平成壬辰年還暦所感

馬齢六十を重ね 豈猶能く龍馬たらむや 駑馬は一歩を継ぐに一歩を以てし 一簣の後に一簣を覆すのみ

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メモ:ちくま学芸文庫 [P.A.M. ディラック「一般相対性理論」] 中の誤植及び微妙訳

P.A.M. ディラック「一般相対性理論」(ちくま学芸文庫版) は、拾い読みをしてあっただけなのに気付いて、通読してみた。 百数十ページほどのものだから「通読」は、大袈裟かも知れない。ま、つまりは、最初から順々に読んで行った訣だ。で、「最初から順々に読んで」行くと、これが楽しかった。一般相対論の基本的な式が、次々と鮮やかに導出されていく。 一般相対論の「入門書」としては、微妙かもしれないが、一般相対論の基本的知識を「お浚い」するためには、「絶好」と言えると云うのが、読後感だった。 で、以前、拾い読みした時にも、気が付いたのだが、ちくま学芸文庫版 [一般相対性理論] (P.A.M. ディラック) には、幾つか誤植がある。全て軽微なもので、一読して気が付くから、理解に妨げになるようなことはないだろうが、今回の通読を良い機会としてまとめておく。それから、読んでいて、翻訳が「不馴れ」な感じのところ...

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一様質量密度球体の内部重力ポテンシャル ([メモ:CERN の所謂「ニュートリノ速度の測定」に就いて。或いは、「いい根性の人々」と「いい面の皮の人々」がいる風景] 補足)

[メモ:CERN の所謂「ニュートリノ速度の測定」に就いて。或いは、「いい根性の人々」と「いい面の皮の人々」がいる風景] (2011年10月25日 [火]) において、次のように私は書いた。 静止している一様密度の球体内部のポテンシャルは、球座標でニュートン・ポテンシャルの積分をすれば、高校生レベルの式の変形 --要するに、余弦公式だが-- を使って求めることが容易に出来る (今読み返してみると、書き流してあるところがあって、「お恥づかしい代物」だが、今回の記事の主題なので、そのまま引用しておく。) ところで、良く知られているように [ガウスの定理] や [ポアソン方程式] を用いた議論から、球対称の質量分布が作るニュートン・ポテンシャルが、総体として、ある注目点に与える重力ポテンシャルエネルギーは、その注目点と球中心との間の距離のみに依存し、更に具体的には、球の中心からその距離以内に存在...

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メモ:CERN の所謂「ニュートリノ速度の測定」に就いて。或いは、「いい根性の人々」と「いい面の皮の人々」がいる風景

既に旧聞に属するが「ニュートリノが光より速く移動する」ことが分かったので「アインシュタインの特殊相対性理論が覆された」と云った話題がネットの一部で流れて、その余響のようなものは今だに残っている。 2次情報ではあるが、一応まともな所は、雑誌 Nature 電子版の [Particles break light-speed limit : Nature News] (2011年9月21日) あたりだろう。それ以外では「盛り上がり方」は [スラッシュドット・ジャパン] の [CERN、ニュートリノの超光速での移動を計測] (2011年9月26日) 及び [光速超えのニュートリノ、米フェルミ研究所で再検証へ] (2011年9月28日) を見ると、あらましは分かる。 それによると「ニュートリノは光より 0.0025% 速い」(CERN、ニュートリノの超光速での移動を計測) と云う結果が得られたことに...

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「门内有径」の意味

今朝程 (2011/09/17 07:06:49)、キーフレーズ [门内有径 日本語 意味] で、このサイトを訪問された方がいらしたようだ。 まぁ、順当に考えて、これは「門」(「门」は、「門」の簡体字) の「内側」には「小道」があると云うことでしょうね。まとめれば「門の内側には小道がある」。 視点を門の外側に置くなら「門の向こう側には小道がある」と云う訳し方も可能でしょう。 大きなお世話ながら [门内有径] で検索してみると、これは、林語堂 (林语堂, Lin Yutang) が、或るアメリカ人に対して、中国人の理想の暮しを表現したものとして引用したと云う明代の書家・画家 [陳継儒] (陈继儒/陳繼儒) の「小窗幽记」(「醉古堂剑扫」とも。日本新字体ではそれぞれ、「小窗幽記」及び「醉古堂剣掃」) に収めれた (巻六 [集景]) 一節 门内有径,径欲曲;径转有屏:屏欲小;屏进有阶,阶欲平;阶...

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Errata and Typographical Remarks on Alan Turing's "On Computable Numbers, with an Application to the Entscheidungsproblem"

INTRODUCTION I'm writing this article to provide you a list of typos found in Alan Turing's [main paper 1937](1) as well as a few typographical remarks. Punctuative and other trivial errors are excluded from the list. (e.g., “If there is no .” should read “If there is no .” in the first right column on p.237.) None of his own peculiar wording, some of which appear to me too informal, are taken in either. (e.g., on p.237, he wrote “= , say” where I would write “=, say, ”, and “the first symbol marked ”, “the first symbol marked with ”.) The first half of the paper shows tables describing how the machine (the Turing Machine, which has a format superficially different from the current versions) computes. Unfortunately, there are no captions nor sections in those tables. With different numbers of lines in columns from table to table, the line number can't be effectively used to locate a letter/word on a page. Therefore, I will quote a piece of text including a concerned point for an enough length when I think it helps you to find quickly where the issue is. Notes on the mathematical font: The fraktur font used here is a little different from the one seen in the [main paper 1937]. Though, they are so similar as to cause no difficulties, I believe. As for the script font, contrarily, the discrepancy is so great that I wish you cautious not to be misled by the different appearances of the typefaces. LIST page 238, rows 6-7 of the table It reads as follows: However no typos are seen here, it may puzzle you until you realize that there are two different letters and , which look quite alike in the original copy of the [main paper 1937]. Worse, using the Latin letter deviates from Turing's own general convention of using a small Greek letter for a symbol (cf. p.236, l.1). The table should be rewritten by replacing with a small Greek letter, say , as follows: page 238, row 8 of the table: The row should read Here, the subscript “1” after in is an error for a comma “,”. page 239, rows 1-7 of the table: Two -functions and are defined as follows: Notwithstanding, neither appears again in the paper. Instead, an -function is used where should be. We must amend the original text to adopt only...

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ブログテンプレート変更

本ブログ (nouse) のテンプレートを、2007年4月21日(土) から使用してきた [ノート(2列左)] から [シンプルコレクション2/ブラウン(2列左)] に変更した。記事本体部分の幅をひろくするのが目的である。 対比のため、以前のテンプレートによるイメージを左側に、新しいテンプレートによるイメージを右側に示しておく。

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埼玉県越谷市 [慈眼寺] の地口行燈

もう一昨日になってしまったが2011年8月16日の [@nifty:デイリーポータル Z] の 記事 [お寺プロレスに行ってきた] ([大坪ケムタ] ) で、埼玉県越谷市の [慈眼寺] (埼玉県越谷市 大字大泊104番地) で行なわれた「お寺プロレス」が紹介されていた。 その概括的情報に就いては [8月7日はお寺プロレス!|プロレス文藝] から得られるし、また、その内容の詳細は大坪さんの上記記事そのものに依っていただきたいが、実は、私が一番興味深く思ったのは、「プロレス」ではなくて、慈眼寺の「お祭り仕様」の一例として取り上げられていた、大坪さんの言う所の「あちこちに貼られたむだ絵風な何か」であり「なんとなく風流ではあります」と形容されている [地口行燈] だった。 「地口行燈」に就いては、都筑道夫が [なめくじ長屋捕物さわぎ] 中の一篇「鶴かめ鶴かめ」の中で、次のように叙述している。  親...

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米国での地震時での個人の対応行動指針 ("Drop, Cover and Hold on")、及び「構内放送」(「場内放送」等) 例文

最近時々、[地震 放送 英語例文] と云うたぐいのキーフレーズでこのサイトを訪問された方がいらっしゃるのだが、そうした時、少し考えただけで、調べることはなく、そのままにしてしまってきた。調べても、ハカバカしい結果は得られそうもない (ヨリ正確に言えば「マト外れな結果」しか得られないだろう) と思ったからだ。 それどころか、踏み込んで言ってしまうなら、英語かどうかに限らず、大地震の発生中は、遠隔地はともかく、震央近くで、その地震のただ中にいる人々にとって「放送」は役に立たない。放送施設が利用可能であり得るかと云う問題もさて措き、「放送」を行うことで、むしろ現に地震発生の渦中にある人々の注意力を削いでしまうことになりかねない。むしろ大切なのは、日常時での、地震発生時の対応方法 (勿論、極めて限定的な行動しか出来ない訣だが、だからこそ、最も有効な行動) を明瞭簡潔に示したガイドやマニュアルの周知...

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韓国語で「避難所」

本日午後 (2011/07/29 14:28:02)、キーフレーズ [韓国語で避難所を言うと] で、このサイトを訪問された方がいらしたようだ。 取り敢えずは「避難處」を、そのままハングル化した「피난처」ではどうだろうか。カタカナ化すると、多分「ピーナンチョ」ぐらいになるのではないかと思う。

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「東日本大震災」の文脈内での「避難所」・「避難者」・「避難者数」の英訳

いささか「時務」に亘る話柄なので、本ブログの趣意に悖るが、かなり頻繁に関連するアクセスがあるので、簡単に書いておく。 シバシバ日本人が書く英文において「避難」の英訳として用いられる "evacuation" は、その中心にあるのは「無人化」と云う概念であり、現在日本社会に馴染みやすい用語を使うなら「退避指示」又は「退避勧告」又は「立ち入り制限 (命令)」(本来「命令」と云う言葉を付けるべきなのだろうが、日本の行政は「命令」と云う言葉を使いたがらないようだ) が最も妥当することになるだろう。 今回の「東日本大震災」で実行されたかどうか寡聞にして知らないが、災害時の "evacuation" には、所謂「ペット」や家畜の "evacuation" もあり得る。この場合は「無人化」と云う用語は馴染まない訣だが、発想は「無『人』化」と同じ...

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891個のファインマン・ダイアグラム

本日未明 (2011/07/19 03:06:31)、キーフレーズ [ファインマン ダイアグラム 891個] で、このサイトを (直接?) 訪問された方がいらしたようだ。 しかし、ここのような中途半端なことばかりが書いてあるブログよりも、木下東一郎の原論文 "Improved α4 Term of the Electron Anomalous Magnetic Moment" を読まれた方が良いのではないか? 簡単には arXiv 所収のプレプリントが "Improved α4 term of the electron anomalous magnetic moment" で入手可能である。

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ドイツ語と英語の初歩。または、私は如何にして心配するのを止めて [メモ:2011年6月8日 (水曜) 朝日新聞朝刊 [天声人語] 中の「ゲーテの言葉」] 補足を書くことになったか

[メモ:2011年6月8日 (水曜) 朝日新聞朝刊 [天声人語] 中の「ゲーテの言葉」: nouse] (2011年6月10日[金]) を書いた時、そのうち、ゲーテの研究者ならずとも、どこの誰かが、問題の2011年6月8日付けの [天声人語] の文章に対して、議論の精粗はあるにしても何らかの形で「間違いの指摘」をするだろうと思っていた。 言葉に対しまともなセンスを持っている者が、「天声人語」中の「ゲーテの言葉」(〈行き先を知らずして、遠くまで行けるものではない〉) を読んだなら、それが警句の態をなしていないことに気づく筈で、そして読者がドイツ語又は英語に若干の知識があって、自分が感じた違和感から、「ゲーテの言葉」の出典を調べたとするなら、容易に、英文で One never goes so far as when one doesn't know where one is going...

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アッカーマン関数の計算プログラムの実例を示したウェブページ

[アッカーマン関数 (Ackermann function) Ack(4,2) の 19729 桁] (2011年6月3日[金]) に補足して、アッカーマン関数の計算プログラムの実例を列挙したウェブページがあるので紹介しておく。それは [Rosetta Code] と云うサイト内ののウェブページ [Ackermann function] (last modified on 8 June 2011, at 23:01. available under GNU Free Documentation License 1.2.) である。 詳細は原文を参照して頂くことにして、そのうちの幾つかを紹介すると (私はプログラムのことは全く分からないので、引用の仕方が間違えているかもしれない。その場合は悪しからず。。。): C #include <stdio.h> #include <s...

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メモ:2011年6月8日 (水曜) 朝日新聞朝刊 [天声人語] 中の「ゲーテの言葉」

日付が変わってしまったので、昨日の話になるが、先程、1日遅れでたまたま手にした「2011年6月8日 (水曜) 朝日新聞朝刊 (東京本社13版)」を流し読みした所、[天声人語] がこう始まっていた (現時点では、同内容の物がウェブ上の [asahi.com(朝日新聞社):天声人語 2011年6月8日(水)] で見ることができる)。 〈行き先を知らずして、遠くまで行けるものではない〉。ゲーテの言葉である。目的地が定まらないと足取りが重くなる。そんな意味だろう。逆に、確かな目標があれば急坂や回り道をしのぎ、転んでも起き上がり、大きな事を成せる --2011年6月8日 (水曜) 朝日新聞朝刊 (東京本社13版) 第1面 [天声人語] これを読んだ時の、私の感想は「ヤッチマッタナー」(© クールポコ) と云うものだった。箸にも棒にも掛からない詰まらないことを「したり顔」(最近は「ドヤ顔」と謂うらしい...

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