、一応書いとこうかな、ペペロンチーノ、アーリオ・オーリオとかディスペラートとかも言ったっけ。--ロフトワーク - 料理は楽し「家のフライパン32cm」 / HUMMING PAPA--2005/01/29 (PAPA)

なお、所謂「ペペロンチーノ」については、次のサイトも参照のこと: ペペロン@wiki

一方「デスペラート」に就いては、次のような情報もある。

このスパゲッティがなぜ野菜メニューなのかをご説明します。一見ボロネーゼ(=ミートソース)にも見えますが、実は肉類は一切入っておりません。
玉ねぎやにんじん、セロリ、シメジなど数種類の野菜&きのこでできたソースなのです。ぜーんぶみじん切りにして、オリーブオイルで炒めてトマトを加えて煮る作り方はミートソースとまったく同じです。
夫は、しばらく食べた後に「これって何スパゲッティだと思って食べてる?」と尋ねると、「ミートソース」と何の疑問も持たずに答えておりました。やったね^^v
ところでこれは、若かりし頃に通っていたお店(ヒント:代官山にあるオペラの名前のお店です。)にあったメニューを再現したものなのですが、たしかデスペラート(=絶望)という名前で、こんなふうに野菜だけで作られたトマト味でした。私はてっきり「肉かと思いきや貧しいかな野菜だった」というところで「絶望」というネーミングだと思っていたのですが、「絶望」と名の付くスパゲッティはもっともっとシンプルなものもあったりして、果たしてこのメニューの名前が本当に「絶望」で合っているのかいまだに自信がありません。--スパゲッティ・デスペラート? (心地*e-style(ここちいーすたいる))

[削れるところが無かったので全文引用した。--ゑびすや]

と云う訣で、ネットでレシピ(ricetta/複数形 ricette)を探してみた。

その結果は精粗参差なんだが、玉石混淆を厭わず、それらを今後紹介していく。その結果がどうなるか、今のところ私には分からない。

ここで一言注意しておくと、「スパゲッティ・アーリオ・オーリオ(・ペペロンチーノ)」は "spaghetti aglio olio" と字面を並べていけば検索(Google。以下同じ)できるが、「スパゲッティ・ディスペラート」の場合は "spaghetti disperato" では検索でヒットする可能性は極めて少ないと云うことだ(引用符を除けば、それなりにヒットするが、"I'm Feeling Lucky." とは程遠い結果になる)。

これは "spaghetti disperato" の形では "disperato" が形容詞の男性単数形と判断されることになるが、そうすると男性複数形である "spaghetti" と数が一致しないためだ。したがって、形容詞を男性複数形である "disperati" に直して "spaghetti disperati" の形で検索する必要がある。

ついでに書いておくと、"Spaghetti di disperato" でヒットするのは、本稿作成時では日本語サイトだけである。似た表現で、イタリア語サイトもヒットさせるフレーズは "Spaghetti alla disperata"

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